英単語を覚えることは大切だと分かっていつつも、英単語の勉強をおろそかにしていませんか?
私も学生時代は英単語を覚えることが苦手で、勉強をおろそかにしがちでした。
周りと比べて覚えるペースも遅かった上、覚えてもすぐに忘れてしまうので、あまり好きではなかったんですね。
ですが社会人になってから、「英単語が分からないと、英語が話せない」ということを痛感し、“覚える英単語”から、“話せる英単語”のための勉強をしました。
学生時代は、試験範囲内の英単語をひたすら書いて覚えるという勉強しかしていませんでしたが、他に効果的な勉強方法がたくさんあることを、身をもって経験しました。
今回は、「英単語がうまく覚えられずに苦戦している!」という人のために、社会人で英語をマスターした私自身が、やってみて良かった英単語勉強法を紹介します。
うまくいかなかった勉強法を含め、英単語の効率的な覚え方を紹介するので、是非参考にしてください!
- 執筆者:Eriko
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日本で英語教員を11年間経験した後に、アメリカへ10ヶ月語学留学。授業初日に英語がうまく話せず、「どうやったら英語が話せるようになるか?」を徹底的に研究した結果、語学学校卒業時にはCEFR C2レベル相当のクラスに所属。初心者でも楽しく学習でき、流暢に英語が話せるようになるまでの方法などを伝授します!
目次
英会話の上達のために英単語を覚える重要性と目標設定
英単語は英語学習の土台です。文章を組み立てるにも、相手の言いたいことを聞き取る時も、英単語の知識がなければ何もできません。
英会話スキルの土台をしっかりとつくるために、英単語を覚える時間を学習計画にいれましょう。
しかし、順調に「英単語を覚えたぞ!」と思っていても、いざ英会話をしてみると、思うように単語が浮かばず、言葉がつまってしまう経験はありませんか?
一度覚えた単語でも、アウトプットするときに瞬時に出てこないと、口に出すことは難しいです。
ですから、英単語は何度も繰り返しインプットして定着させることが大切です。
見て覚える、書いて覚えるのもよいですが、耳で聞いて、自分で発音練習することも大切なポイント。
実は、英単語は100万語以上もあると言われているんですよ。
「え!?100万語も覚えられないよ!」と思った人もいるかもしれませんね。心配する必要はありません!
あなたにとって、すべての単語が今すぐ必要とは限りません。ネイティブも知らない英単語や日常的に使わない英単語がたくさんあります。
自分の目標に沿って、覚える英単語や覚える数を設定して、必要な単語を優先的に覚えるようにしましょう。
「海外旅行で英語が話したい」
「日本にいる外国人と世間話ができるようになりたい」
「TOEICで目標点数を取りたい」
「ビジネス英語をマスターして、仕事の商談で英語を話したい」
このように、それぞれ英語を学ぶ目的があるはずですから、その目的が達成できる単語に絞ればよいのです。
学習目標にあった英単語帳もありますから、そういった教材をうまく活用すると、あなたに必要な単語がわかります。
そして英語を習得するまでの目標期間を設定し、期間内で必要な英単語が覚えられるように、1日で覚える単語数の目標設定をしましょう。
私の場合、アメリカ旅行の2週間前に必要な英語表現を覚えたくて、1日15分英単語の学習時間を確保し、「毎日15個の英単語を覚える」と目標設定をして実践しました。
15分で30個40個と英単語を覚えるのは流石に無謀でしたので、自分で覚えられる数を設定し、毎日コツコツと覚えました。
結果的に海外旅行に必要な英単語を全部覚えられたわけではなかったですが、飛行機が遅れたときや、観光中に買い物をするとき、レストランで食事を注文する際も勉強した英単語をたくさん使えました。
正しい文法で話せていなくても、知っている英単語を駆使することで、自分の伝えたいことを伝えることができます。逆に単語を知らないと何も言えなくなってしまいます。ですから、英語でコミュニケーションを取りたい人こそ、英単語の学習は大切なのです。
英単語の覚え方の基本原則は「反復」と「復習」
英単語を覚えるときに大切なことは、「繰り返し勉強する」ことと、「振り返ってもう一度勉強する」ことです。
人間の脳は、一度記憶したことでも忘れていくという仕組みになっています。
これは誰にでも起こることなので、記憶したことを忘れにくくするために、繰り返し何度も勉強する必要があるのです。
後に詳しく効果的な覚え方を紹介しますが、忘れてしまった英単語は、脳から完全に消えてしまうわけではありません。
