TOEIC初心者の勉強法

「TOEICをはじめて受けてみようと思うけれど、何から勉強していいかわからない」

はじめてTOEICを受ける人ならみんなが抱える悩みですよね。

わたしもTOEICを受験しようと勉強をはじめた頃は同じ悩みを持っていました。

でもTOEICは問題に慣れれば初心者でも高い点数を取るのは難しくない試験なのです。

ただ最初にTOEICの勉強法がわからず、闇雲に勉強を始めた結果、挫折してしまったという人も多くいます。

TOEIC初心者の人に大切なのは、まずTOEICの勉強法を身につけること。

勉強のやり方やコツがわかれば、初心者でも挫折することなくTOEIC試験の勉強ができるでしょう。

この記事ではTOEIC初心者のあなたが目標点数をクリアするためにまずやることと、具体的な勉強の方法をわかりやすく解説します。

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TOEICは取り組み始めた最初こそ難しく感じますが、問題に慣れれば勉強もどんどん進むようになりますよ。もし何からはじめればいいかわからない人は、とりあえずこの記事に従って教材を準備して、勉強をはじめてみてください!

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TOEIC初心者が挫折しないTOEIC勉強のコツ3つ

「TOEICの勉強が思うように進まない……」
「頑張って勉強してるつもりだけど、問題が解けるようにならない……」

こんなふうに思って、TOEICの勉強の途中で挫折してしまうTOEIC初心者はたくさんいます。

TOEICの目標点数を獲得するまでは、できれば途中で挫折したいくないですよね。

そこで、TOEICの勉強を途中で挫折しない3つのコツを紹介します。

初心者向けTOEICの勉強のコツ

  1. TOEIC試験当日までの期間はできるだけ毎日勉強する
  2. TOEICの勉強をムリにしすぎない
  3. TOEICに特化した勉強をする

1. TOEIC試験当日までの期間はできるだけ毎日勉強する

TOEICの受験を決めたら、今日から試験日まではできるだけ毎日TOEICの勉強を行うようにしましょう。

もちろん学校や仕事で忙しい時期もあるでしょう。

でもせっかく頑張って勉強をしても、間をあけてしまうとせっかく勉強したことをほとんど忘れてしまう、なんてこともおこってしまいます。

TOEICは学習教材が豊富にあり、スキマ時間で勉強できるアプリや持ち運べる単語帳などが簡単に探せるので、それらも活用して試験日までは毎日勉強する習慣をつけられるとよいですね。

可能であれば受験時期を調整して、勉強に時間を割けるようにしておくのもひとつの手です。

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わたしも学生のときには夏休みにTOEICの勉強をして夏休みの後半に試験を受けたり、中間・期末試験の時期を避けてTOEICの試験を受けたりして、勉強時間を確保するようにしていましたよ!

2. TOEICの勉強をムリにしすぎない

TOEICの勉強を頑張ろうと思い1日数時間勉強することを決めたものの、それだけの時間が取れなかったり、思った通りのスピードで勉強が進められなかったりして、途中で挫折してしまうTOEIC初心者の人もいるでしょう。

せっかく勉強をしようと決めたのに、ムリをしすぎたせいで勉強が嫌になってしまい、結果として目標のスコアをとれないのはもったいないですよね。

TOEICの勉強にムリは禁物です。

まず1日の学習時間は、あなたの生活に合わせてムリのない範囲で設定しましょう。

もし設定した学習時間が守れない日があったとしても、あまり気にする必要はありません。

10分~15分でもいいので、スキマ時間を活用するなどして工夫しながら勉強を進めてください。

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本当に忙しい時や疲れているとき、勉強が嫌になってしまったときは、少しTOEICの勉強を休憩しても大丈夫。心と身体が回復したら、また勉強を再開するといいですよ。

3. TOEICに特化した勉強をする

TOEICを受けるときは、TOEICに特化した勉強をするように心がけましょう。

TOEIC初心者にありがちなのは「英語の総合力をあげないと!」と思い、高校英語の単語や文法を復習したり、長文読解の勉強を始めることです。

もちろんそういった勉強もまったく効果がないとは言い切れません。

ですがTOEIC初心者が短期間の学習で高得点を取りたいなら、TOEICに特化した単語帳の単語を覚えたり、TOEICの参考書や問題集でTOEICの問題の解き方を勉強して問題演習をするほうが効率的です。

