「英検準2級って小学生でも合格できるの?」
英検3級に合格していたり、中学受験などが視野に入ってくるご家庭だと、英検準2級を受験しようか迷っている方も多いのではないでしょうか。
英検準2級のレベルは高校中級程度と言われているので、小学生での合格率や試験の難易度など、気になることはたくさんありますよね。
基本的に難易度高めの英検準2級ですが、小学生のうちに合格できれば中学受験での優遇など、さまざまな恩恵があります。
そんな英検準2級を小学生で合格するためのおすすめ教材や勉強法、英会話スクールなどについて、英検1級合格者の私 Arisa がわかりやすくまとめたので、ぜひ参考にしてください。
私は英検の指導を行っていますが、英検準2級に小学生で挑戦するのはとてもすごいことです。なかなか英検対策も大変になってくる頃合いですが、楽しくコツコツ英語力アップを目指していきましょう。英検対策のスクール選びにお困りの方は「英検準2級の塾をお探しならオンライン英会話がおすすめ」をクリックすると、スクール情報がすぐに読めますよ。
目次
英検準2級は小学生に難しい?英検準2級のレベルと合格率
英検準2級合格レベルは、高校中級程度と言われています。
高校英語に匹敵する英検準2級を小学生で合格するのは、当然難しいです。高校生レベルの内容を勉強することになるので、かなりハイレベルですね。
ですが、私が指導している子どもの中では、小学生のうちに英検準2級に合格する生徒さんも珍しくありません。きちんと対策していけば小学生でも合格に近づけます。
それでは、英検準2級の合格率をチェックしていきましょう。
残念ながら英検では、問題改定が行われた2016年以降、正式な合格率を公表していません。
しかし、現在の試験と合格率が公開されていた2016年以前では問題の難易度に変更はないので、2015年の合格率を参考にしてみましょう。
英検準2級の一次試験合格率は平均して35%、二次試験の合格率は80%ほどです。
英検3級一次試験の合格率が5割、二次試験が9割ほどなので、それと比べてかなり合格率が低く留まっていますね。
一次試験・二次試験の両方に一発合格できる人は、受験者全体の3〜4人に1人程度となるでしょう。
一般的にも難しいとされている試験を小学生で受験している、ということを忘れずに徹底した対策を行う必要があります。
この通り難易度高めな英検準2級を、小学生で受験する場合、高学年での受験がおすすめです。
もちろんお子さんの今の英語力やこれまでの英語歴にもよって、受験の最適な時期は変わってきます。
まず帰国子女や幼児英会話経験済みなどで、日常的な英語がすでにスラスラ出てくるお子さんは、小学4〜5年生での受験で十分に合格が狙えるでしょう。
またある程度難関と言われる中学校を受験する場合は、小学5年生で英検準2級、小学6年生の出願前には英検2級を取っておきたいところです。
小学生に上がってから英会話スクールに通い始めた、もしくはほとんど独学で英検3級まで合格しているお子さんは、小学校卒業までの合格を目指すのがいいですね。
英検準2級からは、お子さんの今の英語力、モチベーション、受験の目的によって人それぞれ受験ペースが変わってきます。お子さんの意思を確認しながら、英検準2級合格プランを考えていきましょう。
英検準2級の試験内容と小学生にとって難しいポイント
小学生のみならず、一般的に難易度が急上昇するのが英検準2級。そんな英検準2級の合格に近づくために、まずは試験内容を確認していきましょう。
英検を主催する日本英語検定協会の公式ホームページでは、英検準2級合格のために持っておきたい知識を具体的に提示しています。
出典)日本英語検定協会
英検準2級のリーディングではこれまでとは違い、説明文や図・表の読解力が必要になります。
説明文や図から大事なところを読み取るには、英語力だけでなく、図や表の見方をそもそも知っていなければなりません。
ですから、普段の勉強で国語や社会の読み取り問題が苦手な場合は、特に対策が必要になるかもしれませんね。
リスニングでは、指示や説明の理解力が必要です。英検準2級ともなると、リスニング音声が一回しか流れないので、集中して大事な部分を聞き取らなけらばいけません。
スピーキング・ライティングは自分の発信力が試されます。そもそも自分の意見が思いつかないと手も足も出ないので、オンライン英会話などを活用して、日頃から対策していくことが大事です。
それでは、具体的な勉強方法・試験対策について紹介したいと思います。お子さんの勉強がうまく進まないときは、これから紹介する勉強方法をぜひ取り入れてみてください。
小学生が英検準2級の一次試験に合格するための勉強法