記憶の奥底に眠っているだけなので、また思い出すことができます。何度も復習すれば、思い出すのにかかる時間がだんだんと短くなり、そのうち瞬時に思い出せるようになるのです。
そして、何度も復習を重ねることで、どんどん忘れにくくなります。
英単語の勉強は、コツコツと時間をかけておこなうことが大切です。次の章から具体的に英単語の覚え方を紹介するので、できるものから実践をしていって、覚えられるまで何度も繰り返すことを心がけましょう。
英単語の効率的な覚え方とコツ
100万語以上あると言われる英単語、時間をかけて勉強していくにしても、できるだけ効率よく覚えたいですよね。
英単語を覚えるには、色々な方法やコツがあります。今回は、6つの方法をご紹介しますので、自分に合った勉強方法を実践してみてくださいね。
英単語の効率的に覚えるコツ
- 単語ではなく例文やフレーズで覚える
- 接頭語、接尾語のルールを覚える
- ネイティブの発音を聞き、同じように声に出して読む
- 何度も書くことでスペルを覚える
- ビジネス英会話、旅行英会話、toeicなど、目的に合った英単語に絞って覚える
- スキマ時間を有効活用して毎日少しずつ覚える
単語ではなく例文やフレーズで覚える
英単語ひとつを覚えることは簡単かもしれませんが、単語を単体で覚えることは、あまり効率的とは言えません。
中学生や高校生の頃は、英語の授業の小テストに備えて単語一つ一つの意味を一生懸命覚えていたと思います。(単語帳をパタパタとしていた人も多いのではないでしょうか?)
確かに小テストの勉強であればこのやり方でもいいかもしれませんが、英語を話す力や書く力をつけたい場合は、あまり良い方法とはいえません。
なぜなら、英単語ひとつでは表現できず、文章として使って初めて意味が成立する場面もたくさんあるからです。
例えば、海外旅行をするなら知っておきたい英単語のひとつに「try on(試着する)」という英単語があります。
「try on=試着する」ということだけなら、すぐに覚えられると思います。
では旅行先で、「このドレスを試着しても良いですか?」と伝えたい場合、英語でどのように言うか考えてみましょう。
英単語だけ覚えた状態で、「I・・・try on・・this dress・・okay?」といった表現で、とりあえず「試着してもオッケー?」と聞くことはできると思います。
しかし、これだといわゆるカタコトの英語です。実践で使えるように英単語を覚えるなら、どのように使うのか、活用方法までしっかりと覚える必要があるのです。
- Can I try on this dress? (このドレスを試着してもよいですか?)
- Can I try on this dress, please?(このドレスを試着させていただけませんか?=丁寧な聞き方)
例文やフレーズで文章ごと覚えると、あとは必要に応じて単語を変えて応用すればいいので、単語単体で覚えるのではなく、例文やフレーズで覚えるようにしましょう。
また、同じ英単語でも、複数の意味があり、状況によって使い分ける必要があることもあります。例えば、全く異なる複数の意味をもつ「balance」という英単語。
それぞれのbalanceの意味を、必要な状況に合わせて使えるように、フレーズや英文で覚えると、いざ使いたい時にとても便利です。
英単語を頑張って覚えても、使い方が分からず実際の会話で使えないということを避けるためにも、英単語を覚える時は、例文やフレーズとして覚えるようにしていくことが大切です。
イラストや写真でイメージしながら英単語を覚える
初心者向けの英単語帳や英語学習アプリには、英単語と一緒にイラストが描かれていることがよくあります。
画像優位性という言葉をご存じでしょうか?文字だけで記憶しようとするよりも、イラストや写真と一緒に覚える方が、より記憶に残るという研究結果があります。
英単語学習においても、アルファベットが並んだ単語だけを覚えようとするのではなく、英単語とイラストが一緒に掲載されている教材を使った方が、スムーズに覚えられます。
接頭語、接尾語のルールを覚える
英単語にも、接頭語や接尾語という規則的な部分があります。接頭語とは、英単語の頭についているもので、それぞれの接頭辞が意味をもっています。
- 接頭語の例:「re」(繰り返す、反対するなどの状態を表す)
-
- restart 再び始める
- return 戻す
- remember 思い出す
- rebound 跳ね返る
- respond 返事をする
- 接尾語の例:ful(~に満ちた状態を表す)
-
- helpful 役立つ
- careful 注意深い
- colorful 色とりどり
- powerful 力強い
例を見てみると、「この単語にも接頭語や接尾語がついていたんだ!?」と気づいた人もいるのではないでしょうか?