2021年4月現在、TOEICで主流のL & Rテストはリスニングとリーディングのみの試験で、スピーキングとライティングは含まれていません。

そしてTOEICは問題形式や設問形式に特徴のある試験で、出やすい単語もある程度決まっています。

ですからTOEICで点数を取ることに集中した勉強方法を最初に身につけておけば、ムダな勉強を省けますし、より効率よく高得点を目指せるでしょう。

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TOEICを受験する方は、就職や転職のためであったり、学校の単位獲得のためであったりと、目標達成のために受験する人が多いと思います。TOEICを受験する本来の目的を常に意識することも、TOEICの勉強を続けるモチベーションになりますよ!

初心者向けTOEIC勉強を始める前にまずやること4つ

TOEICの勉強をイチから始めるという初心者の方向けに、TOEICの勉強を始める前にまずやることを紹介します。

「TOEICの勉強、なにからはじめていいかわからない」という方は、とりあえず以下4つのことからやってみましょう。

TOEIC初心者がまずやること4つ

  1. 今現在の自分の英語力を把握する
  2. TOEICの目標点数を決める
  3. TOEICの受験日を決める
  4. TOEIC受験のための参考書や問題集を揃える

TOEICの勉強を始めるにあたって大切なことばかりなので、ひとつひとつ丁寧に取り組んでみてくださいね。

1. 今現在の自分の英語力を把握する

まずは今現在の、あなたの英語力を把握しておきましょう。

TOEICをまだ一度も受験したことがない人は、「学生レベル」や「英検の級」を参考に、今の実力で取れるTOEIC点数の目安を確認できます。

TOEICの点数換算表

点数 学生のレベル 英検の級
300点 準2級
400点 高校卒業レベル
500点
600点 大学入試(共通一次試験)レベル 2級
700点
800点 難関大学受験(早慶上智)レベル 準1級
900点
990点 1級

たとえば大学入試レベルの英語が解けるという人は、現在TOEIC600点くらいの英語力があると判断できます。

また英検を持っている人は、英検の級をTOEICの点数に換算したものを参考にするとよいでしょう。

もしより明確に、点数で今の実力を知りたい場合は、一度TOEIC公式問題集を解いてみてもよいと思います。

はじめてTOEIC公式問題集を解いた人はTOEICの問題形式や設問形式にまったく慣れていないので、思うように点数を取れないかもしれません。

ただTOEICの点数が悪くても、勉強を始める前の段階なら問題はありません。

「TOEICってこんな形式なんだ」「難易度はこれくらいか」と実感できればOKです。

TOEICの問題を少し見て「難しそうだし今は解けなさそう……」と思う人は、公式問題集を先に解かなくても大丈夫です。

TOEICの試験まで時間がない人や、TOEICの問題が難しすぎると感じた人は、TOEICの問題形式や設問形式だけ軽く確認するようにしましょう。

2. TOEICの目標点数を決める

続いてTOEICの試験で取りたい目標点数を決めます。

大学の単位獲得や卒業のためにTOEICのスコアが必要という人、そして会社でTOEICスコアの提出が求められているという人は、そのスコアが目標の点数となるでしょう。

