瞬間英作文の効果的なやり方

「瞬間英作文トレーニングが英会話力アップに効果ないって本当?」

瞬間英作文とは、日本語を英語に置き換える作業=英作文を「瞬間的に」行う勉強法として認知されています。

頭のなかにあるだけで活用しきれていない英語を、少しでも効率的に口に出せるようにと考えられたメソッドですが、正しいやり方でないと英会話力アップの効果はありません。

そこでこの記事では、瞬間英作文トレーニングの効果的なやり方や、トレーニングの注意点などをお伝えしていきます。

瞬間英作文トレーニングでは効果が期待しにくい領域についても書いていますので、ご自分の学習目標と合致しているかも合わせて確認してみてください。

執筆者:Lin
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小4までアメリカの現地校に通い、帰国後は「英語はネイティブ並みでしょう?」という周囲の誤解とプレッシャーゆえに、英語の勉強から遠ざかった過去あり。中途半端な英語力にコンプレックスを感じ、大人になってから再勉強。英検1級。ケンブリッジ英検CAE。TOEIC910点。さらに英語指導者(TEFL)や児童英語指導者(TEYL)の資格を持つ。プロフィールの詳細はこちら

瞬間英作文とは?

すでに冒頭で、「瞬間英作文とは、英作文を瞬間的に行う勉強法」と紹介しましたが、具体的にどのような勉強法なのかをわかりやすく解説します。

基本的には日本語から英語に瞬時に変換し、アウトプットする訓練法で、パターンプラクティスとも少し違いがあります。

瞬間英作文は日本語から英語に素早く変換するアウトプット訓練

瞬間英作文とは一般的に、日本語の文章を英語にするアウトプット訓練を指します。

【日本語】
学生の時、私はすべての科目の中で数学が1番好きだった

【英語】
When I was a student, I liked mathematics the best of all the subjects.

このように日本語と対になる英文を、即座に頭のなかで組み立てて口に出すトレーニングです。

瞬間英作文を繰り返すことで英文を組み立てるスピードが速まり、結果的に発話スピードも上がり、英会話がスムーズに行えるようになります。

「英作文」という名称ですが、ライティングのトレーニングではなく、あくまでスピーキング力向上に重きを置いているのが特徴です。

「学校で一通り英語を学んできたはずなのに、いざ話すとなるとまったく口から英語が出てこない」という日本人学習者が感じがちな歯がゆさを解消してくれる勉強法として、根強い人気があります。

パターンプラクティスと瞬間英作文の違い

日本語と英語のフレーズを対にさせる勉強法というと、パターンプラクティスが思い浮かぶかもしれません。

大きな違いはパターンプラクティスがインプット訓練、瞬間英作文はアウトプット訓練、という点です。

パターンプラクティスとは、英文の決まった「パターン=型」をインプットする勉強法のことを言います。基本となるパターンを覚え、状況に合わせて単語を入れ替えることで表現の幅を広げていくことが狙いです。

例文

【英語】
How about○○?

【日本語】
○○でもどうですか?

まずはこうした基本型を暗記し、○○の部分を入れ替えることで場に則した言い回しを増やしていきます。英会話レッスンなどで一般的な勉強法でしょう。

基本型「How about○○?」を使った表現

  • How about you?(あなたはどうですか?)
  • How about going to the cinema?(映画でもどうですか?)
  • How about having lunch?(ランチでもいかがですか?)

