南アフリカ留学

「海外留学で人とは違う経験をしたい」「日本人の少ない環境で英語を学びたい」「費用を抑えて留学したい」という人におすすめなのが南アフリカです。

南アフリカはややマイナーな留学先ですが、英語が公用語のひとつで、基本的に初等教育の途中からは教授言語も英語になります。

そのため、ヨーロッパなどからも英語を学びにくる人は多く、現地の人々だけでなく、南アフリカを訪れているさまざまな国籍の留学生と交流できます。

南アフリカには日本にないような大自然もありますし、多種多様な文化に触れることは世界的な価値観を身につけるのにも役立つでしょう。

この記事では南アフリカ留学のメリット・デメリット、料金の相場、語学学校の選び方、ビザの申請などについて説明していきます。

南アフリカへの語学留学を検討している方、海外留学を検討しているものの留学先に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

目次

実は英語の語学留学におすすめ!南アフリカの特徴

南アフリカ共和国は、アフリカ大陸の最南部にある共和制の国家です。

面積は122万平方キロメートルと日本の約3倍の大きさで、アフリカ大陸の多数の国と国境を接していて、レソト王国を囲む形になっています。

南アフリカの地図

南アフリカ最大の都市は「ヨハネスブルグ」で、首都機能は「プレトリア」「ケープタウン」「 ブルームフォンテーン」の3都市に分散しています。

南アフリカの公用語は英語を含む11の言語です。
比較的、大都市になると英語を第一言語とする人が増えますが、どの都市においても英語以外を第一言語にする人もたくさんいます。

初等教育から英語を学ぶということもあって、英語は共通語として機能していて、首都のひとつであるケープタウンには語学学校も多いので留学先の主な候補になるでしょう。

日本から南アフリカまでの直行便はなく、ほかの都市を経由して向かうことになります。

乗り継ぎのスケジュールにもよりますが、日本からのフライト時間は20時間〜30時間ほどです。

南アフリカに関する基本的な情報を表にまとめました。

南アフリカの基本情報

南アフリカ共和国
首都 プレトリア/ ケープタウン/ ブルームフォンテーン
面積 122万平方キロメートル
人口 およそ6,200万人
公用語 アフリカーンス語/ 英語/ ズールー語/ 南ンデベレ語/ 北ソト語/ ソト語/ スワジ語/ ツォンガ語/ ツワナ語/ ヴェンダ語/ コサ語
留学生の数 日本人留学生数:16人(年間) ※1
フライト時間 20時間〜30時間程度
航空券の値段 平均15万円〜20万円ほど(往復)
時差(サマータイム) -7時間(なし)
※ 日本の方が7時間進んでいる。
通貨 南アフリカランド
※ 1南アフリカランドおよそ8.6円(2024年10月26日時点)
物価 日本と比べてやや安い
電圧・電源プラグ 220V・B3L型プラグ
ワーキングホリデー 不可

※ 外務省「南アフリカ基礎データ」

※1 一般社団法人海外留学協議会(JAOS)による「日本人留学生調査2023」より

南アフリカ留学のメリット

日本からの語学留学先として南アフリカはメジャーでないものの、欧米や東南アジアではなく、南アフリカを選ぶメリットは多いです。

留学先の候補となるほかの国・地域と比較しながら南アフリカ留学のメリットについて説明していきます。

南アフリカ留学のメリット

  • 日本人がたいへん少ないので英語漬けの環境が作れる
  • 欧米と比較すると留学費用が安い
  • アフリカの大自然や文化を体験できる
  • 現地の人は訛りが少ないイギリス英語を話す
  • 多様な価値観に触れられる

日本人が非常に少ないので英語漬けの環境が作れる

前述のとおり、日本から南アフリカに語学留学する人は多くありません。

近年、注目されつつあるものの、南アフリカの語学学校や街中で日本人と出会うことはほかの国・地域よりも少ないです。

一般社団法人海外留学協議会(JAOS)の「日本人留学生調査2023」では、国別の留学生数を確認することができます。

JAOS会員である留学事業者40社を対象に行われた調査の結果によれば、2023年の1年間の留学生数は66,007人(オンライン留学含む)です。 ※1

※1 調査対象はJAOS加盟の留学事業者であり、非加盟の留学事業者の数値は含まれていません。

国別に見るとアメリカ(21.9%)、オーストラリア(19.1%)、カナダ(14.5%)、イギリス(10.5%)、フィリピン(9.5%)などが多く、南アフリカ(0.0%)は日本からの留学生がもっとも少ない国のひとつとなっています。 ※2

※2 パーセンテージは、少数第一位までの記載です。

南アフリカへの留学生は「語学学校(3ヶ月未満)」が11人、「語学学校(3ヶ月以上)」が5人で、日本からの留学生全体の中ではかなり少数だと分かります。

ただし、南アフリカには英語を学べる語学学校自体はたくさんあり、日本以外の国からの留学生は多いです。
そのため、日本人留学生の多い国よりも、英語だけの学習環境は作りやすいでしょう。