英検準2級の難易度、試験内容を確認したところで、肝心の対策方法をチェックしていきます。
英検準2級一次試験の合格率は35%と低いです。そんな一次試験に小学生が合格するためのおすすめ勉強法を分野ごとにまとめました。
単語対策はまず英検3級レベルを完璧に
英検合格を目指すに当たって、どの級でも単語対策は必須。準2級一次試験については、単語力さえあればある程度なんとかなると言っても過言ではないほど単語は大事です。
そのため、単語帳などを揃えて英検準2級の単語を覚えていくことは確実に必要なのですが、まず英検3級の単語を完璧にしておくのも重要です。
小学生受験者によくあるのが、英検3級までは感覚的に問題が解けるところもあったけど、英検準2級から感覚では解けない問題が増えるというもの。
蓋を開けてみると、英検3級までの単語に抜けが多く英検準2級の問題が解けないというケースが頻発しています。
英検は基本的に受験級以前の級は完璧という前提で問題が出題されているので、英検準2級に合格するには英検3級の単語知識が必須なのです。
また、英検準2級の単語の知識はリーディングとスピーキングで必要となりますが、スピーキングとライティングに必要な単語レベルは英検3級程度。
スピーキングやライティングのように、自分が話したり書いたりするときに、習いたての単語を使うのは大人でも難易度が高いです。
そのため、英検のスピーキング・ライティングでは受験級の一つ前の級で習った英単語が適正レベルとなります。
英検準2級を攻略するために、まず英検3級レベルを優先的に完璧にしておきましょう。
リーディング・文法対策は接続詞に注目しながらかたまりで理解
英検準2級では、英検3級と比べて長文や文法穴埋め問題の語数が格段に増えます。そのため、人によっては全問解答するのに試験時間ギリギリまでかかる級です。
効率的にリーディングを進めていくために、かたまりで文を読む練習を取り入れてみましょう。
かたまりで読むというのは、一文中の一単語ずつに注目するのではなく、文全体でざっくりとした意味を理解しようとする読み方です。
かたまり読みができるようになると、リーディングのスピードが格段に早くなります。さらに文中にわからない単語が出てきても、文全体の理解を損なうことなく読み進めることができますよ。
英検準2級の問題を使って、かたまり読みをしてみましょう。
こちらはリーディング長文問題の一部です。
かたまり読みでは、and, also, but, howeverなどの接続詞に注目しながら、文の内容を予測していきます。
まず1文目、andがありますね。そのためandの前後は同じテンションのものが書かれていると予想できます。(ポジティブ and ポジティブ もしくは ネガティブ and ネガティブ)
今回は poor health, stop being the manager となっているので、ネガティブなことについて書かれています。
続く2文目では However が文頭にきているので、1文目と逆でポジティブな内容になっているはず。
3文目では文中に but があるので、but 以前と以降ではテンションが変わります。今回は but 以降で did not like と言っているので、ポジティブ→ネガティブになっています。
このように接続詞に注目しながらざっくり文の言いたい内容を理解していくことで、小学生でも負担なくリーディングに取り組めますよ。
独学でかたまり読みを練習するなら、接続詞(and, also, moreover, but, however, on the other hand)などに丸をつけさせるのがおすすめ。接続詞に注目する習慣がつき、文が読みやすくなります。
英検準2級のリーディング問題は、文字数がかなり多くなってしまうので、おそらく多くの小学生が文字の羅列をみただけでやる気をなくすと思います。
ですが、かたまり読みができるようになると、このような長文も楽に読めるので、無理なく勉強できますよ。
また一通り問題を解いた後に、一文ずつざっくりと訳してもらい、問題集の解答集の日本語訳と照らし合わせて確認するのも大事な勉強法です。
訳した時に意味の通った日本語になっていなければ、「理解できていない」と判断できるので、一緒に単語の意味を確認して苦手なところをなくしていきましょう。
リスニング対策はシャドーイングと選択肢の縦読み
英検準2級のリスニングから、リスニング音声の再生が一度のみとなります。
英検3級まで出来ていた、1回目の音声で答えを絞り、2回目の音声で答えを確実に絞る解き方が通用しません。
