「はじめて留学する」「勉強だけでなく観光もしたい」「生活しやすい場所に留学したい」という人におすすめなのがニュージーランドです。
ニュージーランドは太平洋の南西にある島国で、社会人はもちろん中学生や高校生など積極的に留学生の受け入れを行っています。
語学学校などは政府機関の審査を受けており、教育の質の高い学校が多く、私立以外に大学やポリテクニック(国立総合専門学校)附属の語学学校もあって選択肢は幅広いです。
さらに、ワーキングホリデーで留学する人だけでなく、学生ビザを取得している人も一定の条件下でアルバイトできます。
そのため、「アルバイトで留学中の生活費を補いたい」「英語を使って働く経験をしたい」という人にもニュージーランド留学は向いていますよ。
この記事ではニュージーランド留学を検討中の方に向けて「おすすめの都市」「期間別の留学費用」「語学学校や滞在先の選び方」などについて説明していきます。
ニュージーランド留学のメリットとデメリットも紹介するので、留学先を検討する際の参考にしてください。
目次
社会人にも人気!豊かな自然の中で英語が学べるニュージーランドの特徴
ニュージーランドは主要な二島(北島・南島)からなる島国です。
面積は日本の3/4ほどですが、人口は約500万人なので、人口密度は高くありません。
北島には首都のウェリントンや最大都市のオークランドがあるのに対して、南島には雄大な自然を間近で見られる観光スポットが多いです。
より都会的なのは北島ですが、南島のクライストチャーチなども留学先として人気があります。
ニュージーランドの基本情報
首都 | ウェリントン |
---|---|
面積 | 約27万㎢ |
公用語 | 英語、マオリ語、(ニュージーランド)手話 |
留学生の数 | 日本人留学生数:9,755人 |
日本との時差 | 3時間 ※ サマータイム期間中は4時間 |
日本からのフライト時間 | オークランドへの直行便で11時間 |
通貨 | ニュージーランド・ドル ※ 1ニュージーランド・ドル=98.02円(2024年6月30日時点) |
治安 | 比較的良いが、置き引きやスリなどの観光客を狙った犯罪は発生している。一部、治安が悪いといわれるエリアもあるため、夜間のひとり歩き、人通りの少ないエリアの移動にも注意が必要。 |
電圧・電源プラグ | 230/ 240V |
ワーキングホリデー | 可能 |
日本国大使館 | https://www.ie.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html |
ニュージーランドの公用語は「英語」「マオリ語」「ニュージーランド手話」です。留学生の受け入れも含めて教育に力を入れており、日本からの留学生も多いのが特徴です。
社会人の語学留学先としても人気ですし、高校留学の留学先としてもよく耳にしますよね。
北島の玄関口となるオークランドまでは日本からおよそ11時間で、日本とは3時間(サマータイムは4時間)の時差があって、ニュージーランドの方が3~4時間進んでいます。
「日本から直行便が出ていること」「治安が比較的良いこと」などもあって、ニュージーランドには留学先として人気のある都市が数多くあります。
ニュージーランド留学で人気の場所は?おすすめ都市比較一覧
ニュージーランドの夏は日本と同じくらいの暑さですが、湿度は低く、カラッとしています。
冬は日本よりも暖かいため、1年を通して過ごしやすい日が多いでしょう。
ただし、ニュージーランドは南半球にあるため、日本とは季節が逆になります。おおむね夏は12月~2月、冬は6月~8月です。
また、北島と南島では多少平均気温や降水量が異なります。ニュージーランドに留学する際は、都市ごとの違いも確認しておくと良いです。
ニュージーランド留学で人気のあるおすすめ都市を表にまとめました。
ニュージーランド都市一覧
気候 | アクティビティ | 物価 | 日本人の数 | 1週間の留学費用目安 | 特徴 | |
---|---|---|---|---|---|---|
オークランド | 南島の都市に比べてやや気温が高く、冬の降水量は多い | スカイウォーク、スカイダイビング、ジップライン | やや高い | やや多い | 29万円~33万円 | ニュージーランド最大の都市で日本からは直行便が出ている |
クライストチャーチ | 北島の都市に比べてやや気温が低いため、冬の冷え込みには注意 | ホエールウォッチング、パンティング、急流下り、バンジージャンプ、スキー | やや高い | やや多い | 29万円~33万円 | 公園が多くガーデンシティとも呼ばれる南島でもっとも人口の多い都市 |
ウェリントン | 「Windy Wellington」と呼ばれるほど風の強い日が多い | フィッシング、乗馬、ゴルフ、サファリツアー | 高い | 少ない | 24万円~28万円 | ニュージーランドの首都で、政治や経済の中心地 |
ハミルトン | 年間を通じて過ごしやすい日が多い | カヤック、洞窟ツアー、サーフィン | 普通 | 少ない | 27万円~31万円 | オークランドの南に位置するニュージーランド第4の都市で、学園都市でもある |
クイーンズタウン | 内陸にあるため朝晩の冷え込みがやや厳しく、冬は氷点下になることもある | スカイダイビング、バンジージャンプ、トレッキング、サイクリング、ゴルフ、スキー | 高い | 少ない | 30万円~35万円 | 美しく雄大な自然から「女王が住むのにふさわしい」というのが名前の由来だといわれている |
ニュージーランドにはオークランド空港、ウェリントン空港、クライストチャーチ空港、クイーンズタウン空港といった国際空港があります。
日本からはオークランド空港までの直行便があるため、そのほかの都市へは国内線などで移動すると良いでしょう。
ニュージーランドの交通機関としてはバスが便利ですが、そのほかにも電車やフェリー 、トラムなどもエリアによっては利用されています。
オークランド
オークランドは北島の北部に位置するニュージーランド最大の都市です。
1865年まではニュージーランドの首都であり、現在も美しい自然と発展した都市文化が共存しています。
海外出身者が多く住む世界都市でもあるため、さまざまな背景を持つ人たちとのコミュニケーションを通じて、国際的な感覚も身につけられるでしょう。
街のシンボルになっているのが南半球で一番の高さを誇るスカイタワーです。
そのほかにもオークランドには動物園や博物館、美術館などが多く、さまざまな場所でナイトマーケットも開催されていて、ニュージーランドの文化や自然を満喫できます。
オークランド動物園にはニュージーランドの固有種であるキーウィもいるので、行っておいて損はありません。
また、オークランドからマオリの伝統的な文化が強く根付いているロトルアにかけては、スパ(温泉施設)もたくさんあります。
スパを楽しんだり、マオリの文化を学んだりするのなら、観光でロトルアまで足を伸ばすのもおすすめです。
オークランドまでは成田空港から直行便(ニュージーランド航空)が出ていて、到着後、街の中心部まではスカイバスが運行しています。
オークランドには語学学校が数多くあり、留学生からの人気も非常に高いです。
ニュージーランド留学を検討する場合、まずはオークランドを候補にすると良いでしょう。
オークランドの基本情報
人口 | 約165.7万人 |
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面積 | 4,894㎢ |