基本的に南アフリカの語学学校の日本人比率は低く、さまざまな国・地域からの留学生と一緒に英語を学ぶことができます。

「クラスの日本人同士でかたまってしまって、英語があまり上達しなかった」というのはよくある失敗談なので、英語漬けの環境を作りやすいのも南アフリカ留学のメリットです。

欧米と比較すると留学費用が安い

語学留学で候補になることが多いアメリカやイギリス、カナダなどの主要都市で英語を学ぶ場合、どうしてもそれなりの費用がかかります。

日本で生活するよりも経済的な負担が大きいうえに、語学学校への学費や航空券代なども必要です。

留学期間によっても変わってきますが、欧米への留学は費用が高額になりやすいでしょう。

その一方で、南アフリカは物価も安めで、留学費用を抑えやすいです。

日本と価格が変わらないものや日本よりも高いようなものもあるものの、スーパーの食品などは日本の半額程度で済み、基本的には欧米よりも安く語学留学できます。

例えば、欧米や南アフリカなどへの留学プランを扱っているスマ留の場合、以下のような料金になります。

海外留学パッケージの料金比較(4週間の場合)

渡航先 料金
南アフリカ 246,000円
アメリカ(東海岸) 449,000円
アメリカ(西海岸) 370,000円
イギリス 350,000円
カナダ 313,000円
オーストラリア 304,000円

※ パッケージプランには「授業料」「入学金」「教材費」「滞在費」「安全サポート」「諸経費」が含まれます。

※ 諸経費などは留学先の国によって異なる場合があります。国ごとの性格な情報はスマ留の公式ホームページで確認してください。

アフリカの大自然や文化を体験できる

自然が豊かで、日本では見られないような動物や植物が多数存在するのも南アフリカの魅力のひとつです。

南アフリカに留学するなら一度は行っておきたいテーブル・マウンテンに自生する植物の多くは固有種ですし、ケープ植物区保護地域群などのユネスコの自然遺産に登録されている場所も複数あります。

気候はエリアによって異なるものの、極端な暑さ・寒さはなく、比較的過ごしやすいでしょう。

また、南アフリカでは大自然だけでなく、現地の人々のさまざまな文化を体験できる機会も多いです。
人種や民族によって使う言葉や伝統、慣習が異なりますし、食文化や音楽、歴史なども多様です。

語学学校の多いケープタウンなどには博物館・美術館も多数ありますし、音楽祭や芸術祭も開催されています。
南アフリカであれば欧米では体験できないような大自然や文化に触れられるでしょう。

現地の人は訛りが少ないイギリス英語を話す

欧米以外にも英語が公用語や共通語になっている国・地域は多いです。
例えば、アジアではシンガポールやフィリピンなども英語が公用語になっています。

ただし、英語が公用語や共通語になっている場所でも、英語にその国・地域特有の訛りがあるケースも少なくありません。

多少の訛りがあっても欧米などで十分に通じますが、「できるだけ訛りの少ないアメリカ英語やイギリス英語をマスターしたい」という人も多いでしょう。

南アフリカにおいても訛りはあるものの、比較的訛りの少ないイギリス英語が話されています。

南アフリカはイギリスの植民地となっていた時代がありました。
そのため、歴史的にイギリスからの移民も多く、現地の人が使うのは訛り・癖の少ないイギリス英語です。

実際には英語以外を母語にする人もたくさんいて、その母語の影響を受けた英語に触れる機会も多いですが、比較的英語の訛り・癖が少ないというのも南アフリカ留学のメリットになるでしょう。

多様な価値観に触れられる

南アフリカ共和国の第8代大統領である故ネルソン・マンデラ氏は、これからの南アフリカはさまざまな人種や文化が共存する「虹の国」であると表現しました。

南アフリカはイギリスやオランダの植民地となっていた時代もあり、民族構成や文化などが非常に多様です。

現地にはアフリカだけでなく、ヨーロッパやアジアにルーツを持つ人も多く、語学学校に通う生徒も多国籍で、多様な価値観に触れられるでしょう。

南アフリカは使われている言語も多種多様で、公用語だけでも11の言語があります。
国民の第一言語となっているのは、主に「英語」「アフリカーンス語」「バントゥー諸語」です。

さまざまな人たちが共存する南アフリカだからこそ共通語の存在が重要で、英語を第一言語としない人たちも、初等教育の途中から英語を学び、中等・高等教育では英語が教授言語になります。

南アフリカ留学のデメリット

南アフリカ留学にはメリットだけでなく、デメリットもあります。
南アフリカだけのデメリットというわけではありませんが、以下の点には注意してください。

南アフリカ留学のデメリット

  • 治安が良くないから注意が必要
  • 日本人が少ないので日本語でのサポートが期待できない
  • 語学学校や留学に関する情報があまり多くない

治安が良くないから注意が必要

日本は世界的にも治安の良い国なので、海外留学する際は、日本で生活するよりも高い防犯意識が必要です。

南アフリカに関してはあまり治安の良い国とはいえず、ほかの国・地域よりも注意するようにしましょう。

外務省海外安全ホームページでは、南アフリカに危険情報が出されています。(2024年12月10日時点)