リスニング時間の30分弱、ずっと集中していなければいけないので、集中力のないお子さんはまず集中力をキープする練習も必要ですね。
そのうえで、さらに英検準2級のリスニングで正答率を上げていくには、シャドーイングがおすすめ。
シャドーイングとは、リスニング音声をすぐ追いかけるように自分でも発音する練習法です。
シャドーイングを行うことで、リスニング音声のスピードに慣れることができるので、英語が聞きやすくなる効果がかなり期待できます。
また、シャドーイングで自分が発音できないところは、正しい発音を知らない部分になるので、苦手な発音のあぶり出しにも活用できますよ。
基本的にどの言語でも自分が発音できる音は聞き取れるはずなので、積極的に英語を発音してみましょう。
いきなりリスニング音声についていくのが難しい場合は、リスニングスクリプトの音読から始めるのも効果的。
シャドーイングは確実にしてほしい勉強法ですが、それ以外にもう一つ大事なのが、選択肢の縦読みです。
英検準2級ではたとえ音声を聞き取ることができたとしても、10秒で正しい答えを選ばなければならないため、ここでミスが発生する可能性があります。
10秒の間に悠長に選択肢を一つずつ丁寧に読んでいる時間はないはず。そこで選択肢の縦読みを習得することで、回答時間を短縮しながら正答率アップをねらえますよ。
選択肢縦読みのやり方を、リスニング問題の選択肢の例を使ってみてみましょう。
選択肢の例
- She didn’t do well on a science test.
- She wants to take a violin lesson.
- She found Ken’s science book.
- She will invite Ken to her house.
選択肢の縦読みは、以下の3ステップで行います。
縦読みのステップ
- 全選択肢共通の単語は無視する(この場合先頭の She)
- 共通していない単語を選択肢1から4の順番で縦に読み、どのような単語が使われているかチェック(1. didn’ do well → 2. wants → 3. found → 4. will invite )
- 時間が許す限り縦に読む単語を少しずつ増やしていく(1. didn’t do well on science → 2. wants to take→ 3. found Ken’s→ 4. will invite Ken )
このように選択肢を縦に読むことで、少ない時間でもリスニング音声でどのようなキーフレーズが出るか想像しやすいですね。(上記例文の場合 science や Ken など)
縦読みで把握したキーフレーズが、どのように音声中で使われているかに注意しながら聞くことで、答えが絞りやすくなりますよ。
ライティング対策は意見だしの練習が大事
英検準2級のライティングでは、英検3級と違い、社会問題についての意見が問われます。
出題される問題の傾向としては、環境問題、教育問題、スマートフォンなどのテクノロジー問題です。
とくに小学生の場合、なかなか普段の生活ではっきりした意見を述べることが少ない分野なのではないでしょうか。
英検準2級のライティングを小学生が攻略するには、いかに早く意見を思いつくかがポイント。
日頃から英検準2級で頻出のライティングトピックについて意見を考える練習をしておきましょう。
英検のライティングで意見を考えるときに意識したいのが、「選ばなかった理由」ではなく、「選んだ理由」を伝えること。
例えば、“Do you think it is a good idea to stop using plastic bags?”という問題があったとしましょう。
「ビニール袋を使わないようにするのは良いことか」という質問です。
これに対してYesと答える小学生の理由として出やすいのが、「もしビニール袋を使い続けたら、環境に悪い」というもの。
一見良い答えに見えるのですが、この意見は「ビニール袋を使い続けた場合」のシナリオについての記述になるので、質問の意図から外れてしまっています。
このように答えるのではなく、質問で聞かれている内容に直接的に回答するようにしましょう。
つまり「ビニール袋を使わないようにするのは良いことか」という質問にYesと答えた場合、ビニール袋をやめた場合起こる良いことに焦点を当てられると良いです。
先程の解答例である「もしビニール袋を使い続けたら、環境に悪い」を、「ビニール袋の使用をやめることで環境を守ることができる」に転換するだけで点数が取りやすくなるでしょう。
小学生だと、英検のライティングでどのような意見を書けば良いかわからない子どもが基本的に多いです。
