
「トーキングマラソンで、本当に英語が話せるようになる?」
「トーキングマラソンのアプリは初心者でも学習効果ある?」
スマホで簡単に英会話のトレーニングができるアプリ、トーキングマラソン(TALKING MARATHON)。
この記事では、トーキングマラソンの無料お試しを実際に申し込み、2週間体験してみた私がもった率直な感想をお伝えしていきます。
アプリのメリット・デメリットだけでなく、私なりに考える学習効果が上がる効率的な使い方にも触れていきますので、スピーキング力アップを目指す方はぜひご一読ください。
トーキングマラソン利用者の、口コミのひとつとしてお役立ていただけたら幸いです!
- 執筆者:Lin
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小4までアメリカの現地校に通い、帰国後は「英語はネイティブ並みでしょう?」という周囲の誤解とプレッシャーゆえに、英語の勉強から遠ざかった過去あり。中途半端な英語力にコンプレックスを感じ、大人になってから再勉強。英検1級。ケンブリッジ英検CAE。TOEIC910点。さらに英語指導者(TEFL)や児童英語指導者(TEYL)の資格を持つ。プロフィールの詳細はこちら
目次
トーキングマラソンとは?アプリの基本情報
トーキングマラソン(TALKING MARATHON)は、語学サービス会社アルクが提供する「話すトレーニング」に特化した学習アプリです。
アプリ内で表示される日本語を、英語で6秒以内に発話する「クイックレスポンス」を繰り返すことで、英会話に対する瞬発力を鍛えていきます。
トレーニングは全部で3種類。どれに取り組むかは自分で選べます。
トーキングマラソンのトレーニング3つ
トレーニング | 内容 |
---|---|
スキットトレーニング | 日常的なシチュエーション別の会話形式トレーニング |
おまかせトレーニング | スキットトレーニングのなかから自動で選定された練習メニュー |
フラッシュトレーニング | アルクの教材「キクタン」をベースにテーマ別に出題 |
各トレーニングで使用されている単語数は、中学生レベルの1000語程度です。
決してハードルは高くないものの、日本人学習者が苦手とする「シンプルな単語の組み合わせでする日常会話表現」を自然に学ぶことができます。
学習効果をさらに高めるために、トーキングマラソンユーザーにはオンライン英会話サービスQQEnglishのレッスン25分無料チケットが、毎月配信されます。
※QQEnglishの無料チケットは有料契約が発生した月の翌月第1週から、毎月月初に配信されます。無料体験期間中は配信されません。
アプリの発話練習で身につけたことを、講師相手に実践練習できますよ。
「いきなり英会話レッスンを申し込むのは気後れする」
「英語のブランクが長くて、とっさに英語が出てこない」
トーキングマラソンは、このようなことでお悩みの学習者を支え「こういうときは、英語でこう言えばいいのか!」という気づきを与えてくれる学習アプリなのです。
トーキングマラソンの基本情報
アプリ名 | トーキングマラソン(TALKING®MARATHON) |
---|---|
運営会社 | 株式会社アルク(販売) 株式会社ユナイト(開発・運営) |
料金プラン | 月額4,378円(税込) |
対応OS | iOS Android |
体験 | 2週間無料お試し |
トーキングマラソン無料体験のやり方・申し込みの流れ
トーキングマラソンは、初回利用者に限り2週間無料でお試し体験ができます。
トーキングマラソンの公式サイトでアカウントを作成してから、アプリをダウンロードする流れです。
特に面倒なことはなく、入力する情報も4つだけなので、すぐに始められました。
申し込みをした当日から利用でき、2週間のお試し期間が終了すると自動で有料プランに移行されます。
無料お試し期間の終了日が近づくと、登録したメールアドレス宛に案内が届きます。
私は無料体験期間最終日に解約しましたが、解約日の翌日まで利用できました。
これからトーキングマラソンを体験してみようかなと思う人向けに、アカウント作成から無料体験を受講するまでの流れを紹介するので、参考にしてくださいね。
1.「14日間無料体験お申し込み」のボタンをタップ
トーキングマラソンの申し込みは、スマホやパソコンから、トーキングマラソンの公式サイトにアクセスし、手続きをします。
「14日間無料体験お申し込み」のボタンが各所にあるので、タップしましょう。