紹介した英単語はごく一部ですが、接頭語や接尾語の意味を知っていれば、英単語の意味を忘れてしまっても、ニュアンスが予測できるというメリットがあります。
ネイティブの発音を聞き、同じように声に出して単語を読む
社会人や大学生の方は、通勤通学の時間や仕事や大学の休憩時間に英単語を勉強する人も多いと思います。
スキマ時間を使った英単語の学習はとてもよいのですが、単語の発音をどうしても頭の中だけで覚えようとしてしまう傾向にあります。
ですがスピーキングで単語力を最大限活かすには、実際に声を出した発音練習が絶対に必要です。
実際に声に出さないと、口の動きや舌の位置といった練習ができず、正しい発音ができるようになりません。
正しい発音ができないと、伝えたい言葉が相手に通じないこともあります。
また自分で発音することはリスニング力を鍛えることにも繋がりますし、文字と音を合わせて覚えることによって、理解もより深くなります。
英単語教材には、CDの音声教材やダウンロード教材がついていることが多いです。文字と音を合わせて覚えることによって、理解もより深くなるので、ネイティブの発音に続き、声に出して練習しましょう。
私が長年意識しているのは、R や L が入った英単語の発音の練習です。カタカナにすれば、ラリルレロの音かもしれませんが、実際に英語では R と L で発音方法が異なります。留学していた時も、先生に何度も指摘され、「ネイティブの発音をよく聞き、実際に声に出して繰り返し練習しないと、習得できないよ」とアドバイスを受けました。
英単語を何度も書くことでスペルを覚える
学生のときは、「単語を10回ずつ練習して提出しなさい」と課題を出され、大変な思いをした人もいるかもしれませんね。
確かにたくさん書くことは大変ですが、手を動かすことは英単語を覚えるのをサポートしてくれます。なかなかスペルが覚えられない人は、書いて覚えるのも実践してみましょう。
ただ中には、「書いて練習した」という事実に満足してしまう人もいます。これではあまり意味がありません。
単語を書く最終目的は単語を覚えることですから、英単語の意味とスペルをリンクして覚えることを常に意識し、確実に覚えていきましょう。
ちなみに、全ての英単語を何十回も書く必要はありません。すでに記憶しているスペルは練習を省いても良いでしょう。一度書いてみて、正確に書けなかった単語を中心に何度も書く練習をすると、効率的です。
ビジネス英会話、旅行英会話、toeicなど、目的に合った英単語に絞って覚える
最初に、目標設定が大切だとお話ししました。目標設定をすれば、その目標を達成するために必要な英単語を優先して覚えられるからです。
たとえば海外旅行のための英語を覚えたい人が、わざわざビジネス英語でよく使う英単語まで覚える必要はありません。
英語教材にはビジネス英単語、TOEIC英単語、旅行で使える英単語といったようにジャンル別の単語帳もありますから、自分の目標や目的にあったものを選んで勉強すると効率的です。
なお、TOEIC試験はビジネス英語の内容が多く含まれるため、TOEICの英単語対策はビジネス英単語の習得にも役立ちますよ。
英単語を勉強していくときに、どんな英単語でも身につけることは理想ですが、まずは自分の目的や目標を達成するための英単語を勉強していきましょう。
スキマ時間を有効活用して毎日少しずつ覚える
例えば長文読解や、リスニング問題に取り組もうと思った時は、途中で終えることができませんが、英単語を勉強するときはスキマ時間を活用するという方法があります。
また、英単語帳やスマホに入っているアプリを使えば、特別な場所や道具がなくても勉強できます。
私も、コンパクトな英単語帳を持ち歩いています。英単語帳を持っていない時でも、スマートフォンは常に持ち歩いているので、アプリも大活躍。
最初は意識的にスキマ時間に勉強するようにしていましたが、スキマ時間の勉強に慣れてくると、日常生活の中でのふとしたときに、自然と英単語帳に手が伸びるようになりました。
数分のスキマ時間でできることって結構少ないですよね。でも英単語を覚えることなら、数分でも実践しやすいんです。例えば1つの単語を1分で覚えると、スキマ時間5分で5つの単語を覚えることができます。数分の積み重ねが後に大きな成果につながるので、ちょっとした時間もうまく活用しましょう。
英単語を忘れないための工夫
英単語の勉強において、一番の悩みは「忘れてしまうこと」ではないでしょうか。
覚えようとしてもなかなか覚えられない。一度覚えたはずなのに忘れてしまう。
個人差はありますが、一度覚えたことを忘れるというのは人間の脳の構造上、誰にでもありうることです。
ですから忘れてしまう自分を責めるのではなく、忘れないための工夫をすることや、忘れてもまた勉強するという姿勢でいることが大切です。