気候 | 夏は20℃前後の平均気温で、冬も10℃~15℃程度で過ごしやすい。冬の降水量はほかのエリアよりも多いが、市内に雪が降ることは少ない。 |
観光地 | スカイタワー、オークランド動物園、オークランド博物館、オークランド美術館、ケリー・タールトンズ水族館、スタードーム国立天文台、イーデンパークスタジアム |
交通機関 | バス、電車、フェリー |
私立の語学学校 | NZ School of Vocational Education and Training/ Zealive Institute of New Zealand/ Worldwide School of English/ Languages International/ Languages Studies International/ New Zealand Language Centres/ Auckland English Academy/ Embassy English/ Crown Institute of Studies/ Queens Academy of English |
大学付属の語学学校 | AUT International House/ English Language Academy(ELA) |
ポリテクニック(専門学校)付属の語学学校 | Unitec Institute of Technology |
日本領事館 | https://www.auckland.nz.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html |
クライストチャーチ
クライストチャーチは南島の中部にある都市で、南島を観光するうえでの拠点になるケースが多いです。
2011年のカンタベリー地震によって大きな被害を受けましたが、現在は復興と再開発が進んでいます。
街の中心部にはクライストチャーチ大聖堂があり、市内の移動にはメトロやトラム、レンタル可能な電動自転車、スクーターなどが便利です。
クライストチャーチにはヴィクトリア時代の建築物が数多く残っています。
そのため、街並みは英国風で、市内にたくさんの公園がある「ガーデンシティ(庭の街)」としても有名です。
また、車で3時間ほど行けば、ミルキーブルーの湖面が特徴的で天体観測もできるレイク・テカポがあります。
街自体はコンパクトで生活するのに不便はありませんが、少し遠出することで南島ならではの自然を満喫できるのがクライストチャーチのメリットになるでしょう。
日本からの直行便はないため、クライストチャーチまではニュージーランドの国内線、もしくは他国の都市を経由することになります。
オークランド以外の都市にもいえることですが、やや移動時間が長い点はクライストチャーチを選ぶデメリットです。
クライストチャーチの基本情報
人口 | 約38.1万人 |
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面積 | 1,426㎢ |
気候 | 1年を通して過ごしやすいが、冬は5℃前後まで平均気温が下がる。北島の都市よりも気温は低くなるため、冬は朝夕の冷え込みに注意。 |
観光地 | カイコウラ、アオラキ/ マウント・クック国立公園、クライストチャーチ植物園、リバーサイドマーケット、カードボード・カセドラル、アートセンター、タスマン氷河、レイク・テカポ |
交通機関 | バス、メトロ、トラム |
私立の語学学校 | Language Schools New Zealand/ CCEL/ Canterbury College |
大学付属の語学学校 | CCEL College of English/ UC International College |
ポリテクニック(専門学校)付属の語学学校 | Ara Institute of Canterbury |
日本領事館 | https://www.nz.emb-japan.go.jp/itpr_ja/consular_office_j.html |
ウェリントン
ウェリントンは北島の南端に位置するニュージーランドの首都です。
1865年にオークランドからウェリントンに首都が遷り、ニュージーランドの政治や経済の中心地として発展しています。
オークランドよりも人口は少ないので、「落ち着いた環境で勉強に集中したい」という人にウェリントンはおすすめです。
また、ウェリントンには劇場やカフェなども多く、新たな文化の発信地にもなっています。
観光スポットとしてはマウント・ヴィクトリアや国立博物館(テ・パパ・トンガレワ)などが有名ですが、キューバ通りでカフェ巡りやショッピングを楽しむのも良いでしょう。
ウェリントンへは、オークランドやほかの都市から乗り継ぎで移動することになります。
ウェリントン植物園やヴィクトリア大学などへは観光客からの人気もあるケーブルカーで移動できるため、都心からの移動時にはぜひ利用してみてください。
ウェリントンの基本情報
人口 | 約40万人 |
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面積 | 290㎢(市街地) |
気候 | 平均気温は夏18℃前後、冬12℃前後で、1年を通じての気温差は小さい。ただし、「Windy Wellington(風の街ウェリントン)」と呼ばれるほど風の強い日が多い。 |
観光地 | 国立博物館(テ・パパ・トンガレワ)、ウェリントン植物園、マウント・ヴィクトリア |
交通機関 | バス、メトロ、ケーブルカー |
私立の語学学校 | English Teaching College |
大学付属の語学学校 | – |
ポリテクニック(専門学校)付属の語学学校 | – |
日本領事館 | https://www.nz.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html |
ハミルトン
ハミルトンはオークランドの南にあるニュージーランド第4の都市です。ワイカト地方の中心都市で、国立のワイカト大学がある学園都市でもあります。
オークランドなどに比べるとやや田舎になりますが、その分、生活費は抑えやすいでしょう。
また、車やバスなら2時間ほどでオークランドまで行けます。
そのため、オークランド空港までのアクセスは良いですし、車で行ける範囲内の観光スポットも充実しています。
日本からの留学生数はオークランドよりも少ないので、「日本人の少ない環境で英語を学びたい」「都会すぎず、田舎すぎない場所が良い」「車を運転できる」という方には、ハミルトン留学もおすすめです。
ハミルトンの基本情報
人口 | 約17万人 |
---|---|
面積 | 110.8㎢ |
気候 | 1年を通して安定した気候だが、冬は冷え込むこともある。 |
観光地 | ハミルトン・ガーデン、ハミルトン湖、ハミルトン動物園、ワイカト博物館、ホビット村 |
交通機関 | バス |
私立の語学学校 | Waikato Institute of Education |
大学付属の語学学校 | The University of Waikato Pathways College |
ポリテクニック(専門学校)付属の語学学校 | – |
日本領事館 | https://www.auckland.nz.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html |
クイーンズタウン