2. 必要事項の記入・仮登録
メールアドレス、ニックネーム、パスワードを記入します。

仮登録完了の画面が出て、「【TALKING Marathon(トーキングマラソン)】ご登録手続き」というメールが届くので、確認しましょう。

メールに記載されたURLをタップし、本登録に進みます。
3. 本登録・クレカ情報の入力
メールに届いたURLをタップすると、再びトーキングマラソンの公式サイトに遷移し、登録内容の確認とクレジットカード情報の入力を行います。


画面下に、有料契約の開始日等案内が記載されているので、合わせて確認しておきましょう。
案内がとてもわかりやすく記載されているので、利用者としては安心できるなと思いました。

4.アプリをダウンロード・ログインし体験スタート
本登録が完了したら、アプリダウンロードの案内が表示されるので、アプリのダウンロードをしましょう。ダウンロードは、もちろん無料です。

アプリがダウンロードできたら、ログインして早速トーキングマラソンを使ってみましょう!

登録したメールアドレスにも、本登録完了のお知らせと、無料お試し期間の案内が届いているので、確認してくださいね。お申し込みは下のボタンをタップすると、すぐにできますよ!
トーキングマラソンの無料体験でわかったことを口コミ
それでは実際にトーキングマラソンを2週間使ってみた感想をお伝えしていきます。
まずはアプリ全体に対して感じた、メリットとデメリットを紹介したいと思います。機能ごとの感想は、次項にて詳しく紹介していくのでご参照ください。
トーキングマラソンのメリット5つ
トーキングマラソンを使ってみて、私が良いなと感じた点を5つ紹介します。
全体的にアプリの性能は想像以上によかったです!
正解に幅がある
回答の正誤は○×ではなく、5段階で評価されます。
模範解答通りのフルセンテンスで言えれば「Excellent」の最高評価がもらえ、「Great > Good > You Can Do It > Speak up」と続きます。
表現の違いや些細な間違い、たとえば前置詞の間違い、複数の「s」の付け忘れなどがあっても、キーワードさえ言えていれば「Good」はつくようです。
「aかtheか」「複数形にしないと」など細かい間違いが気になりすぎてしまい、一向に口から英語が出てこず沈黙してしまうような方にとっては、気負わずに発話できるので、この正誤判定の緩さはメリットが大きいと感じました。
実際のアプリの画面を見てみましょう。

正答ではないですが、ニュアンスは間違っていないので誤答にはならず「GOOD」で評価されていますね。
また正解自体も複数用意されているので、「こういう言い方もできる」といった学びが多くなります。
現実の会話では、状況に応じて微妙なニュアンスを使い分ける必要があり「絶対にこの言い方が正解」とは言いきれないことがほとんど。
臨機応変に言葉を使い分けられるようになるには、学習段階で多様な表現にふれることがとても大事だと思います。
たとえば、「それは残念ね」という日本語に対して、複数の表現を用意してくれています。

出題される問題に「日本語らしい」表現が多い
トーキングマラソンでは、日本語で表示されたフレーズを、6秒以内に英語にして発話しなければなりません。
この表示される日本語が、憎らしいほどに「日本語らしい」のです。
たとえばビジネスシーンで上司から褒められ、「恐縮です」と返す場合、英語ではなんと言うのが正解か。
「TRAINING34 新しい部署、新しい仲間」で実際にこの問題を目にした私は、スマホを手に一瞬沈黙してしまいました。
「恐縮です」という、大人であれば一度は使ったことがあるこの定型表現は、英語でなんと言うのが適切なのでしょうか。