パターンプラクティスの基本は「暗記」です。まず基本となるパターンを覚え、次にバリエーションを増やしていきます。文法知識は不要です。

対して瞬間英作文は、日本語と対になる英語を「自力で組み立てる」トレーニングです。決して英文を暗記することが目的ではありません。

自分の頭のなかにある英語を組み立てる必要があるので、最低でも中学レベルの文法知識と単語力がそなわっていることが条件になります。

瞬間英作文とパターンプラクティスの比較

瞬間英作文 パターンプラクティス
アウトプット訓練 インプット訓練
文を自力で組み立てる 文を暗記する
基礎的な文法知識が必要 文法知識がなくてもOK
初中級者向け
学校英語を履修済みの大人向け
初心者から
初めて英語を学ぶ子供でもOK

瞬間英作文で英語が話せるようになる?期待できる学習効果

瞬間英作文を学ぶことで実際に英語は話せるようになるのでしょうか。ここでは期待できる学習効果を見ていきます。

英文法の知識が整理できる

瞬間英作文をやることで、学生時代に習った英文法の知識を復習できます。

瞬間英作文のやり方はさまざまですが、もっともスタンダードなやり方は文型ごとに英文を大量に、そしてスピーディに組み立てていく方法です。

例えば、「今日は現在完了(have+過去分詞)を徹底的にトレーニングするぞ」と決めたら、have+過去分詞を使った文章に絞って、集中的に瞬間英作文をしていきます。

have+過去分詞を使った現在完了形の練習

  • 私はこの町に20年住んでいます → I have lived in this town for twenty years.
  • 彼はそのバッグを5年使っている → He has used the bag for five years.
  • お母さんは昨日からずっと忙しい → My mother has been busy sice yesterday.

こうした練習を集中的にすることで、現在完了とはどのような状態を表わすのか、過去分詞とはどのような形なのか、といった学校で習った記憶をまずは呼び起こすことができるでしょう。

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英文法の知識は英語力を下支えしてくれます。せっかく過去に学んだ知識なのですから、思い出して活用できるようにしておくと、今後の英語力アップのために絶対にプラスになります。

「ただ知っているだけ」の英語が口から出やすくなる

瞬間英作文は、私たちのなかに埋もれてしまって生かされていない、学校英語の知識を効率的に生かせるトレーニングだと私は思います。

実は、我々日本人が学校で学ぶ英語に関する知識は、かなりハイレベルです。

日本で、日本人学習者と一緒に英語を学んでいると気づきにくいかもしれませんが、海外の語学学校などで日本以外の国からきた生徒たちと机を並べると、私たち日本人の英語に関する知識量は圧倒的なことに気づくでしょう。

「学校で習ったことなんか意味がない」と切り捨ててしまうのは、あまりに惜しいです。せっかく学んだのですから、「知っているだけで使えない」よりは「知っているし使える」状態にしたいですよね。

瞬間英作文はあえて、シンプルな文型にこだわり「文法通りに英語を組み立て」そしてそれを「即座に口に出す」トレーニングです。

初めのうちは文章を組み立てるだけで精一杯かもしれませんが、くり返すことで反射的に口に出せるまでになるはずです。

瞬間英作文では得られにくい学習効果

「瞬間英作文のトレーニングを一生懸命やっているのに英語力がアップしない」このようなお悩みはよく聞きます。

たしかに、瞬間英作文のトレーニングは万能ではありません。瞬間英作文のやり方では、効果がでにくい領域もあるのです。

瞬間英作文では英語脳の強化に効果なし

瞬間英作文は日本語の文章を英語に変換する作業です。ですから、英語を英語のまま理解する「英語脳」の強化にはむしろ逆効果です。

日本語脳と英語脳の違い

そもそも英会話の際に日本語を介するデメリットは、一度頭のなかで英語に翻訳してから話すので発話スピードが遅れる、という点があります。

また、日本語を介する最大のマイナス点は、日本語表現にひっぱられて、英語の表現が不自然になることです。

ですから「英語を英語のまま理解できるようになりたい」「ネイティブに近い自然な英語を身につけたい」と考える方には、英語脳を鍛えるトレーニングが有効なのですが、瞬間英作文では学習効果が得られません。

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英語脳強化のためには英語に触れる際、一切の日本語を排除するのが原則です。

「文法的に正しい=自然な英語」ではない

瞬間英作文は、学校で習う英文法を使って文章を組み立てる訓練です。しかし言葉とは難しいもので、文法的に間違いはなくても「普通はそんな言い方をしない」という表現はいくらでも存在します。