忘却曲線に沿った復習スケジュールを作る
英単語を効果的に覚える方法として、忘却曲線を活用する方法があります。
忘却曲線とは、ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスによって提案された、時間の経過と記憶の減少を表した曲線のことです。
上記の曲線のように、人間は時間の経過とともに、記憶が徐々に減少していく傾向にあります。
上記の図では、20分後に節約率が58%となっていますが、これは覚えたことの58%しか残っていない、という意味ではありません。
節約率とは、一度記憶した内容を再び覚えたり、完全に思い出したりするのに必要な時間(または回数)を、どれくらい節約できたかを表す割合のことです。
ちょっと難しいと感じる人もいるかもしれません・・・。実際に英単語を覚える過程に例えて、わかりやすく解説します!
たとえば、10個の単語を10分で覚えたとしましょう。すると20分後もう一度同じ10個の単語を覚えるのに、10分の58%、つまり約6分が節約できて、4分で覚えられるということです。
1ヶ月後の節約率は21%なので、再び覚えるのに8分かかるという計算になります。
※あくまで理論上の話です。
このように一度覚えただけだと、徐々に記憶が薄れてしまいますが、節約率が落ちるタイミングで復習をすることで、記憶をどんどん定着させることができるのです。
ちょっと複雑な話になってしまいましたが、簡単にいうと、「時間が経ちすぎてからまた全部覚えるのは大変だから、記憶がしっかり残っているうちに繰り返し復習しましょう。」ということです。
みなさんも日常生活の中で、1か月前に起こった出来事よりも、1週間前に起こった出来事の方が思い出しやすいですよね。
カナダのウォータルー大学の実験では、24時間以内に10分間の復習を、そして7日後に5分間の復習を……というふうに覚えていくのが効果的としています。
確かに理論に従ってこのように学習できるのがベストかもしれません。
しかし、常に忘却曲線に従ってタイマーをかけ、その法則を守って覚えていくことはとても大変ですし、続かない可能性が高いです。
ですから、忘却曲線に忠実に従う必要はありません。大切なことは、自分のペースで、「できるだけ早く繰り返し復習をする」ということを意識して英単語を覚えることです。
英単語は、復習を繰り返し覚えていくものだということを認識しながら、勉強していきましょう。
寝る前に英単語を暗記する
脳科学の研究によると、寝る直前に勉強した内容は定着しやすいと言われています。
正確に言えば、人間の脳は寝ている間に情報を整理します。よって、寝る直前にまとめて記憶した内容は、寝ている間に整理されやすく、長期記憶に繋がりやすいのです。
「それなら、寝る前に長文読解やオンライン英会話を受講するのはどうか?」と思うかもしれませんが、最低6時間は良質な睡眠を取ることも脳にとっては必要なので、あまり興奮状態にならず、落ち着いて勉強することが大事です。
寝る前1時間~2時間くらいが記憶のゴールデンタイムと言われています。
入浴や寝る準備を済ませ、リラックス効果があるハーブティーなどを飲みながら、英単語を勉強するのがおすすめです。
覚えた英単語をアウトプットする
英単語を読む、書くなどの勉強方法を紹介してきましたが、私が1番効果的だと思うのは、実際の英会話の中でアウトプットしていくことです。
新しい英単語を覚えてすぐの時は、「この場面で使っていいのかな?」「発音は正しいかな?」と不安になることがありますが、英会話の中で活用できれば、目標達成!しっかり身についていることになります。
私の場合、覚えて正しく活用できた英単語は、繰り返し使います。
アウトプットを繰り返すことには、メリットしかありません。正しく覚えることができていれば、「頑張って覚えて良かった」と、自信につながるのです。
アウトプットの場として、1番手軽なのは、オンライン英会話の受講です。
自分にあった目的や受講頻度、金額なども選べるので、オンライン英会話のレッスンで積極的に英単語をアウトプットし、定着させていくと良いでしょう。
おすすめのオンライン英会話を別記事で紹介しています。どこがいいか迷ったらぜひチェックしてくださいね。
英単語を覚えるのにおすすめの教材
英単語の勉強を始める時は、慎重に教材を選びましょう。なぜなら、英単語帳は目的やレベルによって内容が全く異なるからです。
ここではおすすめの英単語学習教材を紹介しますので、参考にしてみてください。
単語学習アプリを使って覚える
手軽さ、便利さを兼ね備えた優秀な教材といえば学習アプリです。
ダウンロードすれば、すぐ勉強を開始できます。無料で使えるアプリがたくさんあるのも嬉しいポイント。
ここでは無料で使えるおすすめ英単語アプリを3つご紹介します!