正解は実にシンプル、「Thank you」です。
解説には「英会話の場合、褒められた際には素直に感謝を述べることが大切です」とあります。
このように、日本語の表現に引っ張られてしまい、ついつい頭のなかで直訳を探してしまいその結果言葉が口から出てこない日本人学習者は私を含め、とても多いものです。
汎用性のあるシンプルな表現をたくさん知ると、頭に浮かんだ日本語もすんなり英語に変換することが、必ずできるようになります。
「6秒以内」という回答制限時間がある
トーキングマラソンは「クイックレスポンス」にこだわり、6秒という回答制限時間を設けています。
「6秒なんて短い!」と思われるかもしれませんが、実際のシチュエーションで6秒も沈黙してしまっては、会話が成り立ちません。
はじめから完璧な回答を目指すのではなく、まずは6秒以内に「何でも良いから言葉を発すること」を意識し続けられると、繰り返し練習するうちに自然にレスポンスも早くなり、実際の会話にも生かされるはずです。
1日に公開される新規課題数に上限がある
トーキングマラソンでは1日に公開される新規課題数は10個までと制限されています。
その日の上限に達した場合、過去に取り組んだ課題の復習は可能ですが、新しい課題は翌日まで公開されません。

上記の画像は、TRAINING28でこの日の上限を到達。TRAINING29以降にはロックがかかっています。
当初は「アプリの契約期間をいたずらに伸ばすための策略か?」とも勘ぐったのですが、私自身がアプリでの学習を進めるうちに、漫然と先に進んで新しい課題をこなすよりも、復習を繰り返して知識の定着を図ることに意味があると捉えるようになりました。
また、新規課題は厳密に「1日10個まで」のため「何日分かまとめて取り組む」ことができません。
つまり1日目に5個で終えても、2日目は最大10個までしか新しい課題は公開されないのです。前日の残り分と合わせて15個、というわけにはいきません。
「2日目にまとめて15個できれば良いのに」とも思いましたが、よく考えてみれば「前日やり残した分」が積み重なっていくのは、精神衛生上良いものではありません。
「できなかったこと」を直視して自らを鼓舞していくことも大事ですが、それよりも「今日は上限の10個まで頑張っちゃおう!」と「できること」に向けて前向きな気持ちをもつ方が、学習のモチベーションとしては保ちやすいでしょう。

語学を身につけるには地道な反復練習が欠かせません。新規課題の公開上限設定があることで、トーキングマラソンはユーザーに対して「前向きな気持ちで復習を大切に」というメッセージを強く送っていると感じます。
字幕オフでリスニング力アップも期待できる
トーキングマラソンはスピーキング力アップに特化した学習アプリですが、リスニング力も同時に鍛えられると私は感じました。
「スキットトレーニング」のなかでは、相手の発話パートもあります。音声と英語字幕が出てきますが、字幕は設定で非表示にできます。

画面右上のチェックをタップすると、画面中央の英語字幕オン・オフの調節が可能です。
日常会話でよく使われる表現が、相手の発話パートにもたくさん出てきます。
慣れてきたら字幕をオフにして、相手の言っていることを注意深く聞き取るようにしてみると、リスニング力アップに効果が現れるはずです。
トーキングマラソンのデメリット3つ
デメリットというほどではありませんが、3点気になった点を挙げていきます。
言い回し重視なので発音矯正は期待できない
トーキングマラソンは「細かいことを気にせず、とにかく口から英語を出すこと」を重視しています。
そのため、発音矯正に特化した他アプリなどと比較すると、アクセントや発音の正誤基準はかなり甘くなっています。
細部にまでこだわった発音矯正を期待することはできません。
新機能「フラッシュトレーニング」は改善の余地あり
アルクの英会話教材「キクタン」シリーズをベースにした「フラッシュトレーニング」では、「オフィス」「旅行」「買い物」などテーマ別に実践的な英会話フレーズを学べます。

詳しい機能については後述しますが、正誤判定や回答制限時間に関してはまだ開発途上かな?と感じる点が散見されました。今後の改善に期待したいところです。
なぜか途中でイラストが変わる
些末なことですが、TRAINING61からイラストが変わります。アルクの公式ホームページでは見ないイラストなので、少し戸惑うかもしれません。



