英語学校アルプロス

東京都新宿にある「英語学校アルプロス(ALPROS)」さんにインタビューをしました。

英語学校アルプロス(以下、アルプロス)の特徴は、1ヶ月短期集中型のプログラム。

月曜日から金曜日まで1日5レッスンほどをこなしながら、英語を英語で学び、理解していく力をつけます。(平日忙しい方は、土日集中型のプログラムもあり)

「英語に没入する」というコンセプト通り、国内にいながら留学と同等の英語力アップが期待できます。

今回は、アルプロスの代表を務める山本さんにお話を聞きました。アルプロスのレッスン内容はどのようなもので、どんな人に向いているのかも聞いてみましたよ。

それでは早速、お話を伺っていきましょう。

アルプロスはアメリカの大学に付属する英語学校だった

── はじめに、アルプロスはどのような経緯で立ち上げられたのでしょうか?

アルプロスは、もともとアメリカの大学に付属している英語学校でした。

英語学校というのは、進学や就職を目的にした人が集まり、それまでの準備期間として英語を学ぶ場所を指します。

海外ではそういった英語学校がたくさんあるんですが、アルプロスは元々はその「日本校」がはじまりです。

そこから、2009年に日本単体の学校となりました。当時はアメリカの学校名だったのですが、今は「英語学校アルプロス(ALPROS)」として独立しています。

── ルーツが海外の英語学校とは、国内でも希少なケースですね。

そういった背景を活かし、アルプロスでは「英語圏での英語教育」を提供しています。

それが、一般的な英会話スクールとは違う、短期集中型のプログラムなんです。

先ほど申し上げた通り、海外の英語学校というのは、そこを出た後に大学に進学したり仕事を始めたりする目的で通います。

つまり、英語学校にずっと通い続けるということは想定していないんですね。

アルプロスも同じで、1ヶ月からの短期集中型で英語を身につけ、その身につけた英語力を、大学進学やお仕事につなげていただく。

そこからさらに英語力を伸ばしていただく、ということにフォーカスしています。

英語学校アルプロスはダイレクトメソッドで成果が出るレッスンが評判

英語学校アルプロスの講師

── アルプロスの独自性やこだわりを教えていただけますか?

アルプロスのこだわりは、ダイレクトメソッドによる成果重視のレッスンにあります。

ダイレクトメソッドとは「英語を英語で学び理解する学習法」で、1800年代後半から現在に至るまでで、最も成功している世界の教授法です。

もちろん日本でも多くのスクールが取り入れていますが、残念ながら、あまり成功していないのが実情です。

その原因は3つあって「集中していない」「英語4技能が欠けている」そして「講師の質」だと私は考えます。

まず、1つ目の「集中していない」とは、英語の学習時間のことです。たとえば、週に1回40分のレッスンでは、英語を吸収するところまでに至りません。

みなさんお仕事や生活があるので難しい所なのですが、じつはそもそも、集中したレッスンを提供できるスクールが少ないという課題もあります。

── なるほど。では、残りの2つも教えてください。

2つ目が「英語4技能が欠けている」、つまり「聞く」「話す」「読む」「書く」の連動ができていないということです。

たとえば、リーディング(読む)で英語のままダイレクトに理解する力がつくと、リスニング(聞く)も比例して英語の理解速度が速まります。

よく「リスニングが聞き取れない」「英語の会議についていけない」というご相談を頂くのですが、じつは耳で聞けていないわけではないのです。

聞いたあとにそのまま英語として理解できないのが原因といえます。つまり聞く力をトレーニングするには、リスニングではなく、読む力をつけないといけないのです。

そして3つ目は、「講師の質」です。今お話した英語4技能を、体系立ててちゃんと教えられる講師がいなくては、ダイレクトメソッドは成功しません。

── アルプロスには、ダイレクトメソッドが機能する3つの要素がそろっているというわけですね。

はい。そもそもアルプロスは海外の英語学校が母体で、そのノウハウをそのまま持ってきているので、当然といえば当然なのですが。

せっかく学校に通ってもらうわけですので、成果が出なければ意味がありません。

アルプロスでは、「学習時間の集中」「英語4技能の習得」「講師の質」という3つの環境をそろえ、効率的に英語力を伸ばせる環境を整えています。

気になる方は、ぜひアルプロスのレッスンを体験してみてください。

英語学校アルプロスに通うのは進学や仕事で英語が必要な生徒が中心

英語学校アルプロスの教室1

── ここまでお話を聞くと、英語のレベルが高そうなイメージですが。アルプロスはどんな人に向いていますか?