危険情報はレベル1(十分注意)とレベル2(渡航中勧告)ですが、必ず最新の情報を確認するようにしてください。

危険なエリアに立ち入らないのはもちろんのこと、「夜間の外出は控える」「単独で行動しない」「高そうな装飾品を身につけない」なども重要です。

人の多い観光地などは比較的安全だといわれていますが、スリや置き引き、強盗などは発生していて、油断はできません。

南アフリカへの留学を検討する場合は、在南アフリカ共和国日本国大使館の安全の手引きなども参考にしてください。

日本人が少ないので日本語でのサポートが期待できない

日本人が少ないのは英語漬けの環境を作りやすいというメリットでもありますが、裏を返せば、日本語でのサポートは受けにくいというデメリットでもあります。

海外留学で英語力をしっかりと伸ばすためには、授業中や日常生活ではできるだけ英語を使うことが重要です。

しかし、滞在先でのトラブルや各種手続きでの不明点などは、日本語でサポートを受けられた方が安心です。

もし現地でのトラブルなどが不安なら、日本人スタッフや日本語を話せるスタッフが在籍している語学学校を選ぶと良いでしょう。

また、現地にサポートデスクがある留学エージェントもあります。
語学学校や留学エージェント選びを工夫して、日本語でのサポートを受けられるように対策してください。

語学学校や留学に関する情報があまり多くない

日本人の少ない南アフリカは穴場の留学先です。

ただし、日本から留学する人が少ないということもあって、現地の語学学校や留学中の生活などに関する情報は多くありません。

留学先の情報をインターネットで調べる人も多いと思いますが、ほかの国に比べると情報は少ないでしょう。

一人で南アフリカ留学に関する情報を調べるのは大変なので、語学学校や滞在先などの手配は留学エージェントに相談するのがおすすめです。

留学エージェントはたくさんあるものの、扱っている国・地域などは業者ごとに異なります。

多くの留学エージェントでは無料カウンセリングを行っているため、まずはネットや店舗で相談してみてください。

留学におすすめの都市は語学学校が集中しているケープタウン

ケープタウン

南アフリカに留学するのであれば、語学学校の多いケープタウンがおすすめです。

南アフリカの首都は各国の大使館があるプレトリアとされるケースも多いですが、首都機能はプレトリア(行政府)、ケープタウン(立法府)、ブルームフォンテーン(司法府)の3都市に分散されています。

もっとも都市圏の人口が多いのはヨハネスブルグで、ケープタウンはそれに次ぐ南アフリカ第二の都市です。

ヨハネスブルグやケープタウンなどの大都市では、比較的英語を第一言語にする人が多く、英語を学ぶための語学学校もたくさんあります。

また、北にテーブル湾、南にテーブル・マウンテンのあるケープタウンは自然が豊かで、観光スポットも多いです。

博物館や美術館だけでなく、ビクトリア&アルフレッド・ウォーターフロントという大型ショッピングモールなどが入った複合施設もあり、美しい自然と共存する近代都市だといえます。

南アフリカへの留学を検討する場合、まずはケープタウンを候補にすると良いでしょう。
ケープタウンの基本的な情報を表にまとめました。

ケープタウンの基本情報

西ケープ州
人口 約380万人
気候 地中海性気候に属し、10月〜3月までの夏は温暖で過ごしやすい。5月〜9月までの冬は雨が増え、平均気温は15℃前後になる。
特徴 ヨハネスブルグに次ぐ南アフリカ第二の都市。アフリカ大陸南端のケープ半島に位置する港湾都市でもあり、美しい自然と近代的な建物が共存している。
サマータイム なし
日本との時差 -7時間
※ 日本が午後9時(21時)のとき、南アフリカは午後2時(14時)
フライト時間 20時間〜30時間程度
1週間の留学費用 30万円〜35万円
観光スポット ボカップ博物館/ ビクトリア&アルフレッド・ウォーターフロント/ クルーガー国立公園/ ケープポイント/ ボルダーズビーチ
アクティビティ・体験 ハイキング/ サイクリング/ 乗馬/ ゴルフ/ サーフィン/ カヤック/ シャークケイジダイビング/ ホエールウォッチング/ カフェ巡り/ ワインテイスティングツアー
交通機関 鉄道/ バス/ タクシー
ワーキングホリデー なし
日本領事館 在ケープタウン領事事務所
在南アフリカ共和国日本国大使館

ケープタウンは地中海性気候で、年間を通して比較的安定した気候が続きます。
基本的に南アフリカは乾季と雨季に分かれますが、ケープタウンの場合、4月〜10月頃が雨季、11月〜3月頃が乾季になります。

乾季は平均気温が20℃前後なのに対して、雨季は15℃前後です。
特に雨季の中でも5月〜8月頃は雨量が多くなるので、天候を気にする方は覚えておきましょう。

日本から南アフリカまでの直行便はないため、他都市を経由して向かうことになり、日本からは20時間〜30時間程度かかります。

ケープタウン(ケープタウン国際空港)への乗り継ぎはシンガポールやドバイ、イスタンブール、パリ、ロンドン、ドーハなどで行えます。

経由地などによっても所要時間は変わってくるので、事前に確認しておいてください。

南アフリカ ケープタウンにある語学学校の種類

語学学校は主に民間企業が運営する「私立の語学学校」と大学が留学生向けに運営する「大学付属の語学学校」の2種類に分けられます。

基本的に大学付属の語学学校は、現地の大学や大学院への進学を目指す人向けになるため、短期〜中期の語学留学なら私立の語学学校を検討することになるでしょう。

ケープタウンにある語学学校の種類、違いについて説明していきます。

私立の語学学校

私立の語学学校の特徴は、誰でも入学できて、プログラムの内容が多岐にわたることです。

一般英語だけでなく、ビジネス英語や各種試験対策なども行っていますし、30代以上や40代以上、ジュニア、シニアといった年代別にクラスを開講しているケースもあります。