クイーンズタウンは南島の南部にある都市です。「女王(が住むの)にふさわしい」というのが名前の由来になっており、世界的にはリゾート地としても有名です。
クイーンズタウンはワカティプ湖のほとりにあります。
ワカティプ湖のレイククルーズやスカイライン・ゴンドラで頂上まで向かえる展望台なども人気があり、自然を生かしたさまざまなアクティビティに挑戦できるでしょう。
クイーンズタウンからは少し離れますが、南島の南東部にあるダニーデンは多くのペンギンが生息するオタゴ半島へ行く場合の拠点です。
そのほかにも南島の南部にはフィヨルドランド国立公園やワナカ湖などの観光スポットがあります。
内陸にあるため、ニュージーランドでは珍しく冬の気温が氷点下になることもあり、冷え込みはやや厳しいエリアです。
その分、スキーやスノーボードなどの冬のアクティビティも楽しむことができ、勉強だけでなく、積極的に観光やアクティビティもエンジョイしたいという人に向いています。
クイーンズタウンの基本情報
人口 | 約1.7万人 |
---|---|
面積 | 約8,467㎢ |
気候 | 日本に比べて夏は涼しく、過ごしやすい。ただし、ほかの都市よりも冬の冷え込みは強く、氷点下になることもある。 |
観光地 | フィヨルドランド国立公園、ワカティプ湖、クイーンズタウン・ガーデンズ、キーウィ・パーク、スカイライン・ゴンドラ |
交通機関 | バス |
私立の語学学校 | ABC College of English/ Language Schools New Zealand/ Southern Lakes English College |
大学付属の語学学校 | – |
ポリテクニック(専門学校)付属の語学学校 | – |
日本領事館 | https://www.nz.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html |
ニュージーランド語学学校の種類と選び方
ニュージーランドの語学学校は主に「私立」「大学附属」「ポリテクニック附属」の3種類に分類されます。
それぞれ異なる特徴を持っているので、メリット・デメリットを把握したうえで、自分にあった語学学校を選ぶようにしましょう。
1クラスの人数が少なくきめ細かいサポートが魅力!私立の語学学校
プログラムの内容が充実していて、きめ細かいサポートを受けられるのが私立の語学学校です。
英語力に応じて細かくクラス分けされるため、英語に自信がない人も安心してください。
テスト結果によって4~6段階でクラス分けをする学校が多く、場合によってはクラス変更もできます。
また、私立の語学学校は毎週月曜日に開講し、最短1週間からプログラムに参加できますし、放課後に観光・ツアーなどのアクティビティを実施しているケースもあります。
「短期留学を考えている」「授業についていけるか不安」「積極的に友だちを作っていきたい」という方は、私立の語学学校を選ぶと良いでしょう。
大学進学を目指すなら大学付属の語学学校
大学附属の語学学校は、ニュージーランドの大学に進学したい人向けです。
大学進学に必要な英語力を身につけるためのプログラムが用意されていて、私立の語学学校よりも授業内容がアカデミックになるケースが多いです。
ただし、私立の語学学校と違って、入学には一定の英語力が求められます。
留学生の受け入れは積極的に行っていますが、「まったく英語が話せない」というレベルでの入学は難しいでしょう。
専門コースにも進めるポリテクニック(国立総合専門学校)付属の語学学校
ポリテクニックとは国立の総合専門学校のことです。大学に比べてより実践的な知識・スキルを習得できますが、入学には一定の英語力が求められます。
そのため、留学生はポリテクニック附属の語学学校に通って、英語力を高めたうえで、専門コースに進むことも多いです。
コースの例としては、ビジネス・経営、観光・ホスピタリティ、幼児教育、健康・福祉、アニマルケア、工学、情報技術、芸術などがあります。
また、コースによっては、ポリテクニック卒業後にニュージーランドで一定期間働ける、ワークパーミット(就労許可)を得られるケースもあります。
「専門コースへの進学を考えている」「ニュージーランドで実務経験を積みたい」という方は、ポリテクニック附属の語学学校も検討してみてください。
ニュージーランド留学の滞在先
ニュージーランド留学でよく利用される滞在方法は「ホームステイ」「学生寮」「フラットシェア」などです。
留学エージェントに相談する場合、滞在先が決まっているケースもあります。
滞在先の手配は留学エージェントが代行することも多いので、希望がある場合は事前に伝えておくようにしましょう。
ニュージーランド留学の滞在先について説明していきます。
ホームステイ
ホームステイは海外留学においては一般的な滞在方法です。
ニュージーランド留学でも利用されるケースが多く、「食事の心配がいらない」「比較的、滞在費用が安い」「現地の人といつでもコミュニケーションをとれる」などがメリットになります。
その一方で、プライベートな空間は確保しづらく、家庭によってルールは異なるため、合う・合わないはどうしてもあります。
また、ステイ先から学校まで少し距離が離れているケースもあるので注意してください。
学生寮
語学学校などが学生寮を保有している場合もあります。
留学生の友だちを作りやすく、学校に併設されていたり、シャトルバスが運行していたりするタイプなら通学にも便利です。
ただし、別途食費がかかるということもあって、ホームステイに比べて滞在費用が高くなるケースも多いです。
加えて、「そもそも学生寮がない」「部屋が埋まっている」などの理由で入寮できないケースがあることも覚えておきましょう。
学生寮への滞在を希望する方は、早めに留学エージェントで手配の相談をしてください。
フラットシェア
ニュージーランド留学ではフラットシェアによる滞在も一般的です。
一戸建てやアパートに複数人で住む滞在方法で、バスやトレイ、キッチンなどは共同での利用になります。
基本的にルームシェアと同じようなものだと考えて良いでしょう。
留学生だけでなく、ワーキングホリデーでニュージーランドに滞在している人やバックパッカーなど、さまざまな背景を持つ人と共同生活することができます。
家賃は住んでいる全員で負担するため、ひとりで賃貸契約を結ぶよりも費用は抑えやすいです。
ただし、共同生活なので入居者同士のコミュニケーションは必須ですし、食事の準備なども自分自身で行う必要があります。
アパート
ニュージーランドに長期滞在する場合は、自分でアパートを契約するという方法もあります。
例えば、現地での生活に慣れるまではホームステイや学生寮で暮らして、途中からアパートに引っ越しても良いでしょう。
プライベートな空間・時間を確保できるのが大きなメリットですが、「部屋探し・契約手続きの手間がかかること」「日本よりも家賃の相場が高いこと」などはデメリットです。
ホテル・ホステル
短期間の留学なら学校近くのホテルに滞在するという方法もあります。
アパートと同様にプライベートな空間・時間は確保しやすいものの、1日あたりの滞在費用は高いです。
長期の滞在になるとかなりの費用になるので注意してください。
また、費用を抑えるならホステルもおすすめです。
ホステルはホテルよりも安く泊まれる宿泊施設で、キッチンやトイレ、お風呂などがほかの利用者と共有になります。
ホステルによって設備が異なりますが、安く泊まれる分、プライベートな空間・時間は制限されます。
ニュージーランド留学費用の相場!1週間~1年の金額はいくら?