英単語勉強アプリmikan(無料プラン・有料プランあり)
600万人を超えるユーザーがダウンロードしているアプリです。
日常英会話からビジネス英語までの様々なジャンルが選べたり、「何も話せない」から「流暢に英語を話せる」まで10の目標を選べたりと、誰でも使える仕組みになっています。
1日に覚えたい英単語数や、学習時間のリマインダー機能も便利ですよ。
アプリ名 | 英語アプリ mikan |
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運営会社 | mikan Co.,Ltd. |
対応端末 | iPhone(iOS) Android (Google Play) |
料金 | 基本無料 mikan Pro 月額1,000円 |
おすすめポイント | 単語帳、単語テスト、単語の読み上げ機能、目標設定機能、有料プランで133の教材を勉強し放題 |
激戦!英単語(無料)
英語力をAIが計測し、自分に合ったレベルの英単語が出題されます。
ランキングで上位を目指すというゲーム感覚で勉強できるのも魅力のひとつ。不正解だった英単語は、自動的に単語帳に登録してくれます。
アプリ名 | 激戦!英単語 |
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運営会社 | Mindwalk Corp. |
対応端末 | iPhone(iOS) Android (Google Play)は停止中 |
料金 | 無料 |
おすすめポイント | 英単語力を全国のプレイヤーと競える。単語は約2万語を収録。 |
Duolingo(無料プラン・有料プランあり)
世界で1番ダウンロードされている外国語学習アプリです。分かりやすいイラストと発音により、初心者でも安心して勉強できます。
登場するキャラクターがやる気を後押ししてくれ、ゲーム感覚で楽しみながら自然とスキルアップできますよ。
子供の学習ツールとしても人気で、友人の中に「小学生の子供にいろいろ英語学習アプリをやらせてみたけど、結局これしかやらない」という人もいました。
アプリ名 | Duolingo(デュオリンゴ) |
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運営会社 | Duolingo, Inc. |
対応端末 | iPhone(iOS) Android (Google Play) |
料金 | 基本無料 Suoer Duolingo 月額$6.99(広告の表示をなくしたい人向け。基本的には無料のままで使えます。) |
おすすめポイント | 楽しいビジュアル、操作方法が簡単、苦手問題の繰り返し出題、ログインボーナスあり |
単語帳・参考書を使って覚える
英単語学習を始めるなら、1冊は持っておきたい英単語帳。目的や内容もそれぞれなので、自分の目標に合ったものを選ぶことが大切です。
今回紹介する英単語帳は、それぞれ雰囲気が全く異なりますので、どのように学習を進めたいかイメージしながら読んでみてください。
キクタン BASIC4000語レベル
目的 | 初級から私大受験まで対応 |
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価格 | 1,540円 |
発売日 | 2019年09月25日 |
出版社 | 株式会社アルク |
おすすめポイント | タイトル通り、音を聞きながら勉強できる単語帳。「チャンツ」と言われる、リズムに乗せて単語を覚える方法は、一度試してみていただきたいです! |
新ユメタンJr. 身の回りのことを話そう編
目的 | 中学生や大人の学び直し |
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価格 | 1,320円 |
発売日 | 2016年01月22日 |
出版社 | 株式会社アルク |
おすすめポイント | 「趣味・休日」「食べ物」など、身近なテーマで構成された単語帳です。同じ単語を1週間かけて定着させ、「使える語彙力」を育ててくれます。 |
システム英単語(シス単)Basic〈5訂版〉
目的 | 初心者や受験英語 |