特にTOEFL®、IELTS™、ケンブリッジ英検といった英語圏主催の検定試験を受験する際には要注意です。

どれほど文法的に正しくても「不自然な英語」はスピーキングテストにおいて大きく減点されます。

瞬間英作文のトレーニングはあくまで「文章を組み立てる訓練」と割り切ることが大切です。自然な表現、より深みのある表現のインプットは別の学習領域です。

LinLin

より自然な表現を身につけたいなら、ネイティブの書いた文章の多読、ネイティブのスピーチを聞く多聴などをして補いましょう。

瞬間英作文だけでリスニング力アップは期待できない

通常、アウトプット訓練とインプット訓練は相乗効果が期待できます。

リーディングを強化すればライティング力も上がる。スピーキングを強化すればリスニング力も上がる。これが言語学習における原則です。

しかし瞬間英作文はすでに自分のなかにある英語を頭のなかで組み立て、口から発することに専念する訓練です。

発音やイントネーションに気を配る勉強法ではないので、残念ながらリスニング力向上は期待できないでしょう。

ネイティブの英語を正しく聞き取れるようになるには、「ネイティブの英語をたくさん聞く」「真似る」のがもっとも近道です。

LinLin

英語のリスニング勉強法」の記事では、英語初心者でもできるリスニングの勉強方法を紹介していますので、ぜひチェックしてください。

瞬間英作文の基本的なやり方と効果的に勉強するコツ

それでは瞬間英作文の具体的なやり方を紹介します。

まず日本語の文章と、対になる英語の文章を用意します。同じ文型ごとに、10文ずつくらいでまとめられているテキストなどを用いると効率的です。

用意する文章例

【日本語】
私は明日の朝彼に学校の前で会う予定です

【英文】
I am going to meet him in front of the school tommorow morning.