トーキングマラソンは瞬間英作文に近いが「より実践的」
トーキングマラソンは「クイックレスポンス」を最重視しています。
「伝えたいこと=頭に浮かんだ日本語」を、考え込まずに反射的に英語を口から出せるようにするトレーニングです。
似たような学習法に「瞬間英作文」があります。
瞬間英作文も「日本語の文章を、英語にする」「考え込まないで、反射的に口から出す」学習法です。
トーキングマラソンと決定的に違うのは、英文法の知識をベースにして英文を組み立てていく点です。
そのため学習を進めていくうちに「文法的にはなんの間違いもないが、実際にはあまり使わない表現」というものにも出会うことになります。
一方トーキングマラソンでは、基本的に文法についての解説はありません。
模範解答として用意されているフレーズも、必ずしも文法のルール通りとは限らず「言語としていかに正しいか」ということよりも「コミュニケーションがいかに円滑にできるか」に重点をおいています。
トーキングマラソンは「英語は読めるけど話せない」大人の英語中上級者向け
トーキングマラソンは、ある程度英語の知識はあるものの、いざ英語でコミュニケーションをとろうとすると思うように話せない、大人の英語中上級者の方にもっとも学習効果が出やすいと感じました。
中学レベルの語彙力があるのを前提にトレーニングは作られているため、初めて英語を勉強する、という英語超初心者向きではありません。
アプリ内でも「解説」はありますが、「こういう場面ではこういう表現をする」といった内容に過ぎず、学校の授業でされるような文法解説などはほとんどありません。
また、会話の内容はオフィスの同僚や上司とのやりとり、恋人や友人との雑談、といった「大人向け」のシーンを想定しているため、子どもや中高生には馴染みがない表現も多く出てきます。
「気分転換に飲みに行こうよ!」など、子どもが言う機会はまずないでしょう。つまり、トーキングマラソンは大人の学習者を対象としており、子ども向けではありません。
- 日常会話のスモールトークをスムーズにしたい
- 日本語の表現に囚われがちで英語が口から出てこない
こうしたことでお悩みの大人の学習者にこそ、英語に対する反射神経が養われるトーキングマラソンを試していただきたいです。
トーキングマラソンのアプリの機能と体験レビュー
それでは、トーキングマラソンの各機能をより詳しく紹介します。
あなたが無料体験を始める前にこの体験レビューを読んでおけば、使い方がわかってすぐに馴染めるでしょう。
スタート画面(学習記録が表示される)
トーキングマラソンのアプリを開くと、学習記録が表示されます。
下の画像では学習時間が表示されていますが、デフォルトは発話回数が表示されるようになっており、設定から変更することが可能です。
「トレーニング開始」のボタンをタップすると、トレーニングを始められます。

「トレーニング開始」をタップすると、3つのトレーニングが表示されます。

選べる3つのトレーニング
- スキットトレーニング
- おまかせトレーニング
- フラッシュトレーニング
それでは、スキットトレーニングから始めてみましょう。
スキットトレーニング

スキットトレーニングは「スキット=短い会話のやりとり」を通して、英語表現を学んでいくトレーニングです。
トレーニングをひとつ終えるたびに、順番に次のトレーニングのロックが解除されていきます。
1日に取り組める新しいトレーニング数は最大10個まで。すでに終えたトレーニングは無制限に何度でも再チャレンジできます。

スキットトレーニングは「RUN」「WORK OUT」「RUN AGAIN」の3部構成となっています。
3部すべてを終了して初めて、ひとつのトレーニングをクリアできます。
所要時間はすべて合わせて3分程度。得点60点以上で「合格」となります。
RUN
- 【相手パート】会話相手の音声が流れる
- 【発話パート】表示された日本語のセリフを英語で言ってみる(制限時間6秒以内)
まずは、会話相手の音声が流れてきます。

画面右上のチェックをタップすると、相手が話すセリフの英文を非表示にすることが可能です。
画面右上のポーズボタンで音声を一時停止できます。
次に日本語のセリフが表示されるので、英語で発話してみます。制限時間は6秒です。

制限時間がくると、正答と自分の回答の評価が表示されます。

約6秒後、自動的に次の会話のやりとりが始まります。このパートで重要なのは「クイックレスポンス」。
実際の会話を想定し、沈黙することなく口から英語を発することが大切です。
WORK OUT
RUNで出題されたフレーズを練習していきます。重要表現の単語を入れ替えた「パターンプラクティス」が可能です。
以下の画像は、「~しよう」「Let’s~」のパターンプラクティスです。
英文の右端に表示されるスピーカーマークをタップするとネイティブ音声が聴けます。