就職活動や転職活動で履歴書にTOEICのスコアを書きたいという人は、600点以上を目標にするとよいです。

将来的に英語を使う仕事がしたい人は750点~800点ほどをめざすと選考で有利になってきます。

※応募する企業や職種にもよります。

とくに就職活動や転職活動をするわけではないけれど、TOEICを受けてみようという人もまずは履歴書に記入できる最低ラインである600点を目指してみるとよいですよ。

3. TOEICの受験日を決める

次にTOEICの受験日を決めます。

あなたが大学や会社にTOEICのスコアを提出しなければいけない場合、提出日から逆算してTOEICの受験日を決めましょう。

期限がしばらく先の場合は、念のため、複数回受験するスケジュールを立ててもよいですね。

提出期限がない場合は、あなたの現在の英語力から受験日を決めるとよいでしょう。

たとえば、中学レベルの英文法は大丈夫でTOEICの勉強を今すぐ始められるという人は2ヶ月程度先の日程を設定するとよいと思います。

一方「中学レベルの英文法も不安だ……」という人は、学習期間を長めにとって、3ヶ月程度先の日程で一度受験してみてはいかがでしょうか。

この日程をすすめる理由は、中学レベルの英文法の復習は2週間~1ヶ月程度、TOEICの勉強を一通り終えるのは2ヶ月程度かかるからです。

問題演習をしっかりしてから試験にのぞみたいという人は、さらに2週間~1ヶ月先の日程でもよいかもしれません。

最新のTOEICの日程は、TOEICの公式ホームページで確認できます。

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ちなみにTOEICを受験するには、試験日の約1~2ヶ月前までに申し込みをしておく必要があるので、忘れないようにしましょうね。(申し込み期限は試験日によって異なります)

4. TOEIC受験のための参考書や問題集を揃える

TOEICをいつ受験するか決めたら、次に参考書や問題集を揃えましょう。

勉強に使う参考書選びは、TOEIC初心者にとって重要です。

なぜなら自分に合う参考書と問題集を選ばないと、思ったより点数が上がらなかったり、勉強がしんどくなってしまう可能性があるからです。

あなたの英語レベルによっても、必要な参考書や問題集が異なるので、ここで確認してから購入するようにしましょう。

ここではTOEIC初心者にオススメの教材を5つ紹介します。

TOEICのテキスト購入に迷ったら、とりあえずこちらの5つを揃えておけば試験対策ができるでしょう。

  • TOEIC初心者が準備するべき教材4つ
    • はじめて受けるTOEIC L & Rテスト 全パート完全攻略(参考書)
    • TOEIC公式問題集(練習問題)
    • 金のフレーズ・銀のフレーズ(英単語)
    • スタディサプリ(アプリ・スキマ時間の学習用)
  • 文法や単語が苦手な人向けの追加教材1冊

    中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく(英文法)

TOEIC初心者が準備するべき教材4つ(参考書・問題集・単語帳・アプリ)

まず必ず用意していただきたいのは、TOEICの特徴や解き方の解説が書かれている参考書です。

はじめてTOEICを受ける場合、TOEIC試験の特徴やよく出る問題パターン、選択肢のパターンなど把握していない人が多いと思います。

ですから1冊でよいので、TOEIC試験の総合的な参考書を用意しましょう。

オススメの参考書はアルクの「はじめて受けるTOEIC L & Rテスト 全パート完全攻略(参考書)」です。

はじめて受けるTOEIC L & Rテスト 全パート完全攻略

著者 小石裕子
出版社 アルク
価格 1,980円(税込)

TOEICのスコアアップに必要なパート別攻略法、実力UP勉強法、完全模試すべてが1冊に入ったTOEICの総合対策本。

TOEICの勉強は何からはじめたらよいか、どの本で勉強したらよいかと悩むTOEIC初心者にぴったりの1冊です。

目標や勉強にあてられる時間に合わせて、最低限のところだけの学習から、必要十分な学習、さらには豊富なダウンロード特典も駆使した踏み込んだ学習まで実現できるように設計してあります。

スコアアップのためでなく、本物の英語力アップのために必要な学習法も記載されているので、本書を使い倒すと確実に実力がつきますよ。

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3週間および2ヶ月間、週5日の勉強時間で計画通りに学習を終わらせたいという人には「3週間で攻略 TOEIC L & Rテスト 600点」「2ヶ月で攻略 TOEIC L & Rテスト 600点」もオススメですよ。

2冊めに用意するのは、TOEIC本番の試験に慣れるための「公式TOEIC Listening & Reading 問題集」です。

公式TOEIC Listening & Reading 問題集

出版社 Educational Testing Service
価格 3,300円(税込)

TOEIC本番と同じ形式の試験問題が2回分入っていて、TOEICを受験する人なら必須の問題集です。

TOEIC公式問題集は、リスニングの音声がついているのはもちろん、丁寧な解答・解説もついているので、しっかりと復習もできますよ。

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ちなみにTOEIC公式問題集は、2021年4月現在は7まで出ています。もし1冊では物足りないという人は、6から遡って購入するとよいと思います。