ですから、英検対策を手伝う場合は子どもがはじめに出した意見が、選んだ答えの直接的な回答になっているか確認してあげましょう。
ライティングは今回紹介した意見の出し方の他にも、英作文や文法が総合的に試されるので、しっかりとした対策が必要となります。英検対応の英会話を活用して対策を手伝ってもらうのも効果的です。
英検準2級級対策ができる小学生向けおすすめ教材
英検準2級のレベルやおすすめ勉強法を確認したところで、小学生でも使いやすいおすすめ教材をまとめました。
従来の紙の参考書だけでなく、英検準2級対策に活用できるアプリも紹介しているので、お子さんの好みに併せてぜひ使い分けてみてください。
【単語対策】英検準2級 英単語 1550 英検ランク順
英検準2級合格に欠かせない単語対策は、学研出版の「英検ランク順」がおすすめです。
本書は英検試験で頻出の日本語訳に絞って書かれているので、単語帳あるあるの「結局どの訳を覚えればいいの?」と悩む心配がないほどシンプルな構造です。
また、巻頭には英検でおなじみのトピックでよく使われる単語を図解してあるため、感覚的に必須な単語知識が身につきやすいですよ。
無料で本書とリンクしたアプリを使うこともできます。アプリには単語や例文の発音が収録されているので、手軽にどこでもリスニング・スピーキング対策ができるのも魅力です。
出版社 | 学研プラス |
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価格 | 1,320円(税込) |
内容 | ・単語編 RANK A必ずおさえておくべき重要単語 370 RANK Bおさえておきたい重要単語 440 RANK Cここで差がつく重要単語 320 ・熟語編 必ずおさえておくべき動詞句 244 必ずおさえておくべきその他の熟語 176(ここまでで1550語) ・会話編 必ずおさえておくべき会話表現 100 |
「英検準2級 英単語 1550 英検ランク順」の購入はこちら
【単語対策】英語アプリ mikan
紙の単語帳だと開くのが面倒で、単語の勉強がなかなか続かないという小学生も多いでしょう。
そこで紹介するのは、私も実際に学生時代使っていた、「mikan」というアプリです。
このアプリは無料にもかかわらず、さまざまな本が収録されているとても手軽な優れもの。
もちろん英検準2級向けの単語帳も入っていますよ。単語クイズを行うことで、進捗や正答率、回答までの時間を確認できます。
また、クイズの結果に基づいて復習コンテンツにも取り組めるので、なかなか単語対策に身が入らないお子さんにおすすめなアプリです。
アプリ名 | 英語アプリ mikan |
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運営会社 | mikan Co.,Ltd. |
対応級 | 準1級、2級、準2級、3級、4級、5級 |
対応端末 | iPhone(iOS) Android (Google Play) |
料金 | 基本無料 mikan Pro 月額1,000円 |
おすすめポイント | 単語帳、単語テスト、単語の読み上げ機能、目標設定機能、有料プランで133の教材を勉強し放題 |
【リーディング・文法対策】わからないをわかるにかえる英検準2級
リーディング・文法対策でおすすめなのが、私も英検指導に実際使用している、「わからないをわかるにかえる」シリーズです。
本書は英検準2級で頻出の文法に絞り、わかりやすい言葉と図解で文法を身につけることができます。
文法のページでは学習する文法の名前が単元に書かれているので、文法の苦手を把握しやすいのもポイント。
また、長文読解やリスニングのページも豊富で、これ一冊で総合対策ができる仕組みになっています。
文法の他に特に使い勝手がいいのが長文読解対策のページ。例題を使って実際の出題形式、問題に正解するためのポイントなどが解説されています。
さらに解説集では長文1問ごとに日本語訳が詳しく載っているほか、注意したいことまで解説されているので、長文読解に苦手意識があるお子さんには特におすすめの一冊です。
出版社 | 文 理 |
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価格 | 1,540円(税込) |
内容 | 1. 準2級の文法 2. 準2級の重要単語・熟語 3. 準2級の会話表現 4. 長文読解対策 5. ライティング対策 6. リスニング対策 模擬試験 特集 二次試験 面接対策 |
【長文読解対策】英検分野別ターゲット英検準2級リーディング問題
長文読解に特に苦手意識がある小学生は、長文にたくさん挑戦して慣れていくことが必要不可欠。