「言えなかった」「言えた」の入力をすると、次の問題に移り、全部の問題が「言えた」になると、WORK OUTは終了です。
RUN AGAIN
「RUN AGAIN」では、はじめのスキットと同じものが出題されます。

もう一度同じ問題にチャレンジしていくと、最後の画面で「RESULT(結果)」が表示され、1回目の「RUN」と、2回目の「RUN AGAIN」2回分の採点結果と得点が見られます。


練習(=WORK OUT)の成果が現れ、得点がアップしているのがわかりますね。
スキット文面とワークアウト文面の確認・解説で復習ができる
トーキングマラソンでは、スキットトレーニングの文面とワークアウトの文面を見ることができます。
会話のやり取りの台本が解説付きで確認できるので、復習に最適です。


そして「スキット文面確認」「ワークアウト文面確認」の各ページから、各フレーズの解説が確認できます。
どのようなシーンで使うのが適切なのか、他の表現の仕方の紹介、といった一言アドバイスが中心です。

スキットトレーニングで感じたこと
- 得点が前回と比較できるので学習成果を実感しやすい
- 正解は1つではなく、多様な表現があることを学べる
- 苦手な表現は気が済むまで何度でも練習できる
- 「解説」がワンポイントでわかりやすい
- ネイティブ音声がすぐに聞ける
- 英語字幕のオン/オフが自由にできるのでリスニング練習にもなる
おまかせトレーニング

「おまかせトレーニング」では、取り組むべきメニューが毎日ランダムに表示されます。
メニューは3個セットで、未習の新しいスキットと、一度学習したスキットの組み合わせが基本です。
毎日5時と17時に更新されるので、1日あたり最大6個のトレーニングを行うことができます。各スキットの内容は「スキットトレーニング」の内容と同一です。
出題内容はユーザーの習熟度に合わせて自動で選定されます。スキットトレーニング同様、「RUN」「WORK OUT」「RUN AGAIN」の3部構成をクリアして、トレーニング完了です。
おまかせトレーニングで感じたこと
- 未習の問題もでるので新鮮な気持ちで飽きずに取り組める
- 過去に取り組んだスキットの復習ができる
- 復習すべきものを自分で選ぶ手間が省ける
- 1日2回、3個ずつの計6個で予習+復習の量として無理がなく継続しやすい
フラッシュトレーニング
アルクの英会話教材「キクタン」シリーズを中心に、会話フレーズを学習できます。
2025年1月現在「キクタン英会話」の「海外旅行編」「おもてなし編」「オフィス編」の3つ、そして「トラベル英会話」1~6までの計9コンテンツが公開されています。
まずは取り組みたい教材を選択しましょう。ここでは「キクタン英会話 オフィス編」を選んでみます。

教材をタップすると、チャプター選択ができます。既習の問題には「済」マークがついているので、わかりやすいです。

学習したいチャプターを選ぶと、トレーニング入力設定画面になります。「音声入力」または「キーボード入力」を選択しましょう。

どちらか選んだら、「スタート」ボタンをタップしてトレーニング開始です。
せっかくなので、「音声入力」と「キーボード入力」の両方を使ってみました。
トレーニング入力設定「音声入力」の場合
やり方はこれまでのトレーニングと同じです。表示される日本語を、英語にして6秒以内に発話します。

制限時間がくると答えが表示され、採点されます。「言えなかった」「言えた」の入力をすると次の問題に移る、という流れです。

「言えなかった」の問題は、あとでもう一度出てきます。すべての問題が「言えた」になると、チャプターの終了となり問題全部の「RESULT」が一覧で表示されます。
「復習登録」をタップしておくと、「復習リスト」にフレーズを登録できるので、便利だなと思いました。

チャプター内で出題されたすべての問題の正解と、自分の回答が一覧で表示されます。
右端のスピーカーマークをタップすると、ネイティブ音声を確認できます。
「解説」では、おさえておきたいポイントなどがまとめられているので、チェックしておきましょう。
特に覚えておきたい表現などは「復習登録」にチェックを入れておくと、「復習リスト」に登録され、あとでまとめて復習に役立てることができます。