ニュージーランド留学にかかる費用は、留学期間などによって変わってきます。
例えば、留学エージェントのスマ留は「スマ留ライト」と「スマ留スタンダード」の2種類のプランを扱っていて、1週間~の短期留学なら10万円前後です。
スマ留のニュージーランド留学費用
留学期間 | プラン | |
---|---|---|
スマ留ライト | スマ留スタンダード | |
1週間~3週間 | 85,000円~ | 124,000円~ |
4週間~ | 250,000円~ | 289,000円~ |
12週間~ | 609,000円~ | 648,000円~ |
※ 宿泊形態は「シェアハウス」です。別途料金でホームステイへの変更も可能です。
※ 12週間、24週間のプランは8週間分の滞在費用が含まれています。
留学期間が長くなれば費用も増えますが、表の料金プランに航空券代は含まれません。
基本的にスマ留の料金プランに含まれるのは「授業料」「入学金」「教材費」「滞在費」「安全サポート」「諸経費(※1)」「英語学習サポート(※2)」です。
※1 留学先の国によって多少異なります。
※2 スマ留ライトには含まれません。
留学エージェントを利用する場合は、プランに含まれるもの・含まれないものを確認するようにしましょう。
最安値はおよそ30万円~!短期・長期留学期間別で費用を比較
1ヶ月以内の短期滞在の場合、ニュージーランド留学に必要な予算は30万円~50万円程度が目安です。
節約すれば20万円台に留学費用を収めることもできるでしょう。
ただし、留学期間が短ければ「上達を実感する前に帰国しなければならない」ということも考えられます。
予算も考慮しつつ、自身の目標を達成できるような期間を選んでください。
期間別ニュージーランド留学費用の相場
期間 | 費用相場 |
---|---|
1週間 | 29万円~33万円 |
2週間 | 36万円~40万円 |
1ヶ月 | 48万円~51万円 |
2ヶ月 | 80万円~84万円 |
3ヶ月 | 100万円~104万円 |
半年 | 156万円~159万円 |
1年 | 302万円~305万円 |
※ 金額はおおよその目安です。別途ビザ取得費用がかかる場合もあります。
生活費はいくらかかる?留学費用の内訳
ニュージーランドに1ヶ月留学する場合の費用の内訳を表にまとめました。
あくまでも目安ですが、1ヶ月の留学では以下のような費用が発生することになります。
ニュージーランド留学費用の内訳(1ヶ月)
項目 | 金額 |
---|---|
学費+滞在費 | 25万円~28.9万円 |
航空券代(往復) | 10万円~15万円 |
食費 | 3万円~ |
通信費 | 1万円~ |
娯楽費 | 2万円~ |
雑費 | 1万円~ |
海外留学保険料 | 3万円~ |
留学エージェントのサポート料 | 0円~数万円 |
総額 | およそ45万円~55万円 |
※金額はおおよその目安です。
詳しくは後述しますが、留学エージェントにはサポート料が無料のところもあります。
有料タイプの方がサポートは手厚いですが、無料タイプでもしっかりとしたサポートを受けられます。
そのため、留学費用を安くするなら、サポート料が無料の留学エージェントで相談すると良いでしょう。
ニュージーランド留学で活用できる返済不要の奨学金
海外留学に利用可能な奨学金には「貸与型」と「給付型」があります。
給付型の場合は返済不要ですが、基本的に成績優秀者が対象です。
また、世帯年収によっては奨学金を利用できないケースもあります。
ニュージーランドの高校や大学、大学院に進学・留学する場合、まずは現在在籍している学校の担当者に相談してみると良いでしょう。
例えば、日本学生支援機構では返済不要の海外留学のための奨学金も扱っています。
ただし、奨学金の多くは学生が対象で、社会人の語学留学には対応していません。
勤め先の企業からスキルアップのための支援金が出るケースもありますが、通常、予算の全額を自分自身で用意する必要があります。
ニュージーランドの留学費用を節約する方法
留学費用はプログラムの期間によって大きく変わります。
長期のプログラムは授業料だけでなく、滞在期間中の宿泊費や食費なども高額になってしまいます。
そのため、安く留学したい場合は、1週間~4週間程度の短期プログラムを検討しましょう。
そのほかにも以下のような方法でニュージーランド留学の費用は節約可能です。
ニュージーランドの留学費用を節約する方法
- 人の少ないオフシーズンに留学する
- LCC(格安航空会社)で航空券をとる
- 外食は控えて、できるだけ自炊をする
- 留学エージェントのパッケージプランを利用する
- 都市部ではなく、郊外にある語学学校を選ぶ
ワーホリや長期留学ならアルバイトは可能
国によっては留学生がアルバイトをしにくいケースもありますが、ニュージーランドの場合、比較的そのハードルは低いです。
ニュージーランドはワーキングホリデーに対応していますし、長期留学(6ヶ月以上)でもアルバイトができます。
留学生がアルバイトをする条件は、NZQAが定める学校のカテゴリーによって異なります。
ニュージーランド留学中にアルバイトができる条件
カテゴリー | 学生ビザ | アルバイトをするための条件 |
---|---|---|
カテゴリー1 | ◯ | 「学生ビザの取得」かつ「14週間以上のコースの受講」 |
カテゴリー2 | ◯ | 「6ヶ月以上のコースの受講」かつ「IELTS5.0以上」 |
カテゴリー3 | ◯ | |
カテゴリー4 | × | 不可 |
※ 学生ビザでのアルバイトは週20時間までです。
ニュージーランドの学校のカテゴリーについては後述しますが、カテゴリー1の語学学校の場合、ワーキングホリデーでなくてもアルバイトをしながら学校に通えます。
また、IELTSによる英語力の証明もいりません。
仕事の種類としては、日本食レストランやカフェのスタッフ、観光者向けのお土産屋のスタッフなどがあります。
一定期間以上の留学を予定している人は、アルバイトをすることも検討してみましょう。
ニュージーランド留学のメリット
ニュージーランドを留学先に選ぶメリットには次のようなものがあります。
ニュージーランド留学のメリット
- 政府機関NZQAが審査しているから語学学校の質が高い
- 比較的治安が良いので暮らしやすい
- 欧米より留学費用が格安
- 自然が豊かでさまざまなアクティビティを楽しめる
- 国際免許証なしでも日本の免許証の翻訳で車の運転ができる
政府機関NZQAが審査しているから語学学校の質が高い
ニュージーランドは国を挙げて教育の分野に力を入れています。
国内の学校教育だけでなく、海外からの留学生の受け入れも積極的に行っており、質の高い語学学校が多いのもニュージーランドの特徴です。
NZQA(New Zealand Qualifications Authority)は1989年に設立されたニュージーランドの政府機関です。
教育機関の評価、コース・資格認定などを行っていて、カテゴリー1に属する学校は特に教育の質が高い学校とされています。
ニュージーランドで語学学校を探すときは、どのカテゴリーの評価を受けているかも参考にしてみてください。(NZQA公式サイト)
比較的治安が良いので暮らしやすい
ニュージーランドは比較的治安の良い場所が多いです。
外務省の海外安全ホームページにおいて危険性の報告はなく、「はじめて海外へ行く方」「海外の治安が心配な方」にもおすすめできます。