どんどん問題を解いていくうちに、英検独自の出題パターンを身に付けることができるでしょう。
そんな長文読解の対策に使いたいのが、旺文社のリーディング対策教材。
長文に苦手意識がある子どものために、少し短めの長文から始まり、だんだんと本番の長文の長さに慣れていける仕組みなので、ストレスなく読み進められる一冊です。
英検対策教材最大手の旺文社だからできる英検過去問分析と、それに基づいた傾向と対策も載っているので、効率的にリーディング対策を行えますよ。
英検準2級の長文を読解するのに欠かせない語句リストが巻末についているので、単語対策と併せて活用したいですね。
出版社 | 旺文社 |
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価格 | 1,650円(税込) |
内容 | Chapter1 攻略ポイント Chapter2 第1部:練習問題 Chapter3 第2部:練習問題 Chapter4 第3部:練習問題 Chapter5 模擬テスト |
Amazonランキング | 英語検定71位 |
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【リスニング・面接対策】英検®トレーニング – 2級から3級に対応
英検準2級のリスニングは音声が1度しか放送されないので、普段から英語をたくさん聞いて英語のスピードに慣れておくことが大切。
英語のリスニングを手軽に行うにはアプリが手軽でおすすめですが、その中でもレビュー評価が高いのが、「英検®️トーレニング」です。
全ての問題にスクリプトと解説、解き方のポイントがついているので、英検準2級の出題形式を手軽にマスターできるアプリ。
英検2級から3級までに対応しているので、リスニングが得意なお子さんは英検2級レベルに挑戦することも可能です。
英検2級のリスニング問題がこなせれば、余裕を持って英検準2級を受験できるでしょう。
逆にリスニングに苦手意識があるなら、英検3級レベルに立ち返って対策を始めることで、英検準2級のリスニングにストレスなくレベルアップできそう。
また、音声認識機能が搭載されているので、二次試験対策の特に発音チェックにも役立ちます。
アプリ名 | 英検®トレーニング |
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運営会社 | STUDYSWITCH |
対応級 | 2級、準2級、3級 |
対応端末 | iPhone(iOS) Android (Google Play) |
料金 | すべて無料 |
おすすめポイント | 単語、熟語、文法、リーディング、リスニング、ライティング、英検二次試験の対策が1つのアプリで完結。 |
【ライティング対策】最短合格! 英検準2級ライティング完全制覇
英検準2級から新たにライティングセクションで社会問題についての意見が問われるようになります。
そのため英検3級とは違い、新たなライティング構成の習得が必要になるのが英検準2級。
そんなライティングを攻略するのにおすすめなのが、ジャパンタイムズ出版の「最短合格シリーズ」準2級ライティングです。
本書ではトピックに併せて使いまわせる文例を紹介しているので、英検準2級のライティング初挑戦のお子さんや、自分の意見をライティングで表現する機会があまりなかったお子さんは、まず解答例を書き写すだけでも良い練習になります。
問題と解答例以外にも、英検準2級で頻出のトピックやそれに併せて使える単語・フレーズ集も掲載されているので、初めての英検準2級ライティング対策ではまず一冊持っておきたい参考書ですよ。
出版社 | the japan times 出版 |
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価格 | 1,430円(税込) |
内容 | ■Chapter 1 英作文問題の概要と解きかた 1 英作文問題はこう出題される 2 英作文はこう書こう 3 お役立ちフレーズ ■Chapter 2 分野別コンテンツブロック175 1 生活 2 教育 3 娯楽/テクノロジー ■Chapter 3 模擬問題 |
Amazonランキング | 英語検定175位 |
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上記以外の英検準2級の教材・テキストや、他の級のおすすめ教材については、「英検の人気問題集とおすすめの教材を紹介!」の記事で紹介しているので、こちらもぜひ参考にしてください!