ケープタウンの語学学校の場合、英語の授業に加えてボランティアプログラムやアクティビティを提供しているところもあって、学校の外での活動も充実しています。

また、私立の語学学校は入学時期や週の授業数なども選択可能です。
毎週や隔週などで入学を受け付けていますし、カリキュラムも比較的自由に組めます。

私立の語学学校には南アフリカ資本のところだけでなく、世界各国に学校を展開する海外資本のところもあります。

学校によって特徴はさまざまですが、世界中に複数のキャンパスがある語学学校の場合、ネイティブの講師を雇用していて、プログラムの質も安定して高いケースが多いです。

一方、南アフリカ資本の語学学校の中には、比較的小規模でアットホームな雰囲気のところもあり、講師と生徒の距離が近いです。

実際には学校ごとに教育方針や設備、プログラム内容などが異なるので、各校の公式ホームページや留学エージェントで情報を確認するようにしましょう。

大学付属の語学学校

ケープタウンにはいくつかの大学が存在していますが、その一部には大学付属の語学学校(留学生向けの英語コース)があります。
大学付属の語学学校は、基本的に大学や大学院への進学を希望する留学生が対象になります。

大学や大学院で勉強するうえで必要な英語力、アカデミックスキルを習得するのが目標で、入学には最低限の英語力が求められます。

大学付属の語学学校の場合、校舎は大学の敷地内にあるため、大学の施設を利用できたり、現地の学生と交流できたりするのがメリットです。

その一方で、私立の語学学校に比べて選択肢が少なく、入学時期が限定されていて、カリキュラムの自由度も低い点はデメリットになるでしょう。

南アフリカ ケープタウンの語学学校リスト

南アフリカのケープタウンにある主な語学学校をリストにまとめました。語学学校選びの参考にしてください。

語学学校の種類 語学学校名 特徴
私立の語学学校 Cape Studies Language School 比較的学費が安い
取り扱っている日本の留学エージェントも多い
EC Cape Town V&Aウォーターフロントからも近く、課外活動も活発
WEBサイトが日本語対応
International House: Cape Town 世界50ヶ国以上にキャンパスを持つイギリス発の英語教育機関
Good Hope Studies ケープタウンに2校あり、キャンパスには学生寮も完備
Bayswater College Cape Town カナダやイギリスにもある老舗の語学学校
EF Cape Town 内レベル別のクラスで、初心者にも、中〜上級者にもおすすめ
世界中に自社の語学学校があり、日本での手続きもラクラク
LAL Language Centres- Cape Town ビジネス英語や各種試験対策などさまざまなプログラムを提供
大学付属の語学学校 UCT English Language Centre アフリカにある大学の中でも名門ケープタウン大学付属の語学学校

南アフリカ留学中の滞在先の種類

南アフリカ留学で利用することの多い滞在方法は「学生寮」もしくは「ホームステイ」です。

短期間の滞在であればホテルを利用するという選択肢もありますが、留学エージェントや学校を通して寮、ホームステイを手配するケースが多いでしょう。

それぞれの滞在方法のメリットとデメリットについて説明していきます。

学生寮

語学学校の中には学生寮を所有しているところもありますし、民間企業が留学生向けの寮を運営しているケースもあります。

学生寮を選択するメリットは、友だちを作りやすい点です。
一人部屋を選択できるケースも多いですが、共有スペースもあり、同じ語学学校や別の学校に通う留学生と交流しやすいでしょう。

寮は街の中心部や学校の敷地内にあるケースが多く、通学が楽というだけでなく、生活するのにも便利です。

また、困ったことがあれば学校や友人からのサポートを受けやすいのも特徴になります。

ただし、食事に関しては自分で用意しなくてはいけないケースが多いですし、空き状況によっては「相部屋しか選択できない」「すぐには入寮できない」ということもあるので注意してください。

ホームステイ

ホームステイのメリットは学校以外の日常生活でも英語を使う機会が多いことです。
また、現地の人々の文化などを体験できるのもホームステイのメリットで、学生寮で生活するのとは違った魅力があります。

滞在費用は学生寮よりも高くなるケースが多いものの、ホームステイの費用には食費も含まれるため、実際には生活費を抑えやすいです。

ただし、ホストファミリーと性格や食事の好みが合わないこともありますし、ステイ先から学校までは近いとも限りません。

はじめての海外留学や現地の生活に慣れるまではサポートを受けやすいホームステイがおすすめですが、ホストファミリーとの相性によって左右される部分が大きいのはデメリットです。