ただし、スリや置き引きなどの観光客が狙われやすい犯罪、人通りの少ない場所には注意してください。
日本は世界中でもトップクラスに治安が良い国です。
ニュージーランドだけでなく、海外へ留学する際は、比較的治安の良い国・地域でも最低限の防犯意識を持つようにしましょう。
例えば、ホストファミリーや学校の先生から治安が悪いといわれているエリアを聞いておいたり、夜間のひとり歩きを避けたりすべきでしょう。
観光客の少ないエリア、人通りの少ないエリアには不用意に近づかないようにして、夜間は複数人もしくはタクシーで移動する方が安心です。
欧米より留学費用が格安
日本からの留学先としてはアメリカやカナダ、イギリスなどの英語圏の人気が高いですが、欧米の主要都市への留学は費用が高額になりやすいです。
その一方で、ニュージーランドなら欧米の主要都市に留学するよりも費用を抑えられます。
語学学校の授業料も比較的安いため、「格安で英語を学びたい」という人にニュージーランドは向いているでしょう。
前述のとおり、ニュージーランドはワーキングホリデーが可能ですし、学生ビザを取得すればアルバイトも行えます。
「語学学校に通いながらアルバイトで生活費を補う」という選択もできるので、留学費用に不安がある人はニュージーランドを検討してみてください。
自然が豊かでさまざまなアクティビティを楽しめる
ニュージーランドは主に北島と南島の2つの島から構成される島国です。
美しくダイナミックな自然が残っている場所も多く、さまざまなツアーやアクティビティを楽しめるのもニュージーランド留学の魅力です。
日々の生活の中で英語力をブラッシュアップするだけでなく、サーフィンやカヤック、クライミングといったアウトドアアクティビティも満喫できるでしょう。
また、ニュージーランドの雄大な自然は、映画のロケ地としても数多く利用されています。
「ロード・オブ・ザ・リング」や「ナルニア国物語」などのロケ地をめぐるツアーが実施されていますし、ニュージーランドの固有種を間近で見られる野生動物の観察ツアーもおすすめです。
国際免許証なしでも日本の免許証の翻訳で車の運転ができる
日本の自動車運転免許証(有効なもの)を持っている方は、ニュージーランドなら国際免許証なしで車の運転をすることも可能です。
国際運転免許証やニュージーランドの運転免許を取得しない場合、「日本の自動車運転免許証」と「免許証の英訳文(運転免許証抜粋証明)」を携帯するようにしてください。
運転免許証抜粋証明は、ニュージーランドの日本国総領事館などにて発行(有料)できます。
※ ニュージーランドに到着してから1年間有効です。
そのほかには「ニュージーランドの自動車運転免許を取得する」もしくは「国際運転免許証を取得する」といった方法があります。
取得から2年以上が経過している日本の自動車運転免許証であれば、ニュージーランドの免許を取得する際の筆記試験と実技試験が免除されます。
※ 手続きは指定のAA(Automobile Association)で行ってください。
また、国際運転免許証については、日本にて管轄の運転免許センターや警察署で手続き可能です。
交通環境や法律が日本と異なるケースもあるため、留学中の観光などで車を運転する予定がある方は事前に確認しておきましょう。(在オークランド日本国総領事館「車の運転」)
ニュージーランド留学のデメリット
ニュージーランド留学は語学学校の質の高さや生活環境の良さが大きなメリットになります。
その一方で、以下のような点はニュージーランド留学のデメリットとして挙げられます。
ニュージーランド留学のデメリット
- 現地の人が話す英語に独特の訛りがある
- 日本より物価が高いので自炊する必要がある
- 日本人留学生が多いので英語を話す環境作りが必要
- 日本人に慣れない法律やマナーがある
現地の人が話す英語に独特の訛りがある
ニュージーランドで話される英語には、独特の訛りがあるといわれます。
どちらかといえばイギリス英語に近いですが、それとも異なる発音のくせや特有の言い回しが存在し、「アメリカ英語をマスターしたい」という人はやや注意が必要です。
ホームステイ先や街での会話では独特の訛りが気になるかもしれません。
しかし、基本的に語学学校において過度な心配はいらないでしょう。
そもそも英語の発音などは国・地域によって差があるものですし、語学学校の先生は訛りのない英語を話す人も多いです。
日本より物価が高いので自炊する必要がある
住むエリアなどにもよりますが、ニュージーランドの物価は日本(東京)と同じくらいか、やや高めです。
自然豊かなニュージーランドは物価が安いと思っている人もいるかもしれません。
しかし、円安の影響もあって、ニュージーランドの物価は日本よりも高い(生活費がかかりやすい)といえます。
欧米の主要都市に比べれば安いですが、「できるだけ自炊する」「贅沢をしすぎない」などの節約の意識は大切になります。
食料品の値段はお店などによっても異なりますが、外食は日本よりも高額になりやすいです。
ちなみに、日本にもあるようなファストフードのチェーン店(マクドナルドやドミノピザなど)は、日本の価格と大きくは変わらないので自炊する余裕がないときはテイクアウトしても良いでしょう。
日本人留学生が多いので英語を話す環境作りが必要
ニュージーランドには世界各国から学生が集まっていますが、その中でもアジアからの留学生が多いです。
日本人の留学生数も多いため、学校によってはクラスの日本人比率が大きくなるでしょう。
実際、「日本人がクラスでもっとも多かった」という人もいて、意識しなければ英語だけで生活する環境は作りづらいです。
基本的に語学学校では母国語禁止(英語のみ)のルールが設けられています。
しかし、日本人同士で固まると「ついつい日本語で話してしまう」という可能性もあり、英語力の上達に繋がりません。
必要なときに日本語でサポートを受けられるということは重要ですが、学校や日々の生活では極力英語を話すように意識しましょう。
日本人に慣れない法律やマナーがある
ニュージーランドに限った話ではありませんが、留学すると日本人には慣れない法律やマナーを目にする機会も多いです。
例えば、ニュージーランドにおいて飲酒や喫煙の年齢制限は18歳以上で、屋外には飲酒できないエリアがあり、公共の場での喫煙もできません。
これらは「Alcohol Free Zone」や「Smoke Free Zone」と呼ばれます。
日本人の感覚では飲酒や喫煙が可能なエリアだと勘違いしやすいですが、飲酒(喫煙)禁止エリアを指します。
罰金の可能性もあるため、飲酒や喫煙は決められた場所でのみ行ってください。
また、ニュージーランドは日本よりも水不足になりやすく、節水の意識が高いです。
水の使用に制限がかけられているケースもあるため、シャワーを利用する際は水の使いすぎにも注意してください。
留学中のトラブルを避けるためには、そのほかにも以下のようなマナーやルールがあることを知っておくと良いでしょう。
ニュージーランド留学で知っておくと良いマナーやルール
- 食事中に他人の前に手を伸ばして料理や調味料を取ってはいけない
- 他人の写真を無断で撮影しない(子どもの写り込みがトラブルになることもある)
- 会話をするときは人の目を見て話す
- むやみに野生の動物に近づいたり、餌をあげたりしない
- 意思表示ははっきりと行う