小学生が英検準2級の二次試験に合格するためのスピーキング対策
英検準2級の一次試験に受かってもまだまだ安心できません。二次試験のスピーキングテストの対策もしっかり行いましょう。
英検準2級のスピーキング合格率は80%近くと高い数字が出ていますが、小学生にとっては難しい試験となるでしょう。
なぜなら絵を見てお話を作ったり、一次試験のライティング問題によく似た社会問題に対する見識が問われるからです。
ですから、今のお子さんのスピーキング力に合わせて必要な対策を取っていくことが英検準2級二次試験攻略のカギ。
子どもの英語レベルに合わせて、英検準2級二次試験に向けたおすすめ対策を紹介します。
子どもがある程度英語を話せるなら録音して聞き直してみよう
帰国子女や幼児英会話経験者で、ある程度の日常会話を無理なく英語でできる子どもは、独学でも英検準2級に合格することが可能です。
ある程度独学でも対策できそうな場合は、子どものスピーキング練習の様子を録音して聞き返す勉強法がおすすめ。
全体を通して「発音が明確か」「同じ文法を何度も使っていないか」「質問にきちんと答えられているか」などを重点的に確認し復習しておけば、ある程度の高得点を取れるでしょう。
上記にプラスしてしっかり確認しておきたいのが、「質問に対して完全な文で答えられているか」です。
帰国子女や英語がナチュラルに話せる子どもに多いのが、質問に対して単語のみで答えるパターン。
実際の会話ではそれがナチュラルなのですが、英検はあくまでも英語の知識を問う試験なので、英検対策としては完全な文で答えるクセをつけておくと安心です。
録音して自分で確認する自信がなかったり、保護者もなかなか手伝えない場合は、ネイティブスピーカーと話せる英会話スクールなどを活用してスピーキング力をさらに高めるのもおすすめですよ。
スピーキングに自信がないなら英会話スクールでみっちり練習しよう
普段英語を話す機会がなかったり、あまりスピーキングに自信がないお子さんなら、英会話塾に通っての対策が効果的です。
英検準2級以上になると、付け焼き刃でのスピーキング対策がだんだん通用しなくなってくるレベルになります。
そのため、英検準2級のスピーキングを攻略するには、日常的に英会話に触れる機会を増やすのが近道。
英会話スクールに通っていれば、英語の質問に対する答え方や自分の意見の言い方などをたくさん練習できるので、スピーキングが得意分野になりやすいですよ。
英検準2級ともなれば、その難易度から不合格になる子どもも珍しくありません。
そのため英検のためだけの英語学習が辛くなる子どももいるので、英検以外の英語も楽しく学べる英会話スクールを活用していくことで、無理なく今後も英語を続けられるでしょう。
もし、よほど自信がない場合はパソコンで受験するS-CBT受験より、対面での二次試験受験をおすすめします。
というのも、一般的にS-CBTより対面での受験の方が採点が甘めと言われています。
S-CBT受験はパソコンに自分の音声を録音して採点してもらうため、厳しめに採点されることもしばしば。
それに対して従来の対面式受験では、リアルタイムでの採点になり、話し方や態度など面接全体の雰囲気も採点により影響するため、少し緩めの採点になりやすいというわけです。
