TOEFLのスピーキング対策!TOEFLの効果的な学習方法やテンプレを紹介

「TOEFLのスピーキングで全然話せない」
「TOEFLのスピーキングの勉強法が分からない」

TOEFLにこれから挑戦する人や、スコアをもっと伸ばしたい人に立ちはだかるのがスピーキングセクション。

出題内容が難しいだけでなく、準備時間・回答時間ともに短いため、しっかり対策をしないと、「全然話せない!」という事態に陥りやすいです。

ここでは例題を使いながら、TOEFL iBTスピーキング対策にオススメの勉強法や参考書を紹介します。

ArisaArisa

ちなみに今回の解説は、すべてiBTを想定したものとしています。以前までTOEFLはiBT、CBT、PBTの3種類が存在しましたが、CBTとPBTは21年4月までに廃止。現在はパソコンを使用して受験するiBTに統一されました。それではTOEFL iBTのスコアアップに向けた対策をチェックしていきましょう!

TOEFL スピーキング(新形式)の問題構成と配点

TOEFLのスピーキングを効率的に対策していくため、まずは問題構成を詳しくみていきましょう。

今回紹介する対処法は、2019年8月から導入された新形式のテストに対応しています。

新形式のスピーキングテストは17分のテスト時間に4つの問題に回答します。

TOEFL iBTのスピーキングでは、Independent TaskIntegrated Taskの大きく2種類に分かれているので、把握しておきましょう。

TOEFL iBTのスピーキングパート

パート 内容 問題数
Independent Task 自分の意見を述べる 1問
Integrated Task リーディングとリスニングの要約
リスニングの要約
2問
1問

※2021年12月時点

Independent Taskは画面に表示される問題文について自分の答えをまとめます。

一方Integrated Taskはスピーキング力だけではなく、リーディングとリスニングも試される問題です。

それぞれのタスクで、回答内容を用意するための準備時間(Preperation Time)と、実際の回答を録音する回答時間(Response Time)が用意されています。

ArisaArisa

ここからは各問題の出題内容と特徴をくわしく紹介していきます。特に初めて受験する方はしっかり目を通しておきましょう。

Independent Taskの問題内容

TOEFL iBTのIndependent Taskは最初に出題されます。

??パソコンの画面に表示される問題文を読み、それに対する自分の意見を述べるテストです。

実際の例題を見てみましょう。

Some people enjoy taking risks and trying new things. Others are not adventurous; they are cautious and prefer to avoid danger. Which behavior do you think is better?
Explain why.

準備時間は15秒、回答時間は45秒です。

リスクを冒してでも挑戦する方がよいか、それともリスクを避けて安全に行動する方がよいかという問題文です。2つの意見から1つを選ぶ問題ですね。

このように、Independent Taskでは自分の考え方や日常生活について質問されます。

Integrated Taskの問題内容

TOEFL iBTのIntegrated Taskは2パターンあり、全3問出題されます。

Integrated Taskのパターン2つ

  • リーディングとリスニングをしてからスピーキング
  • リスニングをしてからスピーキング

1. リーディングとリスニングをしてからスピーキング

パターン1「リーディングとリスニングをしてからスピーキング」は、大学からのアナウンスやアカデミックなパッセージを読んで、それについての意見や説明を聞き、要点をまとめる問題です。

出題数は全部で2問。まずは例題をみてみましょう。

今回の例文は、大学からの彫刻クラス閉講に関する発表についての出題です。

「リーディングパッセージ」→「リスニングスクリプト」の順に掲載しています。

TOEFLスピーキングの問題例「リーディングパッセージ」
リーディングパッセージ
TOEFLスピーキングの問題例「リスニングスクリプト」
リスニングスクリプト
TOEFLスピーキングの問題例「設問」
設問