アルプロスでは、むしろ初級レベルの方にこそ通って頂きたいと考えます。

というのも、「初心者はまず英単語や、英会話からやってみる」という、従来の正攻法では成果が出にくいからです。

初級レベルの方こそ、ダイレクトメソッドを試して頂きたいですし、早期英語教育が進められる日本の教育現場でも、あらためて英語4技能に注目が集まっているんです。

アルプロスでは上級から初級まで幅広いレベルに対応したカリキュラムを構成していますので、どのレベルでも通っていただけます。

ただどうしても短期集中型のプログラムになるので、英語学習の時間を確保できる方が向いていることは間違いありません。

── 実際、アルプロスにはどんな生徒さんが通われているのでしょうか?

アルプロスに通われている生徒さんは、「学生」や「社会人」の方が多いです。

まず学生さんは、中学生、高校生、大学生が中心です。当スクールは、もともと大学付属の英語学校だったこともあり、基本的には進学を目的とする学生さんが多くいらっしゃいます。

たとえば中・高校生は、高校留学など。大学生は、交換留学や「大学院進学のため英語の文献を読まなくてはいけない」、といった状況で来られていますね。

また、社会人の場合は、お仕事の転職期間にこられる方が多いです。

「次の転職先は絶対に英語力をつけておかなければいけない」だったり、大企業にお勤めの方で「サバティカル休暇(長期休暇制度)で英語を学びたい」といった例もお聞きします。

英語学校アルプロスは英語教授法を体系的に学んだ専門講師陣が在籍

英語学校アルプロスの授業風景

── アルプロスには、どんな講師の方がいらっしゃるのか教えてください。

アルプロスには、第二言語教授法の修士(Master Degree)をもっている、あるいはそのレベルの資格や経験のあるプロの講師が在籍しています。

英語4技能を体系立てて教えるために、講師の方には高いレベルと経験を求めます。

また、ネイティブ講師と日本人講師が在籍していて、おおよそ8割がネイティブ講師です。元々アメリカの学校だったこともあり、アメリカ人のネイティブ講師が多いですね。

──クラスの雰囲気や、レッスンの内容も教えていただけますか?

アルプロスは、1クラス平均4人の少人数制を取り入れています。

クラスは10段階のレベルと目的別に分かれ、担任の講師が教科別につきますが、ダイレクトメソッドを基本とするため、もちろんレッスンはすべて英語です。

クラスの雰囲気は、講師の話を聞いて考えるやり方ではなく、インタラクティブ(対話的)に楽しく行っています。

レッスン内容は、たとえば、生物・宇宙・人文科学・歴史といった、学校の教養教科に関するリーディングを読んでディスカッションをする。

あるいは、海外の英語学校と同様に、クリティカルシンキング(批判的思考)のレッスンを行います。

与えられた情報に対してどう思うかを徹底的に思考する、英語にはそういった文化背景があるため、英語圏の学生は議論にも強いんです。

アルプロスのレッスンでも、海外同等に思考力やディベート力を身につけられるカリキュラムになっています。

英語学校アルプロスのプログラム詳細と学費(料金)について

英語学校アルプロスのロビー

── アルプロスのプログラムや学費(料金)についても、教えてください。

アルプロスの主幹となるのは、短期集中型のプログラムです。

生徒さんが通える曜日によって、「1ヶ月集中プログラム」と「週末集中プログラム」の2つのコースにわかれます。

まず月曜日から金曜日まで通える方は「1ヶ月集中プログラム(440,000円(税込)/ 100レッスン)」です。

一方で、平日お忙しい方は、3ヶ月かけて通う「週末集中プログラム(277,200円(税込)/ 60レッスン)」を選ばれます。

どちらも、少人数制のクラスでビジネス・アカデミックスキルを短期間で習得できます。

※その他のプランもあり。くわしくは英語学校アルプロスのホームページでご確認ください。

なお、アルプロスのプログラムは1日合計5レッスンで構成されています。午前中に3レッスン、ランチタイムを挟んで、午後2レッスンで構成されています(1レッスン50分)。

── 1日5レッスンとは、かなりのボリュームですね。短期間で成果が上がりそうです。

レッスンを集中させることで、英語4技能の統合学習・弱点克服・アカデミックスキル向上を、ワンストップで行えるのがメリットです。

ちなみに1日5レッスンというスケジュールは、海外の大学に付属する英語学校と同等のカリキュラム。つまり国内で、海外進学や語学留学の準備ができるというわけなんです。

皆さん目標があるので、がんばって受講されていますよ。

── よくわかりました。他にもプログラムがあれば教えていただけますか?