文化の違いやミスコミュニケーションからトラブルが起きた場合、英語でこちらの意図を正確に伝えるのは難しいです。
お互いに気持ちよく生活するためにも、留学前に重要な法律やマナーなどを確認しておいてください。
ニュージーランド留学のビザの申請方法
ニュージーランド留学の期間などによってはビザが必要なケースも出てきます。
ビザの取得には時間がかかるので、必要な方は早めに手続きを進めるようにしてください。
留学エージェントによってはビザの取得サポートも行っているので、困ったときは相談しても良いでしょう。
ニュージーランド留学で必要なビザの種類
ニュージーランド留学において必要なビザは「学生ビザ」「観光ビザ」「ワーキングホリデービザ」です。
学生ビザ以外の取得が必要なケースもあるため、まずは「どの種類のビザを申請しなくてはいけないのか」を確認しましょう。
参加するプログラムの授業時間数にもよりますが、基本的には3ヶ月を超える留学ならビザが必要になります。
ニュージーランド留学で必要なビザの種類
ビザの種類 | 対象者 |
---|---|
学生ビザ | 滞在期間が3ヶ月を超える場合 |
観光ビザ | 滞在期間が3ヶ月以内の場合 |
ワーキングホリデービザ | ワーキングホリデーで滞在する場合 |
※ 学生ビザの取得にはNZQAが認定する教育機関の入学許可証が必要です。
ただし、日本国籍を保有しており、3ヶ月以内の留学の場合は、NZeTA(電子渡航証明)のみで渡航可能です。
短期留学をする方はビザ不要なので、事前にNZeTAの申請を行っておきましょう。
NZeTAは数日で取得できて、ビザを取得するよりも手続きが簡単です。
それでも時間がかかるケースもあるため、早めに手続きを済ませてください。
NZeTAの申請は専用の公式スマホアプリからオンラインで行えます。(NZeTAを申請する)
ニュージーランド留学のビザ申請手続きの流れ
ニュージーランド留学でビザを取得する場合、ニュージーランド移民局の公式Webサイトからオンラインで手続き可能です。
学生ビザについては窓口や郵送による申請もできますが、オンラインがスムーズでしょう。
ニュージーランド留学で必要なビザは、以下のような手順で申請できます。
ビザ申請手続きの流れ
- ニュージーランド移民局の公式Webサイトにアクセスする
- アカウントの登録を行う
- 必要事項の入力を行う
- 必要書類をアップロードする
- 申請費用の支払いを行う
※ 取得するビザの種類によって手続き内容が異なります。
事前に用意する書類などもあるため、詳細はニュージーランド移民局の公式Webサイトで確認するようにしてください。
また、ビザの取得に不安がある場合は、留学エージェントのサポートを受けるのもおすすめです。
ビザの取得方法については英文の情報が多いですし、申請費用や手続き手順などは変更されることもあります。正確な情報を入手して、ビザの申請は早めに行ってください。
ニュージーランド留学の準備は留学エージェントがサポート
ニュージーランドに留学する場合、語学学校の申し込みや滞在先の手配、ビザの申請など多くの準備が必要になります。
中には自分ひとりで行うのが難しいこともあるため、ぜひ留学エージェントを活用してください。
留学エージェントではさまざまな留学プランを扱っていますし、留学前だけでなく、留学中や留学後もさまざまなサポートを行ってくれます。
実際のサポート内容や有料オプションなどについては留学エージェントごとに異なるため、気になるところがあったら無料カウンセリングを受けてみましょう。
おすすめの無料エージェントは留学費用を最大半額にする「スマ留」
スマ留は無料でサポートを受けられる留学エージェントです。
学生の少ない時間帯のクラスをパッケージプランに組み込むことで、学費を安く抑えることができますし、最短1週間からの留学も可能です。
また、スマ留のプランには「ライト」と「スタンダード」の2種類があり、一部、有料オプションでサポート内容を追加することもできます。
最低限のサポートで大丈夫ならライトプラン、留学前の英語学習サポートも充実させるならスタンダードプランを選択すると良いでしょう。
ニュージーランド入学においてはビザを取得するケースも多いですが、スマ留では無料サポートに「VISA取得コンサルテーション」も含まれています。
相談はオンライン対応なので、まずは無料カウンセリングの予約を行ってください。
スマ留の基本情報
サポート料金 | 無料(有料サポートも可能) |
---|---|
学習サポート | Native Camp(オンライン英会話)/英語学習アプリ |
現地サポート | 現地オリエンテーション/学校とのトラブル対応 |
留学後のサポート | 就職・転職相談 |
無料カウンセリング | オンライン/対面 説明会、LINE相談も実施 |
国内オフィス | 東京 |
特徴 | 語学学校の空き時間を利用して学費の最大半額を実現 |
\簡単60秒!カウンセリング予約受付中/
ニュージーランド留学を取り扱っている留学エージェント一覧
留学エージェントによって扱っているプランや提携している語学学校などは異なります。
中にはニュージーランド留学に対応していないケースもあるため注意してください。
ニュージーランド留学を取り扱っている主な留学エージェントの特徴をまとめました。
エージェント | 特徴 |
---|---|
スマ留 | 留学する国と期間で費用が分かるシンプルな料金体系 |
留学情報館 | 留学経験者によるカウンセリングが受けられる |
夢カナ留学 | 一人ひとりのニーズに合った留学をプランニング |
studyIn | 業界最安値保証!2カ国留学にも強い |
School With | 効率的に英語力を伸ばせるプレ留学(事前学習)プログラムで学びをサポート!学校ごとの口コミ公開中 |
ニュージーランド留学センター | 現地サポートデスクありで、到着後のサポートにも対応※1 |
ニュージーランド留学情報センター | 語学学校だけでなく、中高や専門学校への留学も可能 |
iss留学ライフ | キッズ・ジュニア層の留学にも強く、これまで10万人以上のサポート実績 |
EduKIWIニュージーランド留学センター | ビザ申請や銀行口座の開設、IRDナンバー登録のアドバイスなど現地サポートのカバー範囲が広い |
ニュージーランド留学club | 親子留学やシニア留学、専門学校、資格取得など幅広いニーズに対応する学校の紹介・手配が可能 |
留学ジャーナル | スチューデントプロテクション(緊急無料電話相談)は24時間365日対応可能 |
ワールドアベニュー | 各国の教育機関や教育省と連携して、最新の留学情報を収集 |
留学ワールド | 複数の国で英語を学ぶ2カ国留学のサポートにも対応 |
※1 留学期間によってサポート内容が異なる場合もあります。
ニュージーランド留学エージェントについて、もっと詳しく知りたい人は、「ニュージーランド留学におすすめの留学エージェント」の記事をご覧ください。
ニュージーランド留学に必要なものは?渡航前にやるべきこと
ニュージーランドに留学するにあたっては、準備すべきことがたくさんあります。
語学学校や滞在先の手配、ビザの取得など時間がかかるものもあるため、渡航前の準備は早めに進めましょう。
ニュージーランド留学の準備や必要なものなどについてまとめました。
留学準備はいつから始めればいい?