出典)ETS

この問題のリーディング時間は45秒、準備時間は30秒、回答時間は60秒です。

まず大学からの発表が表示されるので、それを45秒で読みます。そのあと、学生の意見が流れるのでよく聞いておきましょう。

今回の設問では「学生の意見と、その意見に至った理由を回答しなさい」ということなので、要点をまとめて60秒で回答します。

2. リスニングをしてからスピーキング

このパターン2「リスニングをしてからスピーキング」はアカデミックな内容のレクチャーを聞き、メイントピックについて聞き取った具体例を用いながら要約する問題です。

リスニングスクリプトの例をみていきましょう。

TOEFLスピーキングの問題例「リスニングスクリプト」
リスニングスクリプト
TOEFLスピーキングの問題例「設問」
設問

出典)ETS

この問題の準備時間は20秒、回答時間は60秒となっています。

まず長めのレクチャーを聞いていきます。例題はビジネスの授業で、価格設定についての話です。

設問は「レクチャー内で言及された要点と具体例を使って2つの価格戦略について説明しなさい」とあるため、必要事項をバランスよくまとめていきましょう。

このタスクではほとんどの場合で大事な要点が2つ出てきます。

それぞれどのように具体的な説明がされているか区別しながら細かい部分まで聞き取りたいですね。

TOEFL スピーキングテストの採点基準と点数を獲得するコツ

TOEFL iBTのスピーキングでどんな問題が出題されるのか、なんとなくつかめてきましたか?

TOEFL iBTではたったの4問でスピーキングのスコアが決まります。次にTOEFLスピーキングの採点基準についてみてみましょう。

スコアの換算方法、採点基準を知ることで、目標や対策が立てやすくなりますよ!

スピーキングスコアの換算方法

TOEFL iBTのスピーキングでは、各問題4点満点で採点された後、30点スケールに換算されます。

残念ながら、2019年の問題改訂以降、各問題の配点や点数の換算方法をESL公式は公開していません。

しかし、問題数の変化はあれど、出題形式の変更はなかったため、以前の換算方法に近い配点がされている可能性があります。

あくまでも参考までに、2019年以前の配点方法を見てみましょう。

TOEFLスピーキングのスコア換算表

出典)ETS

この表では4点満点の各問題の平均点が30点満点に換算されています。

ArisaArisa

以前はこのように平均点による計算だったので、みなさんがこれから受験する新形式でも、Independent TaskとIntegrated Taskの両方で安定した点数を取っておきたいですね!

各問題の採点基準と点数を取るコツ

次に現在ETS公式で公開されている、Independent Task、Integrated Taskそれぞれの採点基準をみていきましょう。

採点基準をチェックすることで、一つ一つの問題でどこに気をつけながら対策をする必要があるか見えてくるはずです。

TOEFLスピーキング採点基準

4点 全ての必要要素に言及し、トピックに対して明確な説明をしている。
次の3つ全ての条件に当てはまる。
・非常にスムーズで流暢。発音・イントネーションのミスがあったとしても意味や正確性を損なわない。
・幅広い語彙や文法を適切に使用している。ミスがあっても内容にはほとんど影響しない。
・聞かれていることに忠実に答えていて、全体の構成やメイントピックと具体例の繋がりが優れている
3点 大まかに必要要素をカバーできているが、一貫性にかけることがある。
次のうち少なくとも2つの条件に当てはまる。
・基本的に流暢だが、所々聞きにくい発音・イントネーションがある。
・全体の回答の内容を損なうほどではないが、語彙や文法でミスがある、または同じ構文が繰り返し使用されている。
・構成に問題はないが、説明が詳細に欠ける箇所がある。もしくはメイントピックと具体例の繋がりが複雑である。
2点 必要要素に言及できているが、意味が不明瞭な箇所がある。
次のうち少なくとも2つの条件に当てはまる。
・分かりやすい話し方をしているが、発音・イントネーションの正確さに欠ける、もしくはリズムやペースが自然ではないため聞き手が内容理解に時間を要する
・語彙や文法知識が限られているため、考えを十分に述べられていない
・質問に答えているが、具体例や説明に欠ける。内容の繰り返しがみられる、もしくはメイントピックと具体例の繋がりが弱い
1点 回答の内容が不明瞭で、質問との関連性に乏しい。
次のうち少なくとも2つの条件に当てはまる。
・全体を通して発音・イントネーションにミスがあるため分かりにくい。文が途切れていたり、無言の時間がある。
・語彙や文法知識が乏しいため表現力や必要要素の繋げ方が著しく分かりにくい。慣れた表現や定型文に依存している。
・メイントピック以上の内容に欠ける。決められた回答時間分話し続けることができない、もしくは間を埋めるのに同じ表現を繰り返す
0点 質問への回答になっていない、回答しようと試みていない場合