相場はいくら?南アフリカ留学費用とアルバイトについて

南アフリカ留学に必要な費用は、留学期間によって大きく変わってきます。

短期留学の方が費用は安くなりますが、航空券代など一部期間によって変わらないものもあります。
留学期間が短すぎると十分な成長を実感できない可能性もあり、コスパは悪いです。

留学期間は長ければ良いというわけでもないので、費用相場を確認のうえ、目標にあった期間で留学の計画を立てるようにしましょう。

1週間~1年の留学費用を比較

南アフリカ留学の費用相場を表にまとめました。

1ヶ月以内の語学留学の場合、30万円〜50万円程度が目安になるでしょう。あくまでも目安ですが、予算を用意する際の参考にしてください。

南アフリカ留学の費用相場

期間 費用相場
1週間 30万円〜35万円
2週間 40万円〜45万円
1ヶ月 50万円〜55万円
2ヶ月 80万円〜90万円
3ヶ月 100万円〜110万円
半年 160万円〜180万円
1年 250万円〜300万円

※ 金額はおおよその目安です。

※ ビザの申請で発生する費用は含んでいません。

南アフリカは物価が安く、日常生活にかかる費用は安めです。この点は東南アジアなどに留学するケースと同様です。

しかし、日本から南アフリカまでは遠く、東南アジアなどに留学するよりも航空券代は高くなるでしょう。

南アフリカ留学で発生する費用の内訳は以下のようになります。

南アフリカ留学費用内訳(1ヶ月)

内訳 金額
学費+滞在費 20万円〜25万円
航空券代(往復) 15万円〜20万円
食費 3万円〜
通信費 1万円〜
娯楽費・お小遣い 3万円〜
雑費 2万円〜
海外留学保険料 3万円〜
留学エージェントのサポート料 0円~数万円
学費+滞在費 20万円~25万円
航空券代(往復) 15万円~20万円
総額 およそ50万円〜

※金額はおおよその目安です。

留学エージェントでパッケージプランを契約する場合、料金内に学費や滞在費、食費などが含まれているケースも多いです。

業者によってパッケージに含まれる内容が異なる点に注意してください。

南アフリカ留学の費用を安くする方法

南アフリカ留学の費用を少しでも安くするための方法には以下のようなものがあります。

南アフリカ留学の費用を安くする方法

  • 航空券が安くなるオフシーズンに渡航する
  • 授業料の安い語学学校を探す
  • 人の少ない午後から始まるクラスを選択する
  • 割引が適用される留学エージェント経由で学校の申し込みをする
  • シェアハウスや学生寮の相部屋を利用する
  • 外食は控えて、自炊の機会を増やす
  • 滞在期間を短くする

南アフリカは物価が安く、語学学校の学費も高い方ではありません。

ただし、欧米の主要都市などに留学するよりは安いというだけで、南アフリカ留学もそれなりに費用がかかります。

節約できる部分は安く抑えられるように工夫しましょう。

南アフリカ留学中にアルバイトはできる?

観光ビザを利用して南アフリカに留学する場合、アルバイトはできません。

学生ビザを取得している人は、一定の条件下でアルバイトできるケースもありますが、南アフリカの最低賃金は日本に比べてかなり低いです。

そのため、南アフリカ留学中にアルバイトをする人は多くないでしょう。

「留学中に英語を使って、働く経験を積みたい!」という場合は、インターンシッププログラムも検討してみてください。

ケープタウンなどにもインターンシップ対応の語学学校はあり、学校で英語を学びながら、就業体験できます。

南アフリカにワーキングホリデーの制度はないので注意

ワーキングホリデー(ワーホリ)とは、18歳〜30歳の人が対象の休暇を主な目的とする海外留学制度です。

休暇中の滞在費用や観光費用を補うための就労も可能であり、オーストラリアやニュージーランド、カナダなどの国・地域がワーキングホリデーに対応しています。

しかし、南アフリカには、ワーキングホリデーの制度がありません。

ワーキングホリデーを利用して、働きながら海外の語学学校に通いたい場合は、ワーホリの制度のある国・地域を検討しましょう。

ワーキングホリデーはビザの事前申請を行うため、観光ビザでの短期留学よりも早めの準備が必要になります。

ワーキングホリデーの制度がある国・地域については以下の外務省のホームページで確認してください。(外務省「ワーキング・ホリデー制度」

南アフリカ留学で必要なビザの申請方法

南アフリカ留学では、事前に学生ビザの申請が必要になるケースもあります。

短期の語学留学であればビザなし(観光ビザ)で入国できるものの、期間によっては語学学校に通うときも学生ビザが必要なので注意してください。

南アフリカ留学で必要なビザの種類

ビザの種類 概要
観光ビザ 日本のパスポートを持っている場合、90日以内であれば基本的に事前のビザ申請は不要です。観光ビザで語学学校に通え、90日まで滞在できます。
ただし、南アフリカに滞在する予定期間に加えて、パスポートに30日以上の残存有効期間と未使用の査証欄ページ(2ページ以上)が必要です。また、南アフリカを出国するための航空券を所持していないと入国できないケースもあるので注意してください。
学生ビザ 留学期間が3ヶ月を超える場合、渡航前に学生ビザを取得する必要があります。学生ビザが発行されるまでには一定期間を要するため、余裕を持って手続きするようにしてください。