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価格 | 1,100円 |
発売日 | 2011年11月10日 |
出版社 | 駿台文庫 |
おすすめポイント | 1冊で1570語を習得できます。基礎の英単語からセンター試験まで対応。受験生に大人気のシス単シリーズです。中学や高校で学ぶ英単語の学び直しをしたい人向け。 |
「受験をしないのに、受験生用の英単語帳?」と思う人もいるかもしれませんが、受験に必要な英単語は、社会に出ても覚えておくと便利な英単語ばかりです。社会人が受験生用の英単語帳を使っても、効率良く英単語の勉強は可能です。
毎日の英単語 日常頻出語の90%をマスターする
目的 | 初心者 |
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価格 | 1,400円 |
発売日 | 2013年9月6日 |
出版社 | 朝日新聞出版 |
おすすめポイント | 私も結構使った英単語帳です。受験英語とは反対に、教科書には掲載されていないけれど、ネイティブが使う英単語の90%が2000語ほど学べます。フレーズとして覚えることも意識している単語帳なので、これは本当に使えます。 |
中学3年間の英単語がイラストで覚えられる本
目的 | 初心者や大人の学び直し |
---|---|
価格 | 1,540円 |
発売日 | 2018年3月17日 |
出版社 | KADOKAWA |
おすすめポイント | 全ての英単語にイラストがついていて、イメージも湧きやすく、とにかく分かりやすい。基礎からやり直し、使える英語を身につけたい人におすすめです。 |
「中学3年間の英単語がイラストで覚えられる本」の購入はこちら
初心者向けの英単語帳の魅力は、イラストや英単語が分かりやすく書いてあることです。英単語を目で追うだけではなく、音を聞いたり、イラストを見てイメージを湧かせながら勉強すると、定着度もアップします。
YouTubeなどの動画を利用して覚える
無料で視聴できるYouTubeは英語学習に取り入れたいアイテムのひとつです。英単語に特化しているチャンネルもたくさんあるので、紹介したいと思います。
マーシーの英単語
リズミカルに英語と日本語で単語が発音されます。「いちばん最初に覚える英単語600」という動画は、初心者必見です。
「不規則動詞113(アルファベット順)」は、テンポの良さだけでなく、アニメーションも分かりやすいので、おすすめです。
英語聞き流し Sakura English
聞き流しをしながら英語を身につけることに特化したチャンネルです。
【英検3級】中学英語よく出る英単語&フレーズ300 聞き流し【055】という動画は、初心者や英語を学びたい社会人にもぴったりです。
英単語の後に英文も流れるので、意味だけでなく使い方まで勉強できます。
好きなときに視聴でき、再生速度を調整したり、繰り返し視聴できるのがYouTubeのメリットです。動画を見ながら意味を確認し、動画を聞きながら発音すれば、テンポ良く英単語を勉強できます。聞き流しでOKというチャンネルもたくさんあるので、何か作業をしているときに、BGM感覚で流すこともできます。
Deep L翻訳ツールやGoogle翻訳を活用する
翻訳ツールやアプリは、積極的に使いましょう。
具体的な使用タイミングとしては、英文を読んでいるときに分からない英単語があったとき。「後で調べよう」ではなく、その場ですぐ調べることが大事です。
また、英単語学習を始めたら、生活の中や街で見かける英単語にも着目してほしいです。
企業名や商品名には英語がたくさん。「どういう意味なんだろう?」と注目し、知らない英単語であれば、すぐに翻訳アプリを使って調べてみましょう。
分からない英単語をそのままにしておくのはNGです。積極的に調べることが、語彙力アップに繋がります。
英会話に自信がある私でも、実は「この英単語、どういう意味だったっけ?」という状況はよく起こります。そんな時は、スマホを使って、その場ですぐに調べています。すぐに調べることによって、自分の中で納得できて、覚えることができます。すぐに調べられない場合は、スクリーンショットやメモで記録しておき、時間ができた時にすぐに調べると良いです!