英検準2級対策の塾をお探しならオンライン英会話がおすすめ
先述のように、英検準2級のスピーキング対策には英語塾に通うことが効果的なのですが、英会話スクール探しはなかなか難しいですよね。
すでに別の習い事をしていて新たに予定を組むのが難しかったり、毎回の送り迎えが難しいご家庭は多いでしょう。
このように英検対策の英会話スクール選びにお悩みの方は、オンライン英会話がおすすめ。
自宅で好きな時間にレッスンを受けられるので、スキマ時間を有効活用して英検対策を進められますよ。
また多くのオンライン英会話では、英検対策コースと並行して別のカリキュラムを受講できるのもポイントです。
普段は一般的なオンライン英会話レッスンで着実に英語力を伸ばしつつ、英検の受験日程が決まったら英検対策も取り入れることで、自然に英検準2級に必要な知識を身につけられます。
ここでは英会話も英検対策も両方楽しく進められるおすすめオンライン英会話スクールをまとめました。
どの英会話スクールも無料体験レッスンを受け付けているので、いろいろなスクールを試してみて、お子さんと相性のよいスクールを探してみましょう。
kimini英会話
学研が提供するオンライン英会話kimini英会話では、通常の英会話コースに加え、英検準2級合格コースも大注目。
学研の人気書籍「英検準2級をひとつひとつわかりやすく。」をもとにしたコースで、学んだ知識を使えるようにするための工夫がたくさん詰まった講座です。
「予習→レッスン→復習」のサイクルで進めていくため、確実に実際の英検準2級試験で知識を活かせる仕組みとなっています。
オンライン英会話では基本的に宿題を出すことが難しく、やりっぱなしになりがちです。でもこのkimini英会話なら復習までが1セットなので、効果面も安心して受講できますよ。
英検準備2級合格コースの生徒は追加料金なしで他のコースも受講できるので、英会話など興味のあるものをどんどん受講しながら楽しく英検準2級対策をしていきましょう。
kimini英会話の基本情報
運営会社 | 学研グループ |
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小学生向けコース | 「小学生の英会話」「夏期講習・小学生コース」ほか全10コース |
英検対策コース | 5級~準1級 |
講師 | フィリピン人講師 |
子供のタイプ | 外国人講師に抵抗がなく、積極的なタイプ |
料金 | スタンダードPlusプラン 月額7,480円(税込) |
※ 料金はすべて税込みです。
kimini英会話の英検対策は準1級まで対応しています。kimini英会話は学年が上がったり、受験する級が上がったりしても、月額料金が変わることはないので、継続しやすいでしょう。小学生のkimini英会話体験談の記事もぜひ参考にしてくださいね。
kimini英会話では、対象プランが30日間無料で体験できます!(通常は10日間)
同期間中ウィークディプラン・ウィークディPlusプランに申込むと、永久1,000円割引が適用されるのでお得に利用できますよ!
学研グループで使える会員限定クーポンも増量中!