南アフリカ留学で必要な学生ビザの申請には、以下のような書類を用意することになります。

学生ビザの申請で必要になる書類など

  • 指定の申請フォーム(DHA-1738フォーム)
  • パスポート
  • パスポート写真サイズの証明写真(2枚)
  • 指定の健康診断書(DHA-811)
  • X線診断書(DHA-806)
  • 金融機関口座の取引証明書(英文)
  • 金融機関口座の残高証明書
  • 航空券(原則、往復)
  • 学校発行の入学許可証
  • 滞在先証明書
  • 犯罪経歴証明書
  • 留学時の医療保険加入証明書
  • 申請費用

学生ビザの申請を行うには、東京にある南アフリカ共和国大使館への連絡・来館予約が必要です。

上記以外の書類が必要になるケースもあるため、手続きに不安がある方は留学エージェントのサポートを受けましょう。

ビザの申請手続きに関しては、手順などが変更になるケースもあります。最新の情報は南アフリカ共和国大使館の公式ホームページなどで確認してください。

南アフリカ留学の煩雑な手続きはエージェントにサポートしてもらうのがおすすめ

南アフリカに語学留学する場合、語学学校への申し込みや滞在先の手配、海外留学保険の加入、ビザの申請などの手続きが必要になります。

これらの手続きをすべてひとりで行うのは大変なので、南アフリカの語学学校の取り扱いのある留学エージェントのサポートを受けましょう。

留学エージェントを利用すれば手続きはスムーズですし、サポート費用が基本無料の業者も多く、費用を抑えつつ理想の留学プランを立てることができます。

南アフリカ留学なら手数料無料のスマ留が一番おすすめ

スマ留

「できるだけ安く語学留学したい!」という人におすすめなのが手数料無料のスマ留です。

スマ留は手数料無料タイプの留学エージェントですが、渡航前や留学中、帰国後のサポートがしっかりしています。

また、扱っているプランは学費や滞在費などを含むパッケージになっていて、留学先と留学期間で費用が決まる仕組みです。

学校によってプラン料金が変動しないため、金額を気にすることなく、好きな学校を選べます。

大手留学エージェントでは、南アフリカ留学の取り扱いが非常に少ないため、明朗会計で留学準備をサポートしてくれるスマ留の存在は貴重なんです!

スマ留のオフィス・サロンがあるのは東京と大阪ですが、オンラインでも無料相談を実施しています。

「どんな学校があるのか知りたい」「留学費用の見積もりがほしい」「留学先が決まらずに悩んでいる」という場合は、まずは無料カウンセリングを受けてみると良いでしょう。

スマ留基本情報

サポート料金 無料(有料サポートも可能)
学習サポート NativeCamp(オンライン英会話)/英語学習アプリ
渡航前サポート 学校/滞在先手続き、ビザ取得サポート、保険/航空券申し込みサポートなど
現地サポート 現地オリエンテーション/学校とのトラブル対応など
留学後のサポート 就職・転職相談
無料カウンセリング オンライン/対面 説明会、LINE相談も実施
国内オフィス 東京
特徴 語学学校の空き時間を利用して学費の最大半額を実現

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南アフリカ留学におすすめのエージェント一覧

南アフリカ留学に対応しているエージェントの特徴を表にまとめました。
留学の計画を立てる場合、複数のエージェントを比較するのがおすすめです。

留学エージェントによってプラン料金や提携している学校、手配可能な滞在先、サポート範囲などが異なるため、自分にあうところを探しましょう。

エージェント名 特徴
スマ留 24時間365日対応の緊急コールサポートで、現地でのトラブルも安心。語学学校の空き時間・空き場所を活用することで低価格を実現。
ブリッジ留学サポートセンター 留学の目的や要望に合わせてオーダーメイドの留学プランを提案してくれる。きめ細かなカウンセリングが強み。
留学ワールド 無料のオンライン英会話レッスンを受講可能で、留学前にしっかり準備できる。ビザの申請サポートや海外旅行保険、航空券の手続き代行も可能。
EF 世界50以上の都市にキャンパスがある語学学校。個別の無料カウンセリングだけでなく、オンライン・オフラインの説明会も開催中。
金沢留学センター 希望にあう語学学校を厳選して、一人ひとりに合わせた参考資料を作成してくれる。資料には見積もりも記載されていて安心。
海外留学推進協会 経験豊富なカウンセラーの多い留学エージェント。語学学校だけでなく、大学や専門学校への正規留学にも対応。
※ 国・地域によって異なります。