参照)ETS

上記の採点基準から読み取れる、4つの大事なポイントを以下にまとめました。

TOEFLスピーキングで点数を取るコツ

  1. 必要事項を拾えているか
    Independent Taskでは、自分の意見に繋がる説明を具体的にする。
    Integrated Taskは、メイントピックと具体例(特に名前や数字が出てきたら要チェック!)。
  2. 豊富な文法知識
    単語の言い換えを使う。
    全ての文をSVOにしない。(動名詞から始めてみたり、文の前に接続詞をつけるだけで単調な文から脱却できますよ)
  3. 聞きやすさ
    自信がなくてもハッキリ話す。(TOEFL iBTは録音なので、採点者にとては対面よりさらに聞きづらいテストです)
  4. 構成
    Independent TaskとIntegrated Taskのどちらも『意見→理由→具体例→具体例がどう意見を説明しているか』の流れを意識するのがコツ

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TOEFL スピーキングテストで使えるテンプレート

先ほどご紹介した採点基準では構成や必要事項を満遍なくカバーすることの重要性がみえてきました。

ただ実際に本番のテスト、しかも初見の問題で一から構成や説得力まで考えて話すのは難しいですよね。

それに加えてTOEFL iBTは時間制限があり、準備する時間がほとんどないため、「話せなくてパニック!」という事態が起こることもしばしば……。

どんな問題が来ても安定して点数を取るために、今すぐ使えるテンプレートを紹介していきます。

Independent Taskで使えるテンプレート

このタスクは自分の考えを伝える問題です。

ただ何も考えずに話し始めると回答時間の45秒はあっという間に過ぎてしまいます。

時間内に言いたいこと言いきるため筆者が使っていた流れはこちらです。

  1. 自分が選んだ答えを述べる

    I think 〇〇 is better.
    I would prefer 〇〇.

  2. 一つ目の理由を述べる

    Because 〇〇 is more important than △△ in terms of 理由のまとめ.
    Because 〇〇 plays a more crucial role in 名詞.

    2つある選択肢から1を選ぶため、比較の形を使うとわかりやすいですよ。

    よく他の英語試験の感覚で I have two reasons. などをはさむ人がいますが、個人的にはオススメしません。

    具体的な理由の内容ではないですし、万が一時間が足りなくて二つ目の理由までたどり着かなかった場合の減点を避けたいからです。

  3. 二つ目の理由を述べる
    Also, Additionally, Furthermore, Not only this などから始めて構成をわかりやすくする。
  4. 理由を踏まえた具体例を述べる(時間があれば)

    時間に余裕がある人は具体例まで話せると説得力が強いです。

    ただ、時間ギリギリで話し始めて文の途中で録音が終わってしまうのは印象がよくないので、くれぐれも残り時間と相談しながらにしましょう。

    When I ~
    For example,

    自分の具体例(主語が “I”から始まる文)の場合は、For example などは言わなくても大丈夫です。できるだけ秒数を節約していきましょう。

    Independent Taskでは短い時間の中で自分の意見から理由まで話す必要があるため、説得力のある語彙を使えると時短かつ好印象です。

説得力のある語彙例

  • important → essential, crucial, necessary, vital
  • need → require, mandatory
  • benefit/merit → advantage, profit, satisfaction
  • idea → thought, perspective, value