英単語が覚えられないときはどうする?原因と対処法
頑張って英単語の勉強をしていても、うまく覚えられないことは多々あります。
しかし、英単語を覚えられないのには、必ず理由があります。理由が分からないと、モチベーションも上がりませんので、うまくいかない時は、以下の対処方法を参考にしてみてください。
一度に覚えようとする英単語の数が多すぎる
私自身、英単語の勉強は苦手な分野です。頑張ってたくさん覚えようとするが故に、一つひとつの英単語を丁寧に学習できず、中途半端な学習になることがありました。
たくさん覚えたいという気持ちは分かりますが、初心者であれば1日に100語を覚えることは難しいです。意味や使い方を理解しないまま勉強していても、定着しません。
個人差はありますが、まずは1日に30語程度を覚えることを目標にしましょう。慣れてくれば、少しずつ数を増やしていってもOK。
また、集中できない日は数を減らしても大丈夫ですが、必ず毎日英単語に触れるようにはしましょう。
単語帳を目で追うだけになっている(音読しない)
英単語帳やアプリを眺めるだけでは、定着は難しいです。
外出中は声を出して発音練習をしたり、英単語を書いて覚えたりすることが難しいかもしれませんが、自宅で勉強する場合は、耳や手も一緒に動かしましょう。
特に音読することにはたくさんのメリットがあります。正しい発音も一緒に学び、実践練習で自然と英語を話せるようになります。
一方で、英単語帳を眺めているだけだと、いざ英語を話そうと思ったときに発音が分からなかったり、どういう場面で使ったらいいのか分からないというデメリットも。
声に出せる環境にいるときは、音読をするところまでが英単語学習だと思ってください。
ネイティブの発音に続いて、声に出して英単語を読むことで、英単語を覚えるだけでなく、リスニング力や発音の力もつきます。一度に複数のことが勉強できるなんて、とてもお得ですよね。
- 英単語は1日に何個覚えればよいですか?
- 学び初めて間もない時は、1日に最低30分、30語~50語を目安に英単語を覚えましょう。「10語くらいを確実に覚えた方が良いのでは?」と思うかもしれませんが、一度覚えた内容も、忘れてしまうことがあるため、一回で完了しないのが英単語学習です。何度も勉強することを前提に、30個程度を1日で覚えるようにするのが効率的です。英単語は、英語学習の中でも最もコツコツ勉強することが大切な分野です。一方で、英単語学習は地味な作業で飽きやすいとも言えます。すぐに飽きてしまうという人は、アウトプットとしてオンライン英会話や、ネイティブと話す機会を増やすことがおすすめ。覚えた単語をアウトプットする場面を増やし、楽しみながら英単語を覚えていきましょう。
- どうしても覚えられない単語があるのはなぜ?どうやって覚えればいい?
- スペルが似た英単語があると覚えられないことがあります。私の場合、あえて似た英単語を並べ、スペルや意味の違いを明確にします。スペルが長い、発音が難しいなども、覚えられない理由として悩んでいる人がよくいますが、急いで覚える必要はありません。何度も繰り返すことで必ず定着しますので、すぐに覚えられなくても大丈夫です。
- 英単語と文法ではどっちを先に覚えるべきですか?
- 両方同時進行で満遍なく勉強するのがベストですが、英語初学者の場合は英単語を優先することをおすすめします。なぜなら英文法を理解するにも、ある程度の語彙力が必要だからです。単語帳を一つ用意して、簡単なものからでもよいので、語彙力を増やしていきましょう。名詞、動詞、形容詞、副詞を中心にバランスよく身に着けていくことが理想です。語彙力がつくと、英文法の勉強も進めやすくなるでしょう。
英単語は毎日コツコツ覚えることが大切
英単語学習は、英語学習の土台とも言えます。しかし、学生時代になかなか覚えられなかったという記憶があり、英単語学習が億劫になる人も少なくはありません。
英単語学習は、コツコツと繰り返すことが大切です。
自分にあった教材や、学習スケジュールを見つけることで、英単語学習はとても充実した時間になります。特に、覚えた英単語を実際にアウトプットできたときは、自信にもつながり成長を感じられる瞬間です。
すぐに長文を話したり、聞いたりすることができなくても、語彙力を向上させることにより、相手に伝わるシーンは一気に増えます。
また、英語が苦手だという人でも、コツコツやれば必ず身に付く!というチャンスがあるのが英単語学習。確実に英単語を覚えていき、英語の土台をしっかり作っていきましょう。