南アフリカ留学をサポートしている留学エージェントをまとめた記事がありますので、こちらもぜひ参考にしてください。(南アフリカ留学おすすめエージェント

南アフリカ留学出発前の準備・持ち物

南アフリカ留学で必要になるものや事前の準備について説明していきます。持ち物を用意する際の参考にしてください。

南アフリカ留学に必要な持ち物リスト

南アフリカ留学の持ち物をリストにまとめました。

南アフリカ留学に必要な持ち物リスト

持ち物 概要
パスポート 南アフリカに入国する場合、滞在期間に加えて30日以上の残存期間および2ページ以上の未使用の査証欄ページが必要です。以前にパスポートを発行している方は、有効期限などについても確認しておきましょう。
ビザ 3ヶ月を超える留学では学生ビザが必要です。学生ビザの申請は渡航前に日本で行います。ビザの発行には時間がかかるので、必要な方は早めに手続きしましょう。
往復の航空券 原則として、往復の航空券が必要になります。南アフリカを出国するための航空券を持っていない場合、入国が認められないケースもあります。
海外旅行保険証券 留学期間に関係なく、海外旅行保険に加入するようにしましょう。保険証券は持っていなくても問題ありませんが、携帯しておくと手続きがスムーズなケースも多いです。
お金(現金) 日本の自宅から空港まで、現地の空港から滞在先までの移動で現金が必要になるケースもあります。それぞれ2〜3万円分の現金を用意しておきましょう。
クレジットカード・デビットカード 南アフリカの都心部はカード決済対応の店舗が多いです。高額な現金の持ち歩きは危険なので、クレジットカードやデビットカードを利用するようにしましょう。VISAもしくはMasterCardブランドのカードが2〜3枚あると安心です。
海外のATMで使えるカード 一部のデビットカードなどは海外のATMで利用可能です。現地通貨を引き出せるので、1枚用意しておくと便利です。
スマートフォン フリーWi-Fiや海外対応のポケットWi-Fi、現地で購入したSIMカードなどがあれば、南アフリカでもスマホをネットに繋げます。学校や留学エージェントの担当者、友人との連絡、地図アプリや翻訳アプリの利用などにスマホは欠かせません。現地でもネットを利用できるように準備しておきましょう。
海外データローミング対応のスマホの場合、そのままでも海外で利用できますが、日本国内で使用するための料金プランよりも高額になるので注意してください。
ノートパソコン 学校の授業でパソコンを使用するケースもあります。必要な場合は、安価なもので構わないので、軽くて大丈夫なノートパソコンが1台あると良いです。
変換プラグ・変圧器 南アフリカのプラグ・電圧は日本と異なります。日本で購入した電化製品はそのままだと利用できないケースもあるので、必要に応じて変換プラグなども持っていきましょう。
筆記用具・文房具 筆記用具や文房具は日本のものの方が高品質です。現地で購入することもできますが、普段使っているものを持っていくと良いでしょう。
衣類 下着類やTシャツなどの衣類は1週間分あれば十分です。南アフリカは日本よりも温暖ですが、季節や時間帯によって多少冷え込みます。薄手のパーカーやコンパクトに収納できるダウンジャケットなどがあると便利です。
衣類は現地でも購入できます。そのため、不足分は現地で購入しても良いでしょう。ただし、日本とはサイズが異なるケースもあるので注意してください。
観光や通学で留学中に歩く機会は多いので、履き慣れたスニーカーで行きましょう。季節によっては雨が多くなるため、レインブーツも便利です。
また、室内用にサンダルやスリッパなどもあると良いです。
水着 南アフリカにはビーチが多いです。留学先の都市の近くにビーチがあるなら水着も持っていきましょう。
タオル 毎日使うバスタオルやフェイスタオルは滞在先にないケースもあります。最低でも各2〜3枚用意しておきましょう。洗濯の頻度によっては不足するため、現地で追加購入することも視野に入れましょう。
洗濯用品 滞在先によって洗濯の方法が異なります。ホームステイの場合、ホストファミリーが数日〜1週間分をまとめて洗濯するケースもありますし、学生寮などでは自分で共用のランドリーを使って洗濯するケースが多いです。
自室で部屋干しすることもあるため、洗濯ネットだけでなく、ハンガー、小型の洗濯物干しなどもあると便利です。
洗濯用洗剤などは現地でも購入できるため、持っていかなくても大丈夫です。
紫外線対策グッズ 南アフリカの紫外線は強いので、日焼け止めなども持っていきましょう。そのほかにも帽子やサングラスなども役立ちます。
日焼け止めは現地で購入可能ですが、肌に合わない可能性もあるため、日本で購入したものがおすすめです。
化粧品・アメニティなど 化粧品やアメニティなどは肌質や髪質にあったものを用意しましょう。現地で購入できるものはすぐに必要な最低限の分で大丈夫です。必要に応じて生理用品、スキンケア用品、ヘアケア用品、歯ブラシ、歯磨き粉、マスク、爪切り、シェーバー、ウェットティッシュなどを用意しましょう。
常備薬 海外留学中は慣れない環境で体調を崩してしまうケースも多いです。そのため、風邪薬や胃腸薬、頭痛薬、下痢止め、痛み止めなどがあると安心です。
また、処方薬については、医師の診断書(英文)などもあった方が良いです。医薬品の持ち込み・持ち出しにはルールがあるので、詳しくは厚生労働省のホームページで確認してください。
メガネ・コンタクトレンズ コンタクトレンズは留学期間分を持っていきましょう。洗浄液・保存液などは手に入りますが、コンタクトレンズを現地で入手するのは難しいです。また、視力が悪い方は、メガネも忘れないようにしましょう。
雨具 季節によっては降水量が増えるので、折り畳み傘などの雨具もあると良いです。南半球の南アフリカは、日本と季節が逆になります。渡航時期・地域によって気候が異なり、東部は季節風の影響で夏に、地中海性気候の南西の海岸は移動性低気圧の影響で冬に雨が増えます。
バッグ キャリーケース(スーツケース)とは別に通学用のカバン、食品などを買う際のエコバッグ、貴重品を入れるのに便利なボディバッグなどもあると良いです。
通学用のカバンは教科書の入る大きめサイズがおすすめです。

南アフリカ留学ではクレジットカードか現金どちらを用意するべき?