Integrated Taskで使えるテンプレート

ntegrated Taskは2パターンあるので、それぞれのパターン別で使えるテンプレートを紹介します。

1. リーディング + リスニングの問題

パターン1つ目は、リーディングをしてからその内容についての会話を聞き、要点をまとめる問題です。

先ほど紹介した例題を使いながら、解答例とテンプレートをみていきましょう。

ETS公式サイトの問題(P3~)と照らし合わせながら解説をみていただくと見やすいと思います!

例題は「彫刻の授業が閉講する」という内容の大学からの発表(リーディング)に対して、学生が反論(リスニング)している内容でした。

回答例はこちらです。

The female student disagreed with the university’s decision that they were going to end their sculpture program.

Although the university mentioned the lack of students taking the course, she pointed out that this was not accurate because there are students who’d like to take the sculpture program but they are simply busy attending required classes and don’t have enough time to take optional courses such as this sculpture class.

As the second reason, the university announced that their only sculpture professor was retiring and there was no enough budget to hire a new full-time instructor.

For this reason, the student responded that the university could hire a part-time teacher to save money or ask other professors to teach the sculpture class as well because many of the instructors at her university have subfields in their specialties.

『意見→理由→具体例→具体例がどう意見を説明しているか』この流れに沿って、回答しているのがわかるでしょうか。

この問題のリスニングでは、学生がリーディングで書かれている2つの理由に対してそれぞれに解決策を提案します。

学生が大学からの発表に賛成・反対しているかだけでなく、解決策までまとめられると、満点4点の「全ての必要要素に言及」をクリアできます。

リーディングとリスニングのバランスとしては、1:3ほどでリスニングで聞き取った内容を多めにしましょう。

限られた時間内に重要ポイントを全て話きるためのテンプレートと使える表現をまとめました。

これらを参考に問題に答える練習をしてみてください。

導入のテンプレート

The female/male student agreed/disagreed with the university’s decision that they were going to 発表内容.

まずはメインとなる大学の発表をまとめましょう。

“~ the university’s decision on 発表内容”、と短くすることもできます。この場合、発表内容は名詞になります。

本文のテンプレート1

She/He thought that the first reason that リーディング理由1詳細 was correct/wrong because リスニング理由1.

thinkやsayの言い換えとして、 point out that, mention that, stress that, argue that などが挙げられます。

correctのほかに、accurateなども使えます。

trueも置き換え可能ですが、truthにはしないようにしましょう。物事の本質・真実という意味になってしまいます。

本文のテンプレート2

Also, the student mentioned that リーディング理由1詳細 was reasonable/unreasonable.
According to her/him, リスニング理由2.

リスニングがリーディングの反論の場合、「理解できない!」など強い否定の内容であることが多いです。

unreasonableのほかには、“She/he thought it didn’t make any sense.” “She/he felt it was unfair.”などに言い換えることも可能です。

2. リスニングの要約問題

最後に長めのレクチャーを聞き取って要点をまとめる問題です。

先程紹介した例題は、企業が用いる2種類の価格戦略についてのスクリプトでした。

ETS公式サイトの問題(P10~)と照らし合わせながら解説をみていただくと見やすいと思います!

この問題の回答例はこちらです。

The professor discussed two pricing strategies when products are first introduced into the market.

According to the professor, the first method is to set an initial price higher, followed by lower prices. By doing so, companies can impress customers that their new products are good quality and worth money. With this scheme, customers tend to purchase products sooner. This pricing plan was mainly used for high-tech products, such as video recorders, video cameras, and cell phones when they first came out.

On the other hand, when products have to compete with other similar products, companies lower an initial price. This is to allure many customers who are at first not interested in buying products by showing affordable prices. When using this method, companies often encourage their customers to purchase accessories, for example, printers and software for computers, as well to gain more profit.

