キャリア20年のネイティブ講師から学べる英会話教室「ペリーイングリッシュ(鈴鹿市)」さんをインタビュー!

三重県鈴鹿市にある英会話教室「ペリーイングリッシュ」さんにインタビューさせていただきました。

今回インタビューにご対応いただいたのは、ペリーイングリッシュで英会話講師を務めるダニエル先生です。

ペリーイングリッシュという英会話教室自体は2014年に開校し、現在で8年目となります。

そんな中、2021年4月より経験豊富なダニエル先生を迎え、新しい一歩を踏み出すこととなりました。

三重県鈴鹿市には、自動車の本田技研工業をはじめとした海外とつながる企業もあり、英語への関心・ニーズも高い地域です。

2022年からのペリーイングリッシュでは、どんな英会話レッスンを、どんなこだわりを持って展開していくのか、早速取材しました。

「広い世界に興味を持ってほしい」という思いで鈴鹿市に英会話教室を開校

── まずはペリーイングリッシュ開校時のお話をお聞かせいただけますか?

この英会話教室は元々、2014年に私の友人であるアメリカ人と日本人の夫婦が始めたんです。

2021年の3月まではその2人が運営していました。

しかし彼らが家庭の事情で東京に戻ることになったので、私が東京から鈴鹿市に来てこの教室を引き継いだ、という流れです。

── ご友人からバトンタッチで今に至るのですね。

そうですね。2021年の4月だから、今で9ヶ月くらいです。(取材時は2021年12月)

元々ペリーイングリッシュは、「世界にはたくさんの国、人、言葉があることを知ってほしい」という想いで開校しました。

私もその想いに共感しています。英語は必ず人生の大きな力となる。

私自身も英語を通して、この日本で自分の力を発揮し、人生を楽しんでいます。

ペリーイングリッシュにはキャリア20年以上のネイティブ講師がいる

── ペリーイングリッシュを引き継がれる前、ダニエル先生はどんなことをされていましたか?

私は、2000年3月に日本に来ました。

ちょうどそのころ東京都荒川区の小学校では、日本で初めて外国人教師の授業がスタートしましたが、その時の教材やカリキュラム作りにも携わりました。

それからもずっと英語講師として、ALT(外国語指導助手)や、国際事業など様々な経験をしてきました。

ビジネスクラスの英会話や TOEIC のクラス、障がい者のクラス、東京の銀座では英語を学びながらクッキングをするクラスもやったことがあります。

── トータルすると、英語講師のキャリアは20年以上と豊富な経験をお持ちなんですね。

三重県鈴鹿市に来る前の直近の10年間は、東京電機大学付属中学校・高等学校で英語を教えていました。

これまでの様々な経験から、英語を学ぶ日本人の生徒さんの見方・接し方もわかるので、場所が変わってもやっていける自信を持ってここに来ました。

それに、ずっと英会話スクールで講師を続けていくつもりだったので、そのための心構えや自分の信念をコツコツと築いてきたつもりです。

プライベートでは、日本語・ポルトガル語の勉強をしています。

ペリーイングリッシュの講師

── そんなダニエル先生のレッスン、どんな内容なのかとても気になります。

子ども向け英会話は高校生クラスまで年齢・目的に合わせたレッスンを展開

── ペリーイングリッシュにはどんなレッスンがありますか?

幼児クラス・小学生クラス・中学生クラス・高校生クラス・帰国子女クラス・一般クラス(大人)、というように全部で6つのクラスに分かれています。

それぞれの年代や目的に合わせたレッスンを用意しています。

── どの年齢層の生徒さんが多いのでしょう?

割合で言うと、小学生の生徒さんが多いですね。

当校の生徒さんの中には、小学生の頃にペリーイングリッシュで英語を習いはじめて、いま大学生という方もいますよ。現在は大人のクラスに通ってくれています。

また最近は、「幼稚園や保育園のうちから英語を始めたい」という親御さんからのお問い合わせも多くなっていますね。

── なるほど。では、それぞれのクラスの特徴や教材についても教えていただけますか?