単語帳なら「TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ」がオススメ。

TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ
著者 TEX加藤
出版社 朝日新聞出版
価格 979円(税込)

TOEICの頻出単語が目標点数別にピックアップされているので、複数回受験する人にとっても長く活用できる単語帳です。

「TOEIC L & R TEST出る単特急 金のフレーズ」がむずかしすぎると感じる人は、姉妹図書の「TOEIC L & R TEST 出る単特急 銀のフレーズ」から始めてもよいでしょう。

最後はテキストではないのですが、ちょっとしたスキマ時間に、手軽にTOEICの勉強ができるスマホアプリ「スタディサプリEnglish」を紹介します。

アプリ「スタディサプリ」

参考書や問題集を持ち歩くとなると結構大変だと思いますが、アプリならスマホにダウンロードしておくだけで、手軽に講義が受講できたり練習問題ができるので、活用することをオススメします。

スタディサプリEnglishはTOEIC L & R Test対策コースがあり、月額3,278円(税込)で300本もの講義動画と20回文のTOEIC実戦問題、単語の書き取りなどができるので、オフラインの英語塾に通うよりもお得に学習できます。

TOEICのテストを複数回受験する予定があるなら、12ヶ月パックに申し込む方が月額1,000円ほどお得になります。

文法や単語が苦手な人向けの追加教材1冊

さきほど紹介した参考書や問題集をやってみて、「全然解けない」「解説の意味がわからない」という人は、参考書や問題集を解く前に、中学生レベルの英文法の学習から始める方が効率よく得点につなげられます。

英文法の復習にオススメの参考書は、「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。」です。

中学英語をひとつひとつわかりやすく。

著者 山田暢彦監修
出版社 学研教育出版
価格 2,530円(税込)

中学3年間で学ぶ英文法がこれ一冊に「わかりやすく」まとめられているので、こちらを購入すると間違いないでしょう。

TOEICのテキストを進める学習スケジュール

上記の参考書や問題集、アプリを使って、4ヶ月後のTOEIC受験を想定してスケジュールを立ててみました。

TOEICの学習スケジュール

中学英文法の復習が不要だという人は、2ヶ月目のところからのスタートで大丈夫です。

また上記のスケジュール例では4ヶ月目にTOEIC公式問題集をするかたちになっていますが、必ずしも4ヶ月目まで待たなければならないわけではありません。

学習を始める前の実力だめしで一度問題集をやってみたり、学習がある程度進んで実力を確かめたいというタイミングで解いてみるとよいでしょう。

ちなみに2021年4月現在のTOEIC公式問題集の最新版は7ですが、時間に余裕があれば「6」「5」とさかのぼって演習してもOKです。

※2021年4月現在

このスケジュールはあくまでも一例です。そのまま参考にしていただいてもよいですし、あなたなりのスケジュールにアレンジしてもよいでしょう。

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ここまででTOEICの始める前にまずやること4つを紹介しました。TOEICの勉強をはじめるにあたり、まず何をすればいいか掴めたでしょうか?次の項目からはTOEICの具体的な勉強法を紹介します。TOEIC初心者がスコアアップするのに効果的な方法を中心にまとめましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

