
東京都武蔵野市の「メルスクール 三鷹(MEL School)」さんにインタビューを行いました。
MEL School は三鷹駅北口から徒歩5分にある、小学生から大人までが通える英語塾です。
英語初心者から学べる小中高一貫のカリキュラムで、卒業生は「どこで英語を習ったの?」と質問されるほど、本格的な英語力が身につくことでも注目されています。
今回は、MEL School を運営する浅井 利和子(株式会社AIDEA 代表取締役)さんにお話を伺いました。
MEL Schoolでは、世界基準の英語力を育てる『MELコース』の他、国語力を強化する『LAMJコース』、他教科コーチングの『インキュQ!』や学育カフェなど、他には見られないユニークな取り組みを行っています。
それぞれのコースの魅力について詳しくお聞きしましたので、さっそくインタビューの様子をご紹介します。
MEL School 設立の思い「変わらないなら、私がやってみよう」
── はじめに、浅井さんの経歴を教えてください。
私はもともと教育出版社に勤めており、英語の教材や学習参考書など、主に英語関連の出版物を制作していました。
当時から「日本の英語教育はおかしい」と言われる中で、「本格的な英語が学べる教材を作れば、英語教育が変わるのではないか」と考えたんですね。
そこで、オックスフォード大学出版局さんへ行って思いを伝えたところ、共同プロジェクトを立ち上げることになり、世界の教育について色々と学ぶ機会をいただきました。
── そこから、どうして英語塾を立ち上げたんですか?
色々な国を視察させていただくうちにわかったのが「公教育が変わるには、100年とか200年といった単位の時間が必要」ということです。
つまり、学習指導要領が変わっていくとしても、私たちはその前の先生に習っていて、その前の先生はその前の先生に習っている。結局のところ、明治からの教育は急には大きく変わらないんですね。
教材や教科書を変えても、私が生きている間に劇的な変化は起こらないかもしれない。
それなら「自分にできることから始めよう」と考え、グローバルな舞台で活躍できる人を一人でも多く育てたいと、メルスクール三鷹(MEL School) を設立しました。
MEL School は後伸びするやり方で本物の英語力を育てる
── MEL School が、他の塾や英会話スクールと違う点を教えてください。
MEL School の最大の特徴は、「結果を求めないからこそ、結果が出る」という点です。
今の学びというのは、受験勉強を含め、目的と手段が入れ替わってしまっています。ですが、結局英語は通じれば嬉しいものですし、「人と気持ちが通じた喜び」を感じることが大切だと思うんですね。
MEL School はその気持ちを一番に大事にしてるので、生徒たちは自然と人の意見に耳を傾け、そしてどんな英語を使うとより誤解がなく自分の意見が伝わるかを考えます。
語彙や文法は正しいものを選んで使うところに、自然と意識がいくわけです。
── 「正しい英語を自分で選ぶ力」が、大切なのですね。
そうすると、たとえば英語の本を読んだり、Netflixなどで海外の映画やドラマも見たりするときも、「確かに、このときは現在形しか使ってないよね」と、自分で英語を吸収できるようになっていきます。
このように、意図的に選んで言いたいことに合わせて、言いたい語句や文法をちゃんと運用できるレベルまで持っていくスクールさんは、私の知るかぎりではないと思ってるんですね。
卒業生の多くが、国内外で外国人の先生や上司に「どこで習ったの?」とその英語力に驚かれるとよく話してくれます。自分の言葉として英語を使う練習を積み上げてきたからこその成果です。
MEL School では、そのレベルまで引っ張り上げていくというのが最大の特徴です。
MEL School の先生は経験豊富なバイリンガルの日本人講師
── MELShool の講師はどんな方ですか?