トレーニング入力設定「キーボード入力」の場合
キーボード入力を選択して、トレーニングを開始しましょう。

表示される日本語を、英語にして20秒以内にアルファベット入力をします。

キーボードには候補の文字だけが表示され、正答以外は入力できません。回答の表示などは「音声入力」の場合と共通です。
「問題パス」をタップすると、この問題はパスして次の問題に進むことができます。
フラッシュトレーニングで感じたこと
- 用意されている正答が少なく、正誤判定が厳しい
「良い天気」という表現で、「nice weather」と回答したらNGになってしまいました。正しくは「lovely weather」。確かに「lovely weather」という表現は知っておきたい表現ではありますが、「nice」を誤答と判定するのは納得しづらいです。
- キーボード入力ができるので電車内など発話が難しいところでも取り組める
フラッシュトレーニングだけの機能として「キーボード入力」があります。発話ができない環境でも、学習ができるのは良いなと思いました。
- キーボード入力が使いづらい
キーボード入力を実際に使ってみると、かなり使いにくいことに気づきました。まず、長文になると20秒という制限時間以内にキーボード入力が終わりません。また、用意されている正答以外の文字の入力を受け付けません。正答とは違う表現が思いついてしまったとき、スペルミスをしてしまったときなどは、それ以上の入力はできずただ時間切れをまつ以外にやることがなくなってしまいます。キーボード入力は既習の内容の復習程度に使うのが良いようです。
- 発話練習としてはスキットトレーニングの方が使いやすい
会話にストーリー性のある「スキットトレーニング」の方が、シチュエーションが具体的に把握できるので、より適切な言葉を選びやすくなります。

トーキングマラソンの機能紹介は以上です。「クイックレスポンス」に特化したアプリなので、学習の種類は多くありませんが、機能が限られている分迷うことなく利用できますし、むしろ使いやすいのではないかと思います。
トーキングマラソンの学習効果が出やすいおすすめの使い方
当然のことながらせっかくの優れた学習アプリも、気まぐれで思い出したときだけ取り組むのでは学習効果はなかなか現れません。
私が考える学習効果がでやすいトーキングマラソンの使い方をお伝えしていきます。
1日あたりの目標発話時間を30分程度とする
トーキングマラソンは1日5分の隙間時間から取り組める気軽さが魅力です。しかし当然ながら、1日たった5分の学習時間では、効果がでるまでに途方もない時間がかかってしまいます。
最低でも1日15分、できれば30分を目標にしましょう。「スキットトレーニング」のトレーニングを10個こなすのに充分な時間です。
発話時間はグラフで表示できるので、学習時間が可視化しやすくなります。発話時間は、アプリを立ち上げたときの、最初の画面でチェックできますよ。

ちなみに、デフォルトでは「発話回数」が表示されるように設定されているので、「発話時間」に変更しておきましょう。
メニューからグラフ表示設定、「発話時間」を選択すれば設定完了です。