5~10文ずつまとめて以下の3ステップを回していきます。

瞬間英作文のステップ

  1. 日本語文を見て英作文を作る
  2. 英文を見て答えをチェック
  3. 英文を繰り返し音読する

日本語文を見たら反射的に英語が浮かぶようになるまで、くり返し練習しましょう。

また、この3つのステップを行う際は、次に紹介する4つのコツを意識すると、効果的です。

瞬間英作文の学習効果を上げるコツ

  • 作文のスピードを大事にする
  • 文章は書かないで口に出すだけにする
  • 文構造をしっかり意識する
  • 他の学習も合わせて行う

大事なのは作文のスピード

ステップ1で日本語文を見たら、即座に英文を作ります。もし考え込んでしまうようであれば、ためらわずに答え(英文)を見てしまいましょう。

「ああこういう文章の組み立て方をするのか」と理解できれば、1周目はそれで充分です。

ステップ1~3をくり返すことで、反射的に英文を作り、口から発することができるようになります。

文章は書かないで口に出すだけ

「英作文」という名称ですが、今回ご説明しているのは発話トレーニングとしての瞬間英作文ですので、従来の英作文のように手を動かして「書く」練習はしません。

「作文のスピード」の話と繋がる部分でもありますが、瞬間英作文は瞬時に日本語を英語にして発話するのがトレーニングの大切なポイントとなります。

頭のなかで文章を組み立てたら、即座に口に出していきましょう。

文構造をしっかり意識する

瞬間英作文は、英語の決まったフレーズを暗記する勉強法ではありません。自分のなかにある英文法の知識を用いて、自力で文章を組み立てる訓練です。

ただ漫然と英文を口にするのではなく「今使っているのはこの文型だな」という意識をしっかり持つことが大切です。

効果を上げるため瞬間英作文と一緒に行いたい勉強法

「瞬間英作文では得られにくい学習効果」でも紹介しましたが、瞬間英作文だけではどうしても鍛えられないスキルがあります。

なのでここでは、瞬間英作文と一緒に取り組みたい勉強法をご紹介します。セットで行うことで、英語で話す力を一段階上げていくことができますよ。

自然な英語表現のインプットを並行して行う

瞬間英作文のトレーニングだけではカバーしきれないのが、自然な英語表現です。

瞬間英作文は文法ありきで作文していく勉強法なので、どうしても「文法的にはおかしくないけど、なんか変」という文章が出てきてしまいます。

言葉は日々変化していくものなので、自然な表現を身につけるために意識的なインプットが不可欠です。

パターンプラクティスとして集中的にインプットするのも良いですが、日常的に英語で書かれた記事や、スピーチなどに触れる時間もとれると効果的です。

初級者向けでおすすめなのは「BBC Learning English – The English We Speak」。

BBC Learning English - The English We Speak

英国公共放送BBCの運営する学習サイトで、イギリス英語の日常的なフレーズを会話形式で紹介していきます。

音声と原稿の両方が掲載されているので、リスニングの勉強にもなりますよ。

そして中上級者以上でスピーチを聞きたい場合に外せないのは、「TED: Ideas Worth Spreading」です。

TED: Ideas Worth Spreading

世界的規模の講演会を運営する Technology Entertainment Design が、一般人向けの講演を無料で提供している動画サイトです。

5分程度と短めのものもあるので、ぜひ聞くことを習慣化してみてください。スピーチにふさわしい自然な言い回しがたくさん学べます。

ネイティブ相手のアウトプット練習も効果的

瞬間英作文はアウトプット練習の一つです。

しかし、自分の頭のなかにある英語を組み立て、そしてそれを口から発する段階のトレーニングなので、アウトプット練習とはいっても自主練習に過ぎません。

テニスで言えば壁打ち、自転車で言えば室内バイクのようなものです。当然のことながら言葉はコミュニケーションツールですので、言葉を交わす「相手」が必要です。

地道な自主練習も大切ですが、積極的にネイティブと会話する機会も作っていけると会話力はぐっと上がります。

ただ、知り合いにネイティブスピーカーがいない場合、練習相手を探すのが大変ですよね。

そこでおすすめしたいのが、気軽に始められるオンライン英会話です。

通学型の英会話スクールでも良いのですが、通学するのが意外と負担になったり、料金も高かったりと「気軽さ」は少し欠けてしまいます。

ですが、オンライン英会話は月額1,210円※から始められるところもありますし、1万円以内で毎日英会話レッスンが受講できるスクールも多いです。

※ kimini英会話月2回回数プラン

通学の必要はなく自宅で受講できますし、時間が空いた時に、直前でもレッスン予約ができたりするので気軽にアウトプット練習をするのに最適ですよ。

LinLin

当サイトでは、実際にレッスン受講したおすすめのオンライン英会話を比較したり、体験談を紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。(オンライン英会話のレッスン体験はこちら)

注意!瞬間英作文の効果をなしにする間違ったやり方

せっかく瞬間英作文のトレーニングに取り組むのであれば、しっかり学習効果を感じたいですよね。

瞬間英作文の成果が出にくくなってしまう間違ったやり方をしていないか、ここで確認しておきましょう。

文構造を意識しないで英文を丸暗記する

瞬間英作文は文章を自力で組み立てる訓練です。文構造を意識せず、ただ英文を丸暗記してしまっては意味がありません。

模範解答として用意される英文は、日常会話としてそのまま用いるには不自然なものもあります。このような英文を丸暗記するメリットはないでしょう。

英文を丸暗記するのであれば、パターンプラクティスでより汎用性のある表現をインプットした方がずっと効率的です。

音源を聞き流し教材として使う

瞬間英作文の教材の多くは付属音源があり、日本語文が流れた後数秒のポーズを経て英文の音声が流れてきます。

耳から入ってきた日本語を、即座に英語に変換する訓練のために用意されているものですが、こうした音源を英語のインプットを目的とした聞き流し教材として用いるのは避けましょう。