初心者向けTOEIC基礎文法の勉強法

TOEIC初心者の人で中学生レベルの英文法に自信のない人は、まずは中学生レベルの英文法の復習から始めましょう。(英語文法の覚え方

TOEICでは一般的に中学生レベルの英文法や単語力が身についていれば、600点程度は十分に取れると言われています。

「中学生の英文法か……時間が経って結構忘れちゃったな……」という人は、中学の基礎文法が学べるテキストを使って復習しておきましょう。

復習しなくてもわかる項目はとばして、よくわからない項目にしぼって学習するとよいですよ。

テキストに限らず、通勤時間等を利用して英語が学べる、学習ツールの活用もおすすめです。

ただ、基礎文法の学習期間は2週間~1ヶ月が目安です。あくまでTOEIC学習の基礎づくりですから、あまり基礎文法の学習に時間をかけすぎないことがポイント。

中学生レベルの英文法は問題ないという人は、中学英文法の勉強はスキップして、さっそくTOEICにフォーカスした勉強を始めましょう。

初心者向けTOEIC頻出単語の勉強法

TOEICの受験を決めたらTOEICに特化した単語の勉強を始めましょう。

TOEICでは出題されやすい単語があるので、それらを集中的に覚えることで効率的に高得点を目指せます。

TOEICはリスニングとリーディングの問題だけですので、正しいスペルが書けるまで単語の練習をする必要はありません。

音声で聞き取れて、単語の意味がわかれば、TOEIC対策としては十分です。

また普段の生活に英語を取り入れると、自然と知っている単語が増えていきます。

洋画や海外ドラマを見たり、好きな洋楽を聞いたりして、耳を英語に慣らすとリスニング対策にもなります。

もしTOEICに備えて単語帳を購入するなら、TOEICに特化した単語帳「TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ」がオススメです。

目標点数別に覚えるべき単語がピックアップされているので、必要な単語を漏れなく学習できますよ。

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TOEIC単語の覚え方については「TOEIC英単語の効率的な覚え方」の記事で詳しく説明しているので、そちらを参考にしてください。

初心者向けTOEICリーディングの勉強法

TOEICのリーディングを勉強するときは、ただ闇雲に英文読解の勉強をするのではなく、TOEICの特徴に合わせて、できるだけ点数が取れるようなトレーニングをすることが大切です。

初めてTOEICの勉強を始める人は、以下の4つを意識して勉強を進めてみてください。

初心者向けTOEICリーディングの勉強法

  • TOEICリーディングパートの問題内容を把握する
  • TOEIC公式問題集などを使って今のリーディング実力を確かめる
  • TOEICリーディングならではの解き方のコツを身につける
  • 速読の方法をマスターする

TOEICリーディングパートの問題内容を把握する

これから初めてTOEICを受験する人は、まだ問題をきちんと見たことがない人もいると思います。

ですから、まずはTOEICのリーディングではどういった問題が出てくるのか、どんな問題パターンがあるのかを把握することから始めましょう。

TOEIC公式ホームページのサンプル問題や参考書、TOEIC公式問題集などでTOEICリーディング問題の問題形式や設問形式が確認できます。

リーディング問題の概要や解き方を解説している参考書を購入した場合は、練習問題に入る前に読んでおき、問題の傾向を頭に入れておくと、効率よく問題を解く練習ができるでしょう。

ちなみにTOEICのリーディングはpart5、6、そしてpart7に分かれています。

TOEICリーディングパート

パート 問題数 問題の内容
part5 30問 短文穴埋め問題
part6 16問 長文穴埋め問題
part7 54問 長文読解

※2021年3月時点

基本的にはどのパートも単語や文法、英文読解のスキルが必要となりますが、各パートの問題傾向を知り、はやく解けるコツを身につければより点数に繋がりやすくなります。

ですから、練習問題を解く前に問題の出題パターンを把握しておきましょう。

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TOEICリーディングの各パートについてよりくわしく解説している「part5,6の解き方のコツ」そして「part7の解き方のコツ」の記事も参考にしてください。

TOEIC公式問題集などを使って今の実力を確かめる

ある程度問題傾向がわかったら、一度実際に問題を解いてみましょう。

リーディング問題の解答時間75分以内にどれだけの問題が解けるのか、今の現状を把握するのが目的です。

問題を解いてみるなら、TOEICの公式問題集である「公式TOEIC Listening & Reading 問題集」を使うとよいでしょう。

おそらく最初は、時間内に全問解ききるのは難しいかと思います。

思ったより難しく感じて、勉強をはじめる前に挫折しそうになるかもしれません。

ですが、この時点で点数が取れなくても全く気を落とす必要はありません。

これからTOEICの勉強をはじめて、解き方のコツを身につければ点数は自然と上がってきますから、まずは現状の確認をしておきましょう。

もしあまりにも問題の意味がわからなかったという人や、点数が250点に届かなかった場合は、中学レベルの英文法から復習することをオススメします。

TOEICリーディングならではの解き方のコツを身につける

TOEICリーディング問題の問題形式や設問形式を確認できたら、TOEICならではの解き方のコツを身に着けましょう。

コツを身につけられれば、英語のスキルが足りなくても点数につなげられます。

TOEICリーディング解き方のコツ7つ

  1. リーディング問題の時間配分の目安を決める
  2. 各パートのインストラクションは読まない
  3. 問題を解くまえに選択肢を確認する
  4. 品詞の接尾辞を覚える
  5. 頻出の接続詞を覚える
  6. part7でよく出る文章のパターンを知る
  7. TOEICリーディングの解く順番を決める