「3ヶ月だけ」など期限を決めて集中的に取り組む
トーキングマラソンは買い切りではなく、毎月4,378円利用料がかかります。惰性で使い続けても、学習効果が上がらないばかりか、お金の無駄遣いです。
自分で利用期限を区切り「何がなんでも期限までに全課題をクリアする」という強い気持ちで集中的に、取り組むことをおすすめします。
「スキットトレーニング」で用意されている課題数は全部で750あり、1日で取り組める新課題の上限数は10個までと決まっています。
つまり、全課題クリアに必要な時間は最短75日=2ヶ月半。復習も含め、3ヶ月あれば終えられるはずです。
もちろん課題は「ただやれば良い」わけではありません。知識として定着していなければ無意味です。
ただその点、トーキングマラソンはアプリ全体の機能として「復習」に重点をおいているため、750の課題をこなすことで過去の既習事項にも自然とふれられるカリキュラムづくりをしています。
短期間での課題の完遂こそが、実力アップにつながると私は考えます。
100点「EXCELLENT」獲得にこだわりすぎない
トーキングマラソンは、ユーザーの発話を「Excellent > Great > Good > You Can Do It >Speak up」の5段階で評価します。
真面目な学習者の方ほど「Excellent評価を取らなければ」と、気負いがちかもしれませんね。でもアプリが下す評価にこだわりすぎる必要はありません。
Good以上であれば「普通に通じる表現」だと思って大丈夫です。大事なことはすべての課題の評価をExcellentで揃えることではありません。
評価に一喜一憂するのではなく、数多くの課題をこなして多様な言い回しを身につけることこそが英語力アップにつながります。
復習は得点の低いものから優先する
「スキットトレーニング」では新規に取り組めるのは1日10トレーニングまでと制限されています。
既習のトレーニングは回数無制限で復習ができるので、何度でも復習しましょう。
「おまかせトレーニング」の機能を使うと、ユーザーの習熟度を判定しながら、自動で復習用トレーニングを提示してくれるので便利ですが、こちらも数は1日最大6トレーニングまでと制限されています。
自分で復習用のトレーニングを選ぶ場合は、過去の得点が低かったものから取り組んでみましょう。スキット選択は並べ替えの機能があり、4つの条件のうち「得点が低い順」を選べば得点の低い順から復習できます。

満点を目指す必要はありませんが、繰り返し取り組むことで新しい表現も自然に身についていきます。
英語字幕オフにしてリスニング力アップを目指す
トレーニングを行う際は、相手の発話パートの英語字幕をオフにして、リスニング力も一緒にアップさせましょう。
初めて音声を聞く「RUN」のときはオフ、2回目の「RUN AGAIN」でオンにしてみると自分が聞き取った内容との違いがよくわかり、より学習効果が上がります。
少なくとも「おまかせトレーニング」で復習を行うときだけでも、英語字幕オフを習慣づけられるとぐっと聴く力がつくはずです。
学んだ表現を英会話レッスンなどで実際に使う
言葉は実際に使わなければ意味がありません。アプリで地道な自主トレを積んだ成果を、実際の会話でどんどん試していくことが、英語力アップにつながります。
トーキングマラソンでは毎月オンライン英会話の無料チケットが配信されます。ぜひ活用しましょう。
インプットとアウトプットをバランス良く回すことで、着実に英語は身についていきます。

これらのことを意識しながらまずは2週間、あなたもトーキングマラソンを体験してみてください。もし使ってみて「ちょっと違うな」と思ったら、体験期間中に解約も可能です。解約方法も難しくありませんよ。解約できるか不安な方は、次に解約方法を紹介するので、参考にしてくださいね。
【解約方法】トーキングマラソンを再検討する場合は一度解約しよう
トーキングマラソンの解約方法を紹介します。
まずはトーキングマラソンの公式サイトにログインしてください。(メールアドレスとパスワードが必要です。)

「マイページ」の「契約プラン」の右側に、水色の文字で「解約する」と書かれているので、タップします。

解約理由の記載欄が表示されるので、記入をして「解約実行」のボタンをタップします。

解約理由の書き方に困ったら、「他のサービスと比較検討するため」というふうに書いておくと良いでしょう。
解約実行をすると、解約手続き完了です。マイページに戻ると、先程「解約する」の文字が「サービス再開」に変わっています。

アカウントはそのまま残るので、もし再開したい場合はマイページから再開できます。
メールの方にも「ご解約手続き完了のお知らせ」が届くはずなので、確認しておいてくださいね。
無料体験期間中に解約すれば、費用は一切かかりません。
【まとめ】トーキングマラソンは短期集中で取り組むとスピーキング力アップに効果あり
この記事では、アルクの学習アプリ「トーキングマラソン」を実際に使ってみた体験談をお伝えしてきました。
トーキングマラソンはシンプルな作りで操作性が良いので、初めて使う方でも問題なく扱えるはずです。
また教材として用意されている会話も、ほどよい長さで多様なシーンを想定しているため、実生活でも使いやすい表現がたくさん身につきます。
私自身、2週間の無料体験だけでもずいぶんと英語のレスポンスが早くなった気がします。この体験記事を見て、トーキングマラソンが気になった方はぜひ、お試しください。