瞬間英作文は文章を自分で組み立てることに意義があります。

この学習法の根幹である「英作文」をすることなく、ただ英文を聞き流すことは時間の無駄なばかりか不自然な英語のインプットにつながり逆効果です。

LinLin

聞き流しそのものが英語学習に無意味ということではありません。効果的な学習方法は「聞き流しの正しい方法」の記事をご覧ください。

瞬間英作文のおすすめ教材

瞬間英作文のトレーニングにおすすめしたい教材をご紹介します。

定番の人気書籍から、瞬間英作文が学べるスマホアプリ、無料で活用できるYouTubeチャンネルを紹介するので、一番続けられそうなものを選んで実践してみてくださいね。

本や参考書は音源付きがおすすめ

まず紹介するのは、「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」シリーズ(ベレ出版)。「瞬間英作文」という言葉を一躍有名にした本です。

どんどん話すための瞬間英作文トレーニング

中学レベルの基礎的な英文法知識をもとに大量に、そしてスピーディに英文を組み立てるトレーニングをつむことで、反射的に英語が口から出てくることを目指しています。

「英文が不自然」などの指摘もあるようですが、著者も述べているように英会話フレーズを学ぶ本ではなく「英文を組み立てるトレーニング本」と割り切れば良いと思います。

ちなみに私が「これを英語で言う機会はないだろうなあ」と思ったのは次の例文です。

「あなたは英語を話しているのですか?→ Are you speaking English?」

面と向かって英語で、この文章を自分が口にするシチュエーションはまずないでしょう。逆に相手にこの文章を言われたら3日は落ち込みそうですね。

もう1冊、おすすめの書籍があります。 デイビッド・セインの著書「58パターンで1200フレーズペラペラ英会話」(主婦の友社)です。
58パターンで1200フレーズペラペラ英会話

こちらの書籍では、「自分のことを話す」「相手の誘いを断る」など、日常のシーン別によく使う表現をパターン化して解説しています。

ひとつのパターンに対して20近い例文が、「ビジネスで」「友人・知人と」「学校で」「家で」「お店で」など細かいニュアンスごとに、想定される会話のやりとりが載っています。

シンプルなのに汎用性のある表現ばかりなので、会話の幅が広がるはずです。

自分で一から文章を組み立てる瞬間英作文トレーニングと並行して、こうしたパターンプラクティスも行えるとより効果的です。

無料あり!評判が良い瞬間英作文のスマホアプリ

瞬間英作文トレーニングを支えてくれるスマホアプリを3つご紹介します。

アプリのメリットはスキマ時間を活用して学習できるところです。ぜひこまめに取り組んでみてください。

Duolingo – 世界No.1の英語学習法

Duolingo

Duolingoは、無料の言語学習アプリで、英語以外にも90以上の言語を学ぶことができます。

ゲーム感覚で楽しみながら「読む」「聞く」「話す」「書く」をバランス良く底上げできるのがおすすめポイントです。

日本語から英語への英作文問題も定期的に出てくるので、チャレンジしてみてください。

提供元 Duolingo, Inc
価格 基本無料
※月額$12.99のDuolingo Plusプランあり
対応端末 <スマートフォン・タブレット>
iOS/iPad OS 13.0 以降
Android

「Duolingo」の詳細はこちら

TALKING Marathon ®︎(トーキングマラソン)

TALKING Marathon (トーキングマラソン)