TOEICは受験時間に対して問題数がとても多いので、1問ごとにかけられる時間は20秒~1分程度。

つまり勉強をする時点で、はやく問題を解く力をトレーニングする必要があるのです。

はやく問題を解くために、上記で紹介した解き方のコツを意識しながら勉強を進めましょう。

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TOEICリーディング問題の勉強法や解き方のコツは「TOEICリーディングの勉強法」でくわしく紹介しているので、こちらを参考にしてください。

速読の方法をマスターする

TOEIC初心者の方の中には、「英文は読めるけれど、読むのに時間がかかる」という人もいるでしょう。

TOEICの試験本番は問題文を丁寧に読み、1文ごとに日本語訳をしている時間はありません。

ですからTOEICでできるだけ高得点をとるには、英文を速く読む「速読」のトレーニングもしておくことをオススメします。

速読のトレーニングとしてオススメなのは、スラッシュリーディングです。

スラッシュリーディングとは、英語の語順のまま英文を読む方法で、一文ずつ日本語訳するよりもスピーディーに内容把握ができます。

勉強する段階では、以下のように英文にスラッシュを書き込み、前から順番に読んで、日本語に訳さず内容を読み取る訓練をするといいと思います。

Notice Board Space / Available to Community Groups

Mooringtown Library / is pleased to invite local community groups / to use the free advertising space / on its new notice board, / located outside the front entrance / of the library. / Space on the board is available / for up to four weeks / at a time.

問題出典)TOEIC公式ページ

ただしTOEIC試験本番では、問題用紙への書き込みは基本的に認められていないので、TOEIC本番までにスラッシュなしで、英文を読み取る練習もしておきましょう。

初心者向けTOEICリスニングの勉強法

ここでは初心者でも簡単にできるTOEICリスニングの勉強法を紹介します。

できるものから、試してみてくださいね。

TOEICリスニング問題の勉強法

  1. TOEICリスニングの問題形式に慣れる
  2. TOEICリスニングの解き方のコツを身につける
  3. オンライン英会話を活用して英語の音声に慣れる
  4. シャドーイングやオーバーラッピングでリスニングの力をつける

TOEICリスニングの問題形式に慣れる

TOEICは形式に慣れることで点数があがりやすい試験です。

TOEICをはじめて受ける人はTOEICリスニングの問題にすこしでも慣れておきましょう。

リスニングは4つのパートにわかれていて、全部で約45分間です。

TOEICリスニング4つのパート

パート 問題数 問題の内容
パート1 6問 写真描写問題
パート2 25問 応答問題
パート3 39問 会話問題
パート4 30問 説明文問題

音声はアメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリアの発音でランダムで読まれ、各設問1回のみ読まれます。

問題によって、問題用紙に選択肢の英文が書かれているものもあれば、選択肢には何も書いておらず、すべて音声のみで答えを選ばなければならない問題もあります。

ですから、各パートの問題の特徴を客観的に観察して、リスニング対策をするようにしましょう。

TOEICリスニングのサンプル問題はTOEICの公式サイトにいくつかのっているので、参考書や問題集を持っていない人は、一度公式サイトでTOEICの問題をチェックしてみてくださいね。