南アフリカのヨハネスブルグやケープタウンでは、クレジットカードを利用できるお店も多いです。

日本で加盟店の多いJCBは使えないケースがあるため、基本的にはVISAもしくはMasterCardのクレジットカードを最低1枚は持つようにしましょう。

ただし、南アフリカのクレジットカード普及率は、特別高いわけではありません。

特に都市部以外になるとカード決済できない店舗が増えるので、必要最低限の現金およびATMで現地通貨を引き出す準備(海外デビットカードなど)もしておくと良いです。

デビットカードなら預金残高の範囲内でクレジットカードと同じように決済できますし、一部のATMでは現地通貨の引き出しも行えます。

例えば、楽天銀行デビットカードやSony Bank WALLET、三井住友VISAデビット、Wiseデビットカードなどが決済と海外通貨の引き出しの両方に対応しています。

南アフリカ留学では海外旅行保険の加入が必要?

南アフリカに留学する場合は、必ず海外旅行保険に加入するようにしましょう。

留学期間が3ヶ月を超え、学生ビザを取得するようなケースでは、滞在期間をカバーする保険への加入が必須です。

また、3ヶ月以内の留学であっても、もしもに備えて海外旅行・留学用の保険を契約しておく方が安心です。

補償項目は保険によって違いますが、ケガや病気で発生する医療費だけでなく、盗難などの被害や他者への損害賠償にも備えられます。

海外旅行保険が付帯しているクレジットカードもあるものの、補償金額や補償範囲が不十分なケースが多いです。

トラブルの際に十分な補償を受けられなければ意味がないので、短期留学においても別途海外旅行保険に加入することをおすすめします。

留学エージェントの中には保険に関する手続きを行ってくれるところもあります。

「どのような保険に加入すれば良いのか分からない……」というときは、留学エージェントの担当者に相談しても良いでしょう。

南アフリカ留学のスマホ・Wi-Fi事情

南アフリカに留学中もスマホ・ネットは使えた方が便利です。

場所によってはフリーWi-Fiも利用可能ですし、海外対応のキャリアであれば、海外データローミングサービスを利用することによってそのまま使うこともできます。

ただし、国内向けプランに比べて費用は高額なので注意してください。

そのほかにも南アフリカで使えるモバイルWi-Fiをレンタルするという選択肢もありますが、料金を安く抑えるなら現地でSIMカードやeSIMを購入しても良いでしょう。

SIMフリーで、南アフリカの周波数に対応している端末の場合、現地でSIMカード(プリペイド式・使い切り)を購入することでネットに繋げられます。

「Vodacom(ボーダコム)」「MTN(エムティーエヌ)」「Telkcom(テルコム)」「Cell C(セルシー)」が南アフリカで利用者の多い通信会社で、SIMカードは空港や街のスマホショップ、コンビニなどで購入可能です。

南アフリカはフリーWi-Fiスポットが充実しているというわけではありません。

短期の滞在でもスマホが使えないと非常に不便なので、ネットに繋ぐための準備をしておきましょう。

南アフリカは人と違う経験をしたい人におすすめ!日本人が少なく、大自然や多様な文化も体験できる

大自然にあふれ、さまざまな人種・民族がともに暮らす南アフリカ共和国は語学留学におすすめです。

南アフリカは英語が公用語になっていて、大都市は語学学校の選択肢も豊富です。
例えば、首都のひとつであるケープタウンは自然と共存する近代都市で、生活するうえで不便なケースは少ないでしょう。

南アフリカにはアフリカ諸国やヨーロッパからの留学生が多いのに対して、日本からの留学生は多くありません。

そのため、グローバルな環境の中で勉強に集中でき、英語漬けの生活を送ることができます。

比較的、物価や学費も安くて、欧米などに留学するよりも費用を抑えやすいです。

ただし、留学先の候補になるような他国の主要都市に比べて治安の面でやや不安があります。

日本人の語学学校スタッフや現地にサポートデスクのある留学エージェントも少なく、留学中は日本語によるサポートが受けにくいという点もデメリットになるでしょう。

南アフリカに留学する場合、その期間などによっては事前の学生ビザ申請が必要です。

また、南アフリカの語学学校や滞在先などに関する情報を収集するのは大変なので、基本的には期間に関係なく留学エージェントへの相談をおすすめします。

留学エージェントなら世界各国の留学情報を持っていて、南アフリカだけでなく、欧米や東南アジアなどの国・地域への留学もサポートしてもらえます。

ほとんどのエージェントが無料相談を受け付けているので、まずはネットなどでカウンセリングの予約をしましょう。