留学の準備はできるだけ早く始めた方が良いですが、短期間の語学留学なら2~3ヶ月前からでも間に合います。
私立の語学学校は毎週月曜日に開講するケースが多く、思い立ったときに留学できます。
その一方で、長期留学や大学などへの進学、ワーキングホリデーなら1年程度前から準備を進めたいです。
大学附属の語学学校や大学進学などは留学生の受け入れ時期が決まっているということもあって、プログラムの参加申し込みの締め切りも早いため注意してください。
また、ビザの取得などの各種手続きにも時間がかかります。
手続きごとのスケジュールを確認しながら、留学準備は余裕を持って行いましょう。
情報集めは語学学校が日本で行う「留学フェア」の参加がおすすめ
ニュージーランド留学を検討中の場合、日本で開催される「留学フェア」に参加するのがおすすめです。
参加するのは中学・高校・大学・語学学校などで、ニュージーランドにある質の高い教育機関の担当者から直接話を聞くことができます。
この留学フェアの主催はニュージーランド大使館 エデュケーション・ニュージーランドです。
開催場所や日程、参加校などの最新情報は、公式Webサイトで確認してください。
留学に必要な持ち物チェックリスト
ニュージーランド留学で必要な持ち物を表にまとめました。
現地では値段が高かったり、見つけにくかったりするものもあるため、必要最低限のものは持っていくと良いでしょう。
ニュージーランド留学の持ち物チェックリスト
持ち物 | 概要 |
---|---|
パスポート | パスポートは現在有効で、帰国予定日から一定期間の残存期間も必要です。念のため、コピーをとっておきましょう。また、留学期間などによってNZeTA(電子渡航証明)やビザが必要です。特にビザの取得には時間がかかるため、余裕を持って手続きしてください。 |
往復の航空券 | 原則として往復の航空券が必要になります。留学期間によっては片道で大丈夫なケースもありますが、往復・片道に関係なくeチケットに関しては印刷しておくと安心です。 |
各種書類とコピー | ビザ関連書類や残高証明書(英文)、滞在先が分かる書類、入学許可証、海外旅行保険証などが必要になるケースもあります。必要に応じて重要書類はコピーもとっておいてください。 |
お金 | ニュージーランドはキャッシュレス決済が普及していて、現金を使用する機会は少ないです。基本的にチップの文化もありませんが、最低限の日本円と現地通貨(ニュージーランド・ドル)は持っておくと良いです。 |
クレジットカード | VisaもしくはMasterCardのタッチ決済対応のクレジットカードが推奨です。または、デビットカードを持ちましょう。 |
スマートフォン | SIMフリーのスマホや海外ローミング対応のスマホを利用すると良いでしょう。語学学校によっては留学生にSIMカードを配布してくれます。 また、長期留学や通話の頻度が多い場合は、現地でスマホを契約するのもおすすめです。 |
スマホアプリ | 現地では地図アプリ、翻訳アプリ、メッセージアプリ、SNSアプリ、交通機関のアプリなどを使うケースが多いです。事前にインストールしておくとスムーズでしょう。 |
ノートパソコン | 授業や課題で利用するので、ノートパソコンがあると便利です。持ち運ぶ機会が多いため、軽くて、丈夫なものがおすすめです。 |
タブレット | キーボードをつければノートパソコンの代わりにもなります。 また、日本語の小説やマンガなどをダウンロードしておけば、留学中の気分転換にもなるでしょう。 |
変換プラグなど | 日本とは電圧が異なるため、変換プラグや変圧器などが必要なケースも出てきます。各種充電器や延長コードと一緒に変換プラグなども持参しましょう。 |
筆記用具 | ほとんどのものは現地で購入できますが、必要最低限のものは持っていきましょう。 |
衣類・靴 | 衣類は5日分程度あれば十分ですが、ステイ先によっては1週間分をまとめて洗うという家庭もあります。下着類は少し余裕を持って1週間分くらいあっても良いです。服装は季節や留学先の都市にもよりますが、夏服と脱ぎ着できる長袖が便利です。冬に行くなら防寒具も持っていきましょう。 また、普段使う靴はスニーカー(運動靴)が便利です。通学や観光で歩く機会も多いため、履き慣れたものを持っていってください。 海や温泉に行くなら水着、パーティなどに参加するならフォーマルな服も用意しましょう。 |
洗濯用品 | 滞在先にもよりますが、自分で洗濯を行うケースも多いです。ハンガーや洗濯ネット、小型で折りたためる洗濯物干しなどがあると便利です。 |
季節用品 | ニュージーランドの日差しは強いです。紫外線対策として日焼け止めや帽子、サングラスなどがあると役立ちます。そのほかにも虫除けやかゆみ止めもあると便利です。 |
水筒 | ニュージーランドの物価は高めです。節約したい方は、学校に水筒を持参しても良いでしょう。 |
アメニティなど | 生理用品やウェットティッシュ・アルコールティッシュ、シャンプー、トリートメント、洗顔フォーム、スキンケア用品、歯ブラシ、シェーバー、爪切り、常備薬なども持っていくと良いです。 現地で購入できるものがほとんどですが、海外のものは肌にあわないこともあります。いつも使っているものを持参する方が安心でしょう。 |
メガネ・コンタクトレンズ | メガネやコンタクトレンズは、紛失・破損に備えて予備も持っておくと良いです。 |
折り畳み傘 | ニュージーランドは傘をささない人もいるため、傘を売っていないことも多いです。折り畳み傘を一本持っていきましょう。 |
バッグ | 普段の通学や観光などに使うバッグ、買い物で使うエコバッグも必要です。大きすぎると邪魔になるので、用途に適したサイズのバッグを準備しましょう。 |
スマホはどうする?携帯電話やSIMカード・Wi-Fiについて
ニュージーランド国内の空港や学校、図書館、カフェなどはフリーWi-Fiを利用できる場所が多いですが、短期留学であっても海外対応のスマートフォンやSIMカード、ポケットWi-Fiなどを準備しましょう。