TOEICリスニングの解き方のコツを身につける

TOEICのリスニング問題も、リーディング問題とおなじくパターンがある程度決まっています。

ですから事前に出題パターンを把握して、解き方のコツを身につけておけば、「音声についていけずに解答できなかった」という失敗を防ぐことができます。

たとえば、すぐに実践できる解き方のコツは以下の2つです。

TOEICリスニング解き方のコツ

  1. インストラクションは読まない・聞かない
  2. 正解がわからなくても次の問題に進む

1. インストラクションは読まない・聞かない

TOEICリスニング問題に書かれているインストラクション(説明文)は、いつも同じです。

TOEICリスニングのインストラクション

本番でインストラクションを読まなくてもよいように、勉強の段階でインストラクションに何が書かれているのか日本語訳を確認しておきましょう。

そして練習の段階でも、インストラクションの音声が流れている間に質問文や選択肢を見たり読んだりする癖をつけておきましょう。

2. 正解がわからなくても次の問題に進む

TOEICリスニングでは次々と問題の音声が流れてきます。

1つの問題を解けなくて迷っていると、次の問題の音声を聞き逃す可能性があります。

わたしもTOEIC初心者のころは1つの問題に囚われて、次の問題を何度も聞き逃してしまいました。

せっかく解ける問題があったのに、前の問題でつまずいて聞き逃してしまったらもったいないですよね。

そのためリスニングを最後まで聞いて正解がわからなくても、次の問題にすすむ必要があるのです。

リスニング問題の練習をするときは、本番とおなじように、わからない問題は捨てて、次の問題に進むトレーニングをしておきましょう。

捨てるといっても解答欄を空白にしておくのではなく、「絶対に違う」と思う選択肢を避けて、いずれかの選択肢にマークしておきます。

どれかにマークしておけば、運よく正解しているかもしれないので、空欄だけは避けるようにしましょう。

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TOEICリスニング対策の詳細記事を現在執筆中です!近日公開しますので、もう少々お待ち下さい。

オンライン英会話を活用して英語の音声に慣れる

「リスニングの勉強をしてみたけどやっぱり苦手……誰かに教わりながら勉強したい」
「実際に英語を話したり聞いたりしながら勉強したい」

そんな人はオンライン英会話や、英会話スクールを活用する方法もあります。

誰かから学ぶほうが上達の早い人もいますし、定期的に勉強の機会があることでモチベーションもあがるでしょう。

たとえばオンライン英会話のネイティブキャンプであれば、TOEICに特化したコースもありますし、日本人の先生からもレッスンを受けられます。

ネイティブキャンプのTOEIC対策

月額7,480円(年間割引オプション利用時6,480円)で5~25分のレッスンを回数無制限で受けられるので、忙しい社会人の方でも利用しやすいオンライン英会話です。

TOEICコースの他にも初心者コースや発音コースなどがあり、毎回好きなコースを選べるので、そのときどきに合った使い方ができます。

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ちなみにオンライン英会話のTOEICコースは、月額料金とは別に追加料金がかかることが多いのですが、ネイティブキャンプは月額料金のみでTOEICコースが受けられるので、大変オススメです!今なら7日間の無料体験もあるので、試してみる価値はありますよ!ネイティブキャンプ以外にもTOEIC対策のオンライン講座はいろいろあるので、一度チェックしてみてくださいね!