一番小さな幼児クラスでは、発音に集中したレッスンを行っています。

教材は、5つのレベルに分かれた幼児向けのフォニックスシリーズ “Sounds Great” を使っていますよ。

ペリーイングリッシュの教材

これにより、生徒さんも簡単な英会話を学べるようになっています。

1回50分の幼児クラスのレッスンでは、簡単なゲームをまじえながら徐々に英語を口に出せるようにするのが目標です。

これにより、生徒さんが小学校に入るときには、意味がわからなくても簡単な単語だったら読める・発音がわかる、というようになります。

また、友達作りにも活かせるソーシャルスキルなども教えていますよ。

小学生クラスでは、1回のレッスンが55分になり、学年が進むにつれて、応用力を使うレッスンへと移行していきます。

もちろんここでもゲームやアクティビティも取り入れ楽しく学んでいきますよ。

中学生クラスからのレッスンは1回60分。中学生クラスになると、文法を学んでいくために、“My First Grammar” という教材を使っています。カラフルな写真も多く、楽しく学べる教材です。

他には “English Land” も使っていたり、今後は “Super Kids” も使うつもりです。

会話に重点を置いていますので、中学生以降のレッスンは100%英語のレッスンで行います。

高校生の英会話クラスでは、今まで学んできた知識を元に、さらに会話力を伸ばしていくことに重点を置いています。

将来の夢を描き始める時期なので、それに向けての英語の対策などもやっていきますよ。

教材は、Oxford社が出している、“English File” の1〜3を使っています。

大人のクラスも、1回60分のレッスンです。

英語を始めたい理由や目的に合わせて、私が今まで使ってきたオススメの教材やワークシートを組み合わせてレッスンを提供していきます。

例をあげるなら、“Topic Talk lssues” や “Adult Passport Plus” などの教材ですね。

── レッスンはどんな流れで進みますか?

生徒数の多い小学生クラスを例にお話ししますね。

小学生のレッスンだと、最初は活動的に動くゲームをしています。

でも生徒さんたちの様子を見て、なんだか疲れていたり眠そうだったら、みんなで一緒に休んだり、安心するためにお互いに笑ったりできる時間を取っています。

── カリキュラム一辺倒でレッスンを進めるのではなく、ダニエル先生の優しさが感じられますね。

少しこういった時間を取ることで、後で座って文法や単語の勉強にも集中できるようになるんですよ。

机に座って勉強する時間は大体30分ぐらいです。

その間に、カードゲームなどのいろいろなゲームをやっていきます。

カードの他にも、パズルや色々なおもちゃを使ったりもしますよ。

また、ホワイトボードに書かれた文字や絵を学ぶために、スティッキーボール(吸盤ボール)をホワイトボードに投げたりもします。

そういったゲームなどを通じて、みんながその日のレッスンの目的や勉強内容がよくわかったら、最後の流れです。

最後は、私から生徒さんに英語での会話を促す時間としています。

会話のきっかけを与えることで、あまり喋らない生徒さんでも、生徒同士でお互いに英語で質問を出し合って、その質問に答える=話せるように促しています。

ペリーイングリッシュは英検対策レッスンも提供可能!

── 1クラスごとの生徒間のレベルはほぼ同じくらいですか?

クラス自体は、基本的に年齢で分けていますので、レベルは同じくらいですね。

たまに男の子が多い・女の子が多いクラスになったりもしますけど。

男の子なら、身体を使う活動を好む、女の子なら座って手を動かす活動を好むなど、クラスごとの傾向はあるので多少活動内容を調整したりします。

でも基本的にはそのクラスに適した本(教材)の流れに沿って行います。

小学生の生徒さんのほとんどは海外に住んだことがない子ばかりです。

しかし中には、何年か学校や塾で英語の勉強をしてきて、知識や能力が高い子や、海外居住経験のある子もいるんですよね。

ここ三重県鈴鹿市は、自動車のホンダ工場もありますから、数年後に海外赴任となりえるご家族も住んでいます。

ですので、そういったご家族のお子さんだと、中学生でも英検2級合格を目指すなど、英検対策のレッスンもできます。

これは東京で講師をしていたときも力をいれていたので、任せてください!

── このレッスンとは別に「英検対策コース」みたいな形で対応されるのですか?

今までは、個人レッスンの英検クラスもありましたが、今年の2021年はまだありません。

英検対策は、機会があればグループレッスンでもできますので、何か目標があるならまずは気軽に相談してほしいですね。

ペリーイングリッシュのレッスンは英会話初心者も安心・安全に始められる

── ダニエル先生が、教室運営において大事にしていることはなんですか?