ニュージーランドで日本のスマホを使う場合、「海外対応のプランに変更する」「海外対応のSIMカードに入れ替える」「現地でスマホを契約する」といった方法があります。
お持ちのスマホが海外で利用できるかどうかは、携帯電話会社のホームページで調べられます。
渡航先と機種から対応状況や料金プランを確認してください。
また、ニュージーランドで利用できるSIMカードに入れ替えるには、SIMフリーのスマホが必要です。
SIMロックの解除が必要なケースもあるため、SIMカードを入れ替えようと考えている方は注意してください。
ちなみに、SIMカードやスマホをニュージーランドで契約する場合、プリペイド式になるケースが多いです。
長期留学なら口座からの引き落としで契約することもできますが、現地の金融機関口座が必要になります。
ニュージーランド留学は保険加入が必要
ニュージーランド国内の学校に通う場合、一定の条件を満たす海外旅行・留学保険への加入が必要です。
保険の内容を確認のうえ、プログラムの期間をカバーする商品を契約してください。
留学エージェントの中には保険加入をサポートしてくれるところもあります。
どの保険に加入すべきか分からない場合は、担当者に相談してみても良いでしょう。
また、中~長期の留学では「ホームシックで気が滅入ってきた」「英語の上達を感じられなくて焦る」など身体だけでなく、精神的にも不調に陥りやすいです。
ニュージーランド留学で必要な保険に加入するのはもちろんのこと、日々の健康管理にも注意してください。
お金の管理は現金よりデビットカードやクレジットカードが便利
ニュージーランドは日本以上にキャッシュレス決済が普及しています。
ほとんどのお店でクレジットカードやデビットカードが利用可能で、現金が使えない場所も多いです。
ニュージーランド留学の際にはクレジットカードやデビットカードを用意しておきましょう。
対応している国際ブランドは多いですが、基本的にはVisaもしくはMasterCardを持っておけば安心です。
一方、現地通貨(ニュージーランド・ドル)を利用する機会は多くありません。
ただし、「チップを渡すとき(※1)」「有料ロッカーを利用するとき」「屋台での支払い」など現金を使うケースもあります。
※1 ニュージーランドにチップの文化はありませんが、特別なサービスを受けたときなどにはチップを渡すことも多いです。
現金は必要最低限の金額を財布に入れておきましょう。
ワーホリや長期留学では給与振り込み用の銀行口座を開設しよう
ニュージーランドでワーキングホリデーをしたり、長期留学でアルバイトも行ったりするケースでは、給与振り込み用の銀行口座を開設しましょう。
基本的にニュージーランドの銀行口座が必要になりますが、事前の手続きは日本からオンラインで行えるケースもあります。
渡航前に口座開設の申請をオンラインで行って、現地に到着したら銀行の店舗に必要書類を持参して手続きしてください。
また、学校によっては、日本語を話せるスタッフなどが口座開設のサポートをしてくれるケースもあるようです。
あらかじめ留学エージェントや学校の担当者に確認しておくとスムーズでしょう。
ちなみに、ニュージーランドで働くためには、「IRDナンバー」を取得しなくてはいけません。
IRD(Inland Revenue Department)はニュージーランド税務局のことで、IRDナンバーは納税者番号を意味します。
IRDナンバーはオンラインで申請できますが、その際には「パスポート」「ビザ」「金融機関口座」なども必要です。
ワーキングホリデービザや学生ビザでアルバイトをする場合も必要なので、口座開設とあわせて手続き内容を確認しておきましょう。
ホームステイ先に喜ばれるお土産
ニュージーランド留学においてホームステイをする場合は、ホストファミリーへのお土産(手土産)を持っていっても良いでしょう。
必須ではありませんが、日本のお土産を持っていくことでコミュニケーションのきっかけになります。
以下のようなお土産はホームステイ先に喜ばれやすいです。
ホームステイ先へのお土産
- 抹茶などの日本っぽいフレーバーのお菓子
- 扇子やうちわ
- 漢字の入った衣類
- 日本の文房具
- 和柄の小物
ホストファミリーへのお土産は日本っぽさのあるものがおすすめです。
高額なお土産は相手に気を遣わせるため避けて、1,000円~2,000円程度で選んでください。
また、ステイ先の家族構成が分かっている場合は、それにあわせて選ぶこともできます。
例えば、小さな子どもがいる家庭なら折り紙と折り方が載っている本(図解で分かるもの)なども喜ばれるでしょう。
ただし、農業や畜産が盛んなニュージーランドは、検疫のチェックが厳しめです。
食品類も厳しくチェックされて、「申告しなかった」「開封されている」など不備があれば、入国時に没収・罰金の可能性があります。
きちんとルールを守れば持ち込めるものの、ほかの国よりも少し面倒なので、お菓子以外を選んでも良いかもしれません。
自然豊かなニュージーランドは短期の語学留学にも長期留学にもおすすめ!
ニュージーランドは一年を通じて温暖で、非常に過ごしやすい気候です。
比較的治安が良く、欧米の主要都市に住むよりも生活費を抑えやすいため、日本からの留学先として人気があります。
ニュージーランドの北島ならオークランドやウェリントン、南島ならクライストチャーチなどの都市が特に人気です。
全体的に自然豊かなエリアが多いですが、都市部は適度に発展しており、生活するのに不便はないでしょう。
英語の勉強だけでなく、観光やアウトドアアクティビティも思う存分楽しめるのが、ニュージーランド留学の大きなメリットです。
雄大な自然や固有種の動物などニュージーランドでしか見られないものもあるので、放課後や週末を利用して観光や文化体験も積極的に行ってみてください。
参加するプログラムの期間によっては、学生ビザなどの取得が必要になります。
語学学校選びや滞在先の手配、ビザの取得などで迷ったときは、留学エージェントへの相談がおすすめです。
サポートが無料の留学エージェントもあるので、まずは相談してみましょう。