MEL School の英語コースは、基本的にはバイリンガルの日本人講師が担当します。
講師自身が英語学習と向き合ってきた経験を持っているため、生徒と同じ目線に立って授業ができるというのが強みです。
── 講師の方が教える上で大切にしていることがあれば教えてください。
MEL School では、子どもを一人の人間として接し、自分の考えを自然に表現してもらうことを一番に心がけています。
先日は、中学生の生徒が過労死についてのレポートを書いていたので「どうして過労死って起きる?」と聞いてみたんですね。
「私、すごい働いてるけど、別に過労死する気がしないんだけど」と言ってみたら、「先生みたいに好きなことだけをやって楽しそうに生きてる人は、過労死しませんよ」と言われて、なるほどなと思いました。笑
生徒が自分の考えを自然に言える、そんなフラットな環境を大切にしています。
── とても和やかな雰囲気ですね。ちなみに生徒さんの年齢層はどれくらいですか?
生徒さんは、小中高生が多数を占めます。大人の方は、RFL(生涯学習型英語フォーラム)というクラスが中心で、そちらに通われる大人の方が10〜15%ほどおられます。
小中高生の生徒さんの背景は様々で、海外駐在の経験のあるご家庭、帰国生、日本の公立小学校や私立小学校に通われる方まで様々です。共通しているのは、近視眼的でなく、長い目でお子さんの将来に何が必要かを真剣に考えていらっしゃることです。
MELコースの多くは週2回のレッスン。ファーストネームで呼び合い、自分たちの関心ごとについて日頃から英語でディスカッションしたりします。なので、生徒たちは長年の付き合いの友人ができることも多いようです。
MEL School に通うことで、学校以外の環境でこうした人間関係を築くことができる、そんな魅力もあると考えています。
MEL School の『MELコース』は小中高の一貫カリキュラム
── それでは『MELコース』について、詳しく教えていただけますか?
『MELコース』は、英語初心者の小学1年生から中学生、高校生、そして社会人まで対応している英語クラスです。アウトプットが中心の授業で、英語の正しい運用を自然に身につけていきますよ。
クラスの人数やサイズは学年によってまちまちですが、だいたい10人前後で、多いクラスで15から16名ほど。レッスン時間は、小学生の初心者クラスは1回60分、中高生が1回90分です。
── 小中高の一貫カリキュラムということですが、途中から開始してもOKでしょうか。
もちろんです。どの段階からでも開始していただけます。
一貫カリキュラムを採用しているのは、結局は「言葉」というのは、自分の考えや言いたいことを伝えるためのものだからです。
ですので、ちゃんと自分事として理解して、年齢にある程度応じたテーマ・トピックを使いながら出来ることを増やしていかないと、バランスが悪くなってしまい、言葉として機能しなくなってしまうんですね。
MEL School では一貫した訓練で徐々に広げていくことで、無理なく英語を自分のものにしていけます。
MEL School は『LAMJコース』『インキュQ!』、学育カフェも魅力!
── 英語以外のコースについてもお聞きします。『LAMJコース』は、どんな内容ですか?
『LAMJコース(ランゲージアーツ)』は、欧米では「国語」にあたるおなじみの教科で、日本語で思考力育成やディスカッションをする力をトレーニングするコースになっています。
なぜ国語力が必要かというと、まずは日本語で言いたいことや考えがなければ、いくらツールとしての英語を身につけても、頭打ちになってしまうからです。
クラスでは、朝日中高生新聞を教材にしながら、時事問題や社会的な出来事など幅広く学び、「これを小学1年生に説明するならどう説明する?」など、楽しく考えるトレーニングをしていきます。
──『インキュQ!』についても教えてください。
私は英語を教えながら、必ず他教科の学習状況というのも報告してもらっていたんですね。
なぜかというと、先ほどお話した通り、知識や思考力がなければ英語は伸びないですし、学習習慣を身につけなければ、進路選択の幅も狭まると考えるからです。
そこで、全教科に対応したコーチング型の学習支援を始めたのが『インキュQ』コースです。さらには「学育カフェ」というのも始めました。
目標を立てて計画を進めて、計画がうまくいかなかったら自分で振り返って、次の計画を立てるときに修正をするといった、自走する力を育てます。
多くの人が目的にしてしまっている受験や定期試験を、自分の力を伸ばすための手段にするコースがインキュQ!コースです。
── 学育カフェは、どんな取り組みなんですか?