中高生向けには、「ベーシック英語4技能プログラム(75,680円(税込)/ 1ヶ月)」というコースもあります。

じつは3~4年前から日本の大学入試制度が変わり、「英検準1級を高校2年生までに取って、残りの期間は他の科目の勉強に注力したい。」という声が多く聞かれるようになってきました。

ですが、英検準1級のレベルは英語4技能の力がついていないと歯が立たないんですね。

このような近年の大学進学事情の変化を受けて、国内の大学受験に向けてのプログラムとして新設されました。

ベーシック英語4技能プログラムは、1回2レッスン(50分×2)を週2回、これを1つのレベルごとに1ヶ月〜5ヶ月の期間で選んで受講ができます。

こちらは短期集中ではなく、どちらかといえば塾のような雰囲気で、学校が終わった生徒さんが、制服のまま通われています。

英語学校アルプロスから無料体験のお知らせとメッセージ

英語学校アルプロスの教室2

── アルプロスでは留学と同じような環境で英語を学べることがよくわかりました。興味があれば、体験レッスンからはじめられますか?

もちろんです。アルプロスでは随時、体験レッスンを受け付けています。

体験だけ受けて頂くこともできますが、英語の実力診断を同じ日に受けていただけます。大体9割くらいの方が、体験と実力診断を受けられますね。

英語の実力診断では、英語4技能のテストを行い、「何が足りてないのか」「どういうところが強いのか」が診断でき、僭越ながら「あなたはこういうことが抜けてますよ」「こういうことを伸ばしていったほうがいいですよ」ということを、具体的にお伝えしていきます。

その診断をもとに、レベルに合わせた体験レッスンを受けて頂けるので、最適なレッスンが受けられますよ。

お忙しい方も多いと思いますので、体験1回で、その方に最適なプログラムをしっかり案内させて頂きます。興味のある方は、体験レッスンから申し込んで頂ければと思います。

── では最後に、英語学校をお探しの方にメッセージをいただけますでしょうか。

アルプロスは、進学やお仕事(転職)で、集中して英語をやらなければいけない状況の方が多く通われています。

ですが、今すぐ必要ではないが英語が上手くいってない、と感じている方にも試して頂きたいです。

アルプロスでは、英語の初級から上級でも対応できるカリキュラムが構成されているので、「英語は苦手だ」という生徒さんが、たくさんいらっしゃいます。

このように英語で悩む人が多いという今の日本の状況を、海外形式の英語教育で変えていくのが英語学校アルプロスのミッションだと考えます。

「今まで色々な英会話スクールにいったけど、英語を話せない。」と思っている方にこそ、ぜひ短期集中型のプログラムを体験していただきたいです。

── 本日は貴重なお話、ありがとうございました!

英語学校アルプロス の基本情報

教室名 英語学校アルプロス
所在地 〒160-0023 東京都新宿区西新宿3丁目7-30フロンティアグラン西新宿 8階
※2023年10月2日新校舎に移転
費用 入学金 33,000円 / 学習サポート費 11,000円(税込)~
1ヶ月集中プログラム 440,000円(税込)~ / 週末集中プログラム 277,200円(税込)~
レッスン時間 50分
講師 ネイティブ講師、日本人講師
オンライン授業 可能
営業時間 月~日 10:00~18:00
電話番号 0120-312-352
公式HP https://www.alpros.co.jp/
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英語学校アルプロス新宿本校 の位置情報

※ 取材時の情報を掲載しています。最新情報は直接、英語学校アルプロスへお問い合わせください。

短期集中型で英語力アップが期待できる英語学校アルプロスさんの取材後記

英語を話せるようになるためには、どうしても会話練習からはじめなくてはと思いがちです。

ですが、英語は「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能を連動させることが重要で、どれか1つが欠けていても英語を英語で吸収することはできません。

そして、その英語4技能を体系立てて教えるには、講師側にもそれなりのスキルが求められると、山本さんはおっしゃいます。

アルプロスでは、第二言語教授法の修士(Master Degree)を持つ、プロの講師が在籍。海外の英語学校の環境と同じように、1ヶ月の短期集中型プログラムで、英語を英語のまま吸収します。

「転職先でどうしても英語力が必要」「海外の大学に進学予定」など、必ず成果を出したい社会人や学生の方は、まずはアルプロスの体験レッスンを受けてみてはいかがでしょうか。

体験レッスン前に英語の実力診断テストも受けられますので、現在の自分の英語力を把握したい人にもオススメです。

取材日:2023年2月20日
取材/文:永谷知香
写真:英語学校アルプロス 提供