語学教育会社のアルクが提供する学習アプリです。

日本語文が表示されたら6秒以内にスマホに向かって発話するとAIが正誤を判定。会話形式なので、実際の会話でも使える自然な表現を学べます。

また汎用性の高い重要表現は、パターンプラクティスで徹底的に身につけられます。

さらに毎月25分の無料オンライン英会話チケット(QQEnglishオンライン)がついてくるので、学んだ表現をネイティブ講師相手に練習できる点も魅力です。

2週間の無料お試しもできるので、使用感を確かめたい方はぜひお試しください。

提供元 Younite Inc.
価格 月額料金 4,378円(税込)
対応端末 iOS/iPad OS 13.0 以降
Android

「TALKING Marathon ®︎」の詳細はこちら

スタディサプリENGLISH

スタディサプリEnglish 新日常英会話コース

スタディサプリ新日常英会話コース内の「瞬間発話プラクティス」では、特定のシチュエーションでされた質問に対して答える練習ができます。

文法的に正しいだけではなく、その場にふさわしい表現を使うトレーニングにもなりますね。

スタディサプリENGLISHの魅力はなんといっても月額料金の安さ。月額 2,178円(税込)で豊富なコンテンツが利用できるのはかなりお得です。

提供元 Younite Inc.
価格 月額料金 2,178円(税込)
対応端末 iOS/iPad OS 15.0 以降
Android

「スタディサプリENGLISH」の詳細はこちら

YouTube なら音声と同時に学べる

できるだけお金をかけずに、かつ瞬間英作文の練習量を増やしたい方はYouTubeの活用がおすすめです。

ありがたいことに、瞬間英作文用の動画がたくさん配信されているので、お好みのものを選ぶと良いでしょう。

「どの動画が良いかわからない」という方は、ここで紹介する2つの動画から始めてみてはいかがでしょうか。

「英語聞き流し | Sakura English」は、日常的によく使うフレーズをまとめたYouTube番組です。

日本語文が流れてから3秒後に、英文が3回スピードを変えて流れてきます。はじめはゆっくりはっきり、最後はナチュラルスピードに近づけて発音してくれているのでリスニングの勉強にもなります。

3秒間のポーズ時間内で文を作り、1回目の音声で答え合わせ。2回目3回目の音声は聞くだけでなく、一緒に声を出すオーバーラッピングができると学習効果が上がります。

また、YouTubeチャンネル「英語ハック」の瞬間英作文用動画もおすすめ。

同じく汎用性の高い表現がまとめられていますが、文章が少し長目なのでより英語上級者向けかなという印象です。

日本語文が流れ、3秒のポーズ後英文が流れてきますがこちらは初めからナチュラルスピードです。男性の声で1回、女性の声で1回の計2回読まれます。

英文が自然なので、丸暗記してしまっても充分実生活で使えそうです。

瞬間英作文対応の英会話スクールでネイティブチェックを受けよう

始めて瞬間英作文をする場合、第三者からのサポートやフィードバックを受けると、より効果的な学習ができます。

英会話スクールによっては、瞬間英作文の指導をしているところもあります。英会話教室に通う時間がない人は、オンライン英会話で瞬間英作文の教材を選んでレッスンを受けるのがおすすめです。

教材が豊富なオンライン英会話「DMM英会話」には瞬間英作文コースがあり、ベレ出版の人気書籍「瞬間英作文」シリーズを使用した瞬間英作文のトレーニングが受けられます。

レッスンでは講師が英文を読み上げてくれるので、復唱します。その後日本語文を読んで、英訳をしていく流れです。

講師とマンツーマンで行えるので、「こういう言い回しもある」といったテキストにはないアドバイスももらえますよ。

DMM英会話の公式サイトから、レッスン教材を見ることができるので、ぜひチェックしてみてくださいね。(DMM英会話の体験談はこちら)

【まとめ】瞬間英作文は英会話のはじめの一歩!ここからが勉強のスタート

この記事では瞬間英作文トレーニングについて、その効果や正しいやり方について紹介してきました。
英語に限らず、勉強は「何のためにこれをするのか」という目的意識が大切です。

ただ漫然と「評判が良いから」「皆がやっているから」という理由で取り組んでも、学習の成果はなかなか感じられないでしょう。

瞬間英作文トレーニングは、英語を一通り勉強してきたけれど、自分の言葉として口から発することがなかなかスムーズにできない、という方には一定の効果が現れるはずです。

自転車で言えば、まずは一歩こぎ出すための訓練です。

一歩こぎ出したあとは、自然な表現方法などたくさんのインプット、そして実際の会話を通したアウトプットが不可欠になります。

これからもしっかり学習を続けていきましょう!