学育カフェは「学童+自習室+コワーキングスペース」のような場で、子どもから大人までが一緒に学び、育つ空間を作っています。
学校が終わったらメルスクールへ直接来て、おやつを食べ、学校の宿題も終わらせ、必要なら夕食も食べて帰る。そんな環境作りをしたいと思っています。
── 素晴らしい取り組みですね。保護者にとっても理想的な環境だと思います。
私自身も、出版社に勤めていた時は、本当に朝から晩まで徹夜仕事も含めてやっていました。
ですので、働くお母さんやお父さんをサポートしたいという気持ちが強くあって、子どもたちが学びやすくなるだけでなく、親御さんの負担を減らすサポートもしたいと考えます。
家に帰ったら「今日はどんなことをしたの?」と会話を楽しみ、「じゃあ明日も頑張ろうね」と家族みんなが笑顔で1日を終えられるような環境を作りたい。
学育カフェを通じて、そうした未来を実現できればと思っています。
MEL School から三鷹市・武蔵野市周辺の方へ無料体験のお知らせ
── MEL School では、入会前に体験レッスンなどの申し込みは可能ですか?
はい、MEL Schoolでは説明会や体験レッスンを実施しています。
MELコースでは、基本的にどのクラスも無料で体験参加することもできるので、お気軽にご相
談ください。
── 最後に、これから英会話教室をお探しの方へメッセージをお願いします。
言葉で伝え合うことは、気持ちを伝え合うことにつながります。
自分と向き合うため、新しいことを学ぶために英語を学びたい方。通じるから嬉しい、わかるから楽しい、を実感したい方。将来は英語を自分の言葉として使えるようになりたい小中高生の皆さん。
英語ができるようになったらいいな、と思っている大人の方。自分の英語に磨きをかけたい方。MEL School は初心者から上級者まで、楽しく本気で学べる環境が揃っています。
世界を舞台にする英語力を身につけたい方、全国、海外からも受講可能です。
ぜひ一度お問い合わせください!
MEL School の基本情報
教室名 | メルスクール三鷹 |
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所在地 | 東京都武蔵野市中町2-3-5 1階 |
費用 | コースにより異なるので、ホームページをご覧ください。 |
レッスン時間 | コースにより異なるので、ホームページをご覧ください。 |
講師 | 英語については基本はバイリンガルの日本人講師。その他のコースは基本的に日本語で行います。 |
オンライン授業 | あり。対面と同じクオリティのインタラクティブなレッスン。 |
営業時間 | 電話受付 9:00~18:00(土日祝日以外) レッスンの時間はそれぞれのクラスにより異なります。 |
電話番号 | 0422-27-5365, 0422-27-5366 |
公式HP | https://melschool.jp/ |
SNS | Facebook Youtube(子どものチカラ My Future Project) |
MEL School の位置情報
※ 取材時の情報を掲載しています。最新情報は直接、MEL School へお問い合わせください。
自分で正しい英語を選択する力を!MEL Schoolの取材後記
今回は東京都武蔵野市の「メルスクール三鷹(MEL School)」さんにインタビューをさせていただきました。
MEL School は、代表の浅井さんが大手出版社での経験をもとに、「世界基準の英語力を身につける」ことを目的として開校されたスクールです。
今回のインタビューで特に印象的だったのは、「自分で正しい英語を選択する」という考え方でした。
英語本来の”通じる喜び”を通して、子どものうちにその力が身につけば、その先にある受験英語や資格試験で結果が出ないはずがない。まさに英語を習う目的と結果の順番が入れ替わりますよね。
さらに、MEL Schoolの生徒さんが、自然に自分の意見を発言できる環境は、まるで海外の教室のように感じました。
こうした学習環境やカリキュラムは、一般的なスクールではなかなか見られません。
気になる方は、ぜひ無料体験に参加してみてはいかがでしょうか。
取材日:2025年2月28日
取材/文:永谷 知香
写真:メルスクール三鷹(MEL School)提供