キャンペーン期間:2024年12月23日(月)まで
対象者:初めてスタンダードPlusプラン、ウィークディプラン、ウィークデイPlusプランにお申し込みされる方
QQ キッズ
QQ キッズの料金プランは月4回、8回、16回、30回の回数制で、スケジュールにあった回数を選べるので、費用負担を最大限減らして利用できます。
また、豊富なコースをニーズに合わせて組み合わせられるので、たとえば週に1回は英検の面接対策、週に2回はCallan for kidsでスピーキング強化を図ることも可能です。
QQ キッズで注目なのが、英検本番さながらの雰囲気でスピーキングが練習できる、二次面接対策講座です。
オンラインではありますが、模擬試験が受けられたり、フィードバックによる復習ができたりするので、英検対策はバッチリ。
教材はQQ キッズ完全オリジナル内容の「QQオリジナル 英検®面接対策」と、旺文社出版の「英検®準2級 二次試験・面接完全予想問題」に沿った「旺文社 英検®面接対策」の2種類あり、面接対策がしっかりできます。
オリジナル教材は英検の予想問題と若干レイアウトが変わり、試験らしさが軽減されるので、いきなり予想問題から練習するのは厳しいという場合は、オリジナル教材から練習をするとよいでしょう。
QQ kidsの基本情報
運営会社 | QQ English |
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対象年齢 | 3歳~12歳 |
英検対策コース | 5級~準1級 |
講師 | フィリピン人講師 |
子供のタイプ | 人見知りタイプ、初めて英会話を習う |
料金 | 月4回コース(200ポイント) 2,980円~ |
※ 料金はすべて税込みです。
QQキッズは12歳までの子ども専用のオンライン英会話ではありますが、カランメソッドが受講できたり、英検対策は準1級まで対応するなど、中上級者レベルの子どもにも対応しています。講師は全員TESOL(国際的な英語教授法)のプログラムを修了。ひとりひとりの学習管理も手厚いため、保護者の方も安心して利用いただけます。QQ キッズの体験談も是非参考にしてください。
オンラインの小学生英検®対策講座「Sounds Fun!」
最後に紹介するのが、小学生向けの英検対策スクール、Sounds Fun!です。
Sounds Fun!は、英検対策をベースとしたカリキュラムを通して、総合的な英語力を楽しくあげられるのが特徴。
1年に1級ずつ合格を目指すカリキュラムなので、子どもに負担なく続けやすいペースになっています。
私も小学生と中学生の間はだいたい1年に1級ずつ合格するペースで英検の勉強をしていました。
1年間コツコツ勉強するカリキュラムは気づいたら受験級相応の英語力がつくようになっているので、試験直前の負担が少なく、英検があまり苦でなかったのでおすすめです。
Sounds Fun!では基本的に曜日固定になるので、毎週英語を勉強する習慣が身につくのも保護者としては安心ポイントですね。
Sounds fun!の基本情報
運営会社 | エディック 創造学園 |
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対象年齢 | 6歳~12歳(小1~小6) |
英検対策コース | 5級~準2級 |
講師 | 日本人講師とネイティブ講師 |
子供のタイプ | 人見知りタイプ、初めて英会話を習う |
料金 | 月額6,600円 ※メイン講座とのセット受講の場合は月額4,400円 ※教材費別途 |
※ 料金はすべて税込みです。
将来的に準2級の合格を目指している方は、Sounds Fun!でコツコツと英語の総合力を鍛えつつ、合格を目指すことをおすすめします。日本人講師が担当してくれるので、文法の解説も理解しやすいメリットがあります。会話練習は外国人講師が行うので、ネイティブな音でリスニングとスピーキング練習ができるのも嬉しいですね。
【まとめ】小学生の英検準2級対策最大のポイントは英語を楽しめる環境づくり
いかがでしたか?この記事では、英検準2級に小学生で合格するため、合格率やおすすめ受験時期など必須知識をまとめました。
英検準2級は高校中級程度で、小学生のお子さんにとっては年齢よりはるかに上のレベルになります。
そんな難しい英検準2級受験をサポートしていくのに、英検を超えて英語の勉強を楽しいと思ってもらえる環境づくりはとても大切。
英検のみならず生きた英会話などに積極的に触れていくことで、自然と子どもの英語力もアップしていきます。
この記事で紹介した教材や英会話スクールは、小学生でも無理なく楽しく勉強できるものばかりなので、こちらも参考にしつつ、お子さんと協力して英検準2級合格を目指しましょう!
- 執筆者:Arisa
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TOEFL iBT 109点。高校卒業直後、純ジャパで英検1級、TOEFL iBT 95点を取得。その後カナダの4年制大学に進学し心理学を専攻。カナダ在住1年でiBT 109点を取得。日本にいながら英語圏で通用する英語知識習得法をお届けします。