シャドーイングやオーバーラッピングでリスニングの力をつける

TOEICリスニングスコアを上げたい人はシャドーイングオーバーラッピングを実践してみましょう。

シャドーイングとは英語の音声を聞きながら、音声の0.5~1秒後(1~2単語後)を追いかけるように発音する英語の学習法です。

シャドーイングの基本的なやり方

聞こえてくる英語音声のすぐ後ろを影(shadow)のように追いかけていくので、シャドーイング(shadowing)といわれています。

シャドーイングは一般的にはスクリプト(文字)を見ずに行いますが、むずかしいと感じる場合は文字を見ながら行っても大丈夫ですよ。

またシャドーイングと似た方法ですがオーバーラッピングという方法もリスニングに効果的です。

こちらはスクリプト(文字)を見ながら、音声と一緒に声を出す英語の学習方法です。

オーバーラッピングの基本的なやり方

シャドーイングやオーバーラッピングは英語を実際に声に出すので、単語の発音が実は自分が思っていたものと違っていることに気づけます。

また聞こえてくる英語と同じスピードで英文を口にすることで、ナチュラルなスピードの英語音声にいち早く慣れられます。

なのでシャドーイングやオーバーラッピングはリスニングに効果的なのです。

教材はTOEICの参考書や問題集のリスニング問題を使えば十分だと思います。

TOEICの問題を解いて答え合わせをしたあとで、その問題でシャドーイングやオーバーラッピングの練習をするとよいですよ。

初心者向けTOEIC勉強の仕上げは公式問題集での演習

文法、単語、リーディング、リスニングの勉強が出来たら、最後はTOEICの公式問題集で演習をしましょう。

公式問題集を使って演習をするときは、時間配分を意識して時間内に解けるように練習することが大切です。

TOEICの本番の試験では、まずリスニングが約45分間あって、その後にリーディングが75分間あります。

リスニングとリーディングの間に休憩時間はありません。

とくにTOEICリーディング問題は問題数が多いので、時間配分が大切になってきます。

はじめて問題を解くときは、以下の時間配分を目安に公式問題集で問題を解いてみてください。

TOEICリーディング時間配分の目安

問題数 1問を解く時間 全体を解く時間
パート5 30問 20秒 10分
パート6 16問 30秒 8分
パート7 54問 1分 54分
見直し 3分
全体 100問 75分

勉強の仕方がわからない時はTOEIC対策講座の受講もおすすめ

初めてTOEICの対策をする人は、独学だと勉強のコツをつかむのに、やはり時間がかかります。

効率よく短期間でTOEICの目標スコアを目指すなら、TOEIC対策講座の受講も検討しましょう。

とくにスコア獲得のリミットがある人は、勉強の仕方に悩んでいる時間はありません。初心者向けのTOEIC対策講座はたくさんありますよ。

主に英語コーチングでTOEIC対策講座を用意していることが多いのですが、英語コーチングだとどうしても料金が高い傾向にあります。そのため、はじめてTOEICを受験する人にとっては、少し利用しづらいかもしれません。

そこでおすすめなのが、オンライン家庭教師の「マナリンク」です。

マナリンクTOEIC対策講座

オンライン家庭教師のマナリンクには、TOEIC対策が得意なプロ講師が在籍しており、自分で「いいな」と思う講師を直接選んで受講できます。

料金も、英語コーチングだと「2ヶ月で40万円」といった価格帯になりますが、マナリンクなら高い講座でも1回60分、週2回の講座が月額4万円ほどで受講できます。

※ 料金設定は講師や講座によって異なります。別途入会金が必要です。

オンライン英会話は、料金だけ見るとマナリンクよりも安いかもしれませんが、外国人講師が担当することが多いです。

日本人講師にレッスンを受けるとなると追加料金がかかる場合が多く、レッスン時間も1回25分と短いところが多いので、テクニック的なところも含めてTOEIC全パートを総合的に対策するには不向きです。

マナリンクは学生向けの講座が豊富で、TOEIC講座の数は若干少なめではあるのですが、それでも満席の講座が出るほど人気があります。

マナリンクのシステムを通して、直接講師に相談ができるので、個人情報をお互いに教える必要がなく、安心かつ気軽に学べるのも嬉しいポイントといえますね。

このように「コスパがいい」「無駄がなく効率的」「安心」という点で、マナリンクは非常におすすめなのです。マナリンクの公式サイトを是非ご覧いただき、どんな先生や講座が揃っているか見てみてくださいね。

【まとめ】初心者でもTOEICで目標点数を取るのは難しくない!まずは勉強を始めよう

この記事ではなにから勉強をはじめていいかわからないTOEIC初心者の人に向けて、挫折せず目標点数を取る勉強法をお伝えしました。

TOEICを受けると決めた人は、まずは以下の4つに取り組んでみましょう。

TOEIC初心者がまずやること4つ

  1. 今現在の自分の英語力を把握する
  2. TOEICの目標点数を決める
  3. TOEICの受験日を決める
  4. TOEIC受験のための参考書や問題集を決める

TOEIC初心者に大切なのはTOEICのスコアアップにつながる効率のよい勉強を続けることです。

早めにスコアアップにつながれば、モチベーションもあがりますし、TOEIC受験やTOEICの勉強の難易度もぐんと下がりますよ。

TOEICの勉強は慣れてしまえばむずかしくないので、ひとつひとつできるところから取り組んでみてくださいね。

執筆者:miyama
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TOEICで900点を取った英語マスター。大学入学後にはじめてTOEICを受験したときは670点だったが、英語学習を継続することで900点を実現。途中点数が上がらず悩んだ時期もあったので、その経験を共有し、多くの人のTOEIC点数獲得をサポートするのが目標。