まず第一に、「安心安全」を考えているんです。今はやはりコロナ対策として、検温や換気にも気をつけています。

あとは、小さな生徒さんだと、親御さんと離れると泣き出してしまうこともあるので、レッスンの雰囲気作りなどももちろん注意しています。

みんなが安心できる気持ちがあれば勉強もはかどるし、友達もできやすい。ですので、安心・安全の為の注意は特に気をつけています。

また、お子さんが小さなうちは、どうしても体調を崩してしまうこともありますよね。

当校では、振り替えレッスンなども柔軟に対応しますのでその点も安心してください。

── レッスン中に意識していることはありますか?

レッスンの間に、生徒さんがうまくできなかった場合ってありますよね。

たとえば発音だったり文法だったり。私はそれをその時に直すのではなくて、次回に教えられるように準備します。

その時にすぐに直すと、日本人の生徒は「恥ずかしい」と感じてしまい、良くないんです。

だから目立たないようにその時は言わないようにして、次の授業で直せるようゲームや活動を準備します。

── 「恥ずかしい」は、やはり日本人の特徴なんでしょうか。

そうですね。日本人の特徴は、恥ずかしがって声を出さないこともあったり、声が小さかったりします。

ロンドンで様々な外国人に英語を教えていた時は、国籍によっては声が大きかったり、下品なことも言ったりする生徒もいましたよ。

それに比べると日本人の生徒は静かですね。

日本の教育制度上、生徒さんたちは間違ったことを言いたくないようです。

言語を学習していると「100%正しい答え」はなくて、実は色々な言い方ができますよね。

だからこそ、生徒さんにとっては「どれが正しいのか?」と不安になって、答えられなくなるんです。

日本では「失敗は成功のもと」ということわざがありますよね。

その言葉を元に、失敗を怖がらず楽しむように「実験」をして欲しいです。

相手に意味が伝われば、その場合は「間違いではない」と次第に慣れてきます。その感覚で何回も繰り返してやってほしい。

間違いを恐れて固まってしまうよりは、「試してみてほしい!」といつもみんなに伝えています。

── ダニエル先生の温かな雰囲気のレッスンならどんどん試せそうです。

あとは、脳の構造の話を少しだけ。人間の脳は、喋る部分と言語を理解する部分は違うんですね。

日本の学校のカリキュラムでは、脳の前の方に集中している指導法なんです。

喋ることよりも文法を理解するためだったり、英検に合格するための勉強になっています。

でも私は喋る方が大事だと思っています。

みんなにはもっと「喋ること」を学んでほしいです。脳の後ろの方を使うんです。

そのために、レッスンでは先程言ったように、よく「繰り返し」をします。

ほとんどの生徒さんがわかっていても、1人だけわからない子がいたら、みんなで繰り返して練習をする。

繰り返しにも、色々な楽しいやり方があるので、楽しみながらみんなが覚えて、どんどん喋る自信を付けていきます。

それだけ繰り返しが大切だ、ということも伝えていきたいですね。

── 「目立たせない」「繰り返す」の他にもポイントはありますか?

たまに負けず嫌いな生徒さんがいて、ゲームに勝てないときや、自分が一番理解できていないと感じたときに泣き出してしまうこともあるんです。

その場合は色々なことを褒めます。

みんなそれぞれに色々な特徴があって、経験も違うからこそ「この場合は彼ができる」「この場合は彼女ができる」と声をかけたり。

そうやって、できるところをお互いで協力すると、みんな一緒に成長していけると考えています。

常に生徒目線での英会話レッスンで楽しさと実力アップをサポート

── 自分では成長を感じにくい語学学習に対して、ペリーイングリッシュではどんな工夫をされていますか?

生徒さんみんなの能力を徐々に成長させるために、きちんと文法を教えています。

過去にやった文法問題を復習して、その上に新しい文法を積み重ねていくようにしていく。そうするとみんなも自信がついてくるんです。

少しずつ自信をもてるよう、段階的に適切な教材を選んでレッスンに取り入れています。

また年に3回、イースターパーティ、ハロウィンパーティ、クリスマスパーティのイベントを開催しています。

イベント前の週は、そのイベントにちなんだレッスンやゲーム、工作などをしたりして、純粋に楽しい!という気持ちを感じてもらうことも大事だと思ってやっています。

ペリーイングリッシュのクリスマスレッスン

── 教室としてや、クラス単位で何かゴール設定・目標などは設けていますか?