回答のポイントは、2つの要点をほぼ同じ文量・秒数で話すことです。

メイントピック(1文目)は短くまとめて、要点を詳しく説明できる時間を作っておきたいですね。

2つの要点をまとめる際に含めたいのは、「要点の定義」「詳しいメカニズムの説明」「実際の使用場所」の3つです。

文の組み立てに役立つテンプレートをチェックしながら、回答のポイントを確認していきましょう。

導入のテンプレート

The lecture mainly discussed メイントピック.

回答例では“two pricing strategies”と短めの名詞を使用していますが、「〇〇が△△をするメカニズム」といったように文が長くなる場合は、
“The lecture mainly discussed how 〇〇 △△ to 行動の理由”のように表現可能です。

(例:The lecture mainly discussed how animals use coloration to protect themselves from predators. )

本文のテンプレート

According to the professor, one of two strategies used for メイントピック is 具体例1.
具体例1 was mentioned because 具体例1の説明.
具体例1 is commonly seen in/when 具体例1がどのようにどのような場面で使われているか.

For the other example, she/he discussed 具体例2.
具体例2 stands for/illustrates the mechanism that 具体例2の説明.
人/動物/団体 can take advantage, using 具体例2 due to the characteristic that 具体例2 is 具体例2の使用例.

このテンプレートは例題のように企業が使う戦略等についての回答をする場合に最も効果的です。strategy, mechanism, advantageなどの用語を使っています。

もし内容がTOEFL iBTでよく出題される生物や心理学系なら、 mechanismをphenomenon, tendencyなどに変えてみましょう。

ここで紹介したテンプレートは、スピーキングでも練習すれば無理なく言える語彙だと思います。

このテンプレートを元に、状況に応じて言葉や文全体の長さを調節しましょう。

ArisaArisa

ライティングでも取り入れやすいテンプレートなので、ぜひ活用してみてください!

TOEFL スピーキングテスト対策に有効な勉強法

これからTOEFLのスピーキングテストに備えて勉強や練習をする人のために、より効率よく対策する方法を紹介します。

自分の話すスピードを把握しよう

TOEFL iBTスピーキングはこれまでにご紹介したように準備時間・回答時間共にとても短いため、「気づいたら時間が足りない!」という事態が起こりがちです。

iBTは対面と違いパソコンでの録音になるため、制限時間がくると録音が自動停止してしまい、中途半端な答えのまま回答が送信されることも……。

そうなると、先ほどの採点基準では内容が不十分と判定されて点数が伸びない、という結果になってしまいます。

そこで試してみていただきたいのが、次の流れで行う練習方法です。

TOEFLスピーキングの練習法

  1. 毎回自分の回答を録音する
  2. 自分が制限時間内に答えられた文の数の平均を取る
  3. テンプレートの文量と各パートの秒数を考える

なお、この記事でご紹介したテンプレートはあくまでも一例であり、人それぞれに話すスピードが違うため、あなた自身で無理なく話せる構成を考えていく必要があります。

平均して自分がどのくらいの文量を話せるか把握したら、導入・中身・結論のそれぞれのパートで、いくつ文を使うかを事前に考えておきます。
その文量を基にだいたいそれぞれのパートで何秒ほどかかるか平均をとり、練習中に何秒経過したら次のパートに移る、という練習を徹底してみましょう。