それはいつも生徒さんの目標次第です。こちらで何か設定しているわけではありません。

生徒さんが入学試験のために英語を勉強したい場合は、その目標に合わせてレッスンを行います。

大人の英会話クラスだと、「どう喋れるようになりたいか?」「何を習いたいのか?」など目的は生徒さんによって様々です。

学生さんでも「志望校に受かりたい」「スポーツのために」「海外旅行をもっと楽しみたい」「試験合格のために」など、それぞれ英語を学ぶ目標・目的があります。

それに合わせて私は常に全力でサポートする!という気持ちでいます。

── 先生がそういった気持ちでいてくれているのは安心ですね。

先程も言いましたが、学生の生徒さんは、夜の授業だと疲れているときがあるので、ゲームなどをやりながら楽しめるようにしています。

ですがやはり文法や単語を学ぶことも大事ですので、レッスン内でそのあたりもきちんと進めています。

どんなレッスンを日々行っているかは、当校のWebサイトから体験レッスンの申し込みができますので、ぜひ体験してほしいです。

── 体験レッスンの申込方法を教えて下さい。

当校のホームページから「体験希望」とご連絡いただきましたら随時対応いたします。

グループクラスのレッスン、個人レッスン、どちらのご希望にも対応しますので、お気軽にお問い合わせください。

小さい子は年齢に合わせて普段のグループのレッスンに入っていただくことが多いです。

一方、大人や、ある程度英語を学ばれてきた方はレベルに差がありますよね。

ですので高校生以上は一度レベルチェックを兼ねて、マンツーマンの無料レッスンを受けていただきます。

その上でどのクラスがいいか相談をさせてもらっています。

── なるほど。ケースバイケースでご対応いただけるのですね。

三重県鈴鹿市で英会話を習いたい方へのメッセージ

── ダニエル先生の今後の意気込み・展望などお聞かせいただけますか?

英語は生徒さんが、自分の目的・目標のために習うので、その生徒さんの目指す夢が叶うようにレッスンを準備します。

また、この教室に来て、英語でコミュニケーションを取ることで、友達関係を上手く作っていけるようにもしています。

英語を勉強することで、海外でのビジネス・冒険・旅など、みなさんの今後の夢も一緒に考えられたら嬉しいですね。

夢・目標ができたら、そのテーマに合わせたレッスンも行っています。

海外での交通機関の使い方、ホテルやレストランの予約方法など・・・要望はどんどん聞かせてほしいです。

── 生徒さん個人の目標を大切にされているんですね。最後に三重県鈴鹿市で「英語を習いたい」と思っている方へメッセージをいただけますか。

日本は小さい国ですが、世界には様々な文化があります。

英語はそれを知ることができるツールになります。

Please tell me why you want to study. Come and tell me!

なぜ勉強したいのか教えてください。ペリーイングリッシュに来て、ぜひ教えてください!

── 本日は、ありがとうございました。

ペリーイングリッシュの基本情報

教室名 ペリーイングリッシュ
所在地 三重県鈴鹿市白子4丁目15-20 ヒオキビル2階
費用 7260円(税込)/月〜(学年による)
レッスン時間 50分〜60分
講師 ダニエル(イギリス人)
オンライン授業 コロナ対応として適宜オンラインレッスン対応中。
営業時間 月曜日〜金曜日 午後4時〜午後8時、土曜日 午後0時〜午後5時
電話番号 059-388-3704
公式HP https://hokusei-you.net/perryenglish/

ペリーイングリッシュの位置情報

※ 取材時の情報を掲載しています。最新情報は直接、ペリーイングリッシュさんへお問い合わせください。

鈴鹿市でネイティブ講師から英会話を学べるペリーイングリッシュの取材後記

20年以上もの間、英語を日本人に教えるという仕事に携わってきたダニエル先生。

インタビュー中、終始笑顔のダニエル先生の表情からは「英語を教えることそのものが大好き」という想いや熱意が存分に伝わってきました。

生徒さんが「どんな目標に向けて英語を頑張りたいか」によって、レッスンの進め方は千差万別。

ですが、その個々の目標に合わせて、最善のレッスンを提供できるのがダニエル先生の強みです。

こんなにも温かで経験豊かな先生に教えてもらえる三重県鈴鹿市の生徒さんは、きっと心強いことでしょう。

これから初めて英語を習いだすお子さんも、英語学習歴のある中高生・社会人の方も、ペリーイングリッシュで「英語の夢」を叶える1歩、踏み出してみませんか。

取材日:2021年12月13日
取材/文:小原亜紗子
写真:ペリーイングリッシュ 提供