そうすることで、「秒数オーバーして大事な部分が言えなかった!」という事態を防げます。

Independent taskの練習は瞬時に意見を出す練習をする

このタスクでは自分の意見を聞かれますが、なんといっても準備時間が短すぎるのが最大のネックです。

出題される問題内容としては、同じくTOEFL iBTのライティングのIndependent Taskのトピックと似ています。

日頃からトピックをチェックして自分ならどんな意見を提案するか考えておくといいでしょう。

ついでに文章も書いてみるとライティングの練習にもなり一石二鳥です。

Integrated Taskの練習はリスニングに重点をおく

このタスクはリスニングが非常に重要です。

ただこの問題を解く時点ですでにリスニングセクションも解いているので、多くの人が疲労困憊だと思います。

やみくもに一字一句聞き取る、というより接続詞などの話の切れ目になる部分をメインに聞いていきましょう。

特にリーディングもあるIntegrated Taskに関しては、リーディングパッセージで書かれているポイントがリスニングのメインポイントになります。

45秒間のリーディングで大まかに大事なトピックを2つくらい挙げた状態で、リスニングの話し手のメイントピックについての反応に注目してみましょう。

スピーキングの練習にはオンライン英会話を活用する

ここまでTOEFL iBTスピーキングの傾向と対策、テンプレートやオススメの勉強法をご紹介してきました。

しかし、いざ自分で答える練習してみても、自分の回答が問題の趣旨にあっているか、文法やボキャブラリーが自然に使えているか、判断するのが難しいですよね。

また客観的な立場から今自分が何点くらい取れそうなのか、レベルの現状把握が自分一人だと大変だと思います。

そこでオススメなのが、オンライン英会話

特にTOEFL iBTスピーキング対策ではオンライン英会話での練習がとても有効です。

ネイティブ講師がいるオンライン英会話を選ぶと、より試験に近い発音で練習ができます。

またスピーキングでの改善点を教えてもらえるだけでなく、パソコンに話しかけなければいけないので、TOEFL iBTの予行練習になること間違いなしです。

そこでここでは、TOEFLスピーキングの対策ができるオススメのオンライン英会話スクールをご紹介します!

EF English live

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私が一番おすすめするオンライン英会話はこちらのEF English live。

オンライン英会話でTOEFL対策をしっかりと行いたいなら、TOEFLテスト対策コースがあるEF English liveがよいでしょう。

TOEFL対策コースの講師は、EF English liveの認定プロ講師。問題の解説だけでなく、TOEFLを勉強する上で悩んでいること相談できます。

また、TOEFL対策コースで使用する教材は、TOEFLの過去の出題例であるため、実践に近い効果的な対策ができます。

スピーキング対策だけでなく、リスニング、ライティング、リーディングの指導を受けることも可能。

どの科目もまんべんなく対策をしたい方に、とくにおすすめしたいオンライン英会話です。

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さらにキャンブリーでのレッスン内容はオンライン英会話には珍しく毎回自動で録画されるため、復習にとても便利です。

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TOEFL スピーキングの勉強におすすめの参考書

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目標点数や今の自分の英語力に応じて参考書を選んでみてください。

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こちらは一通りTOEFL iBTスピーキングの問題形式に慣れた人向けの問題集です。

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【まとめ】TOEFLのスピーキング対策をすれば必ず点数につながる

この記事では、TOEFL iBTスピーキングにオススメな対策や勉強法を紹介しました。

TOEFL iBTのスピーキングは同テストの中でもトップレベルに難しい、頑張りどころのセクションです。

返答に困る内容も少なくない上に制限時間付き、さらにパソコンに向かっての録音と、普段の英語力を発揮できなくて困る方も多いです。

でも自分の今の英語力を客観的に把握し、一つ一つの問題の傾向をつかんでいけば、点数アップが期待できるテストです。

今の実力に応じたテンプレートを用意してテストに挑むことができれば、「話せない!」という事態を回避し、スピーキングセクションへの苦手意識を減らせます。

効率的に対策をとり、TOEFL iBTスピーキングで目標スコアをゲットできるようがんばりましょう!

執筆者:Arisa
Arisaの写真

TOEFL iBT 109点。高校卒業直後、純ジャパで英検1級、TOEFL iBT 95点を取得。その後カナダの4年制大学に進学し心理学を専攻。カナダ在住1年でiBT 109点を取得。日本にいながら英語圏で通用する英語知識習得法をお届けします。