「英検準2級って中学生で受かるのは難しい?」
「どんな勉強をすれば英検準2級に合格できる?」
英検準2級は急激に難易度が上がる級です。入試や履歴書で評価され始める級なので、合格したいと考えている人も多いはず。
3級までは特別な勉強なしに合格できたという人も、準2級からはしっかりと勉強をしないと合格に届かない場合があります。
中学生が受験する場合、まだ学校で習っていない内容も出てくるので、勉強しないで受験するよりも、しっかりと対策してから臨む方が合格の確率が高いです。
そこでこの記事では英検準2級の試験概要と、受かるコツも含めて具体的な対策方法をお伝えしていきます。
独学での合格を目指す方が多いと思うので、これから紹介する効率のよい勉強方法を取り入れて、短期集中で一発合格目指して頑張りましょう!
- 執筆者:Lin
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小4までアメリカの現地校に通い、帰国後は「英語はネイティブ並みでしょう?」という周囲の誤解とプレッシャーゆえに、英語の勉強から遠ざかった過去あり。中途半端な英語力にコンプレックスを感じ、大人になってから再勉強。英検1級。ケンブリッジ英検CAE。TOEIC910点。さらに英語指導者(TEFL)や児童英語指導者(TEYL)の資格を持つ。プロフィールの詳細はこちら
目次
英検準2級の試験概要!一次試験と二次試験の内容
それではまず、英検準2級の試験概要を見ていきましょう。
英検準2級は1994年から実施されている比較的新しい級で、3級と2級のレベルの差を埋めるために作られました。
主催する日本英語検定協会によれば目標とする取得学年は高校1年生ですが、中学生や小学生でも対策さえきちんととれば充分合格を狙える級です。
現在英検を受験するには以下の2通りの方法があります。
- 従来型
- 年3回実施。紙ベースの一次試験を会場で受験し、合格した場合のみ対面式の二次試験に進む。
- S-CBT
- 原則毎週実施。コンピュータテストを会場で受験。同日で一次と二次すべて受験できる。一次試験の合格点をこえていないと、仮に二次試験で満点でも不合格になる。
従来型でもS-CBTでも、試験の難易度や評価の違いはありません。
一次試験 | 二次試験 | S-CBT(一次+二次) | |
---|---|---|---|
試験日程 | 6月・10月・1月 | 7月・11月・2月 | 原則毎週実施 |
料金 | 5700円~7900円 (会場による) |
一次受験料に含む | 8500円 |
試験時間 | 筆記80分 リスニング25分 |
約6分 | 115分 |
問題数 | ■リーディング ・短文語句空所補充 ・会話文空所補充 ・長文語句空所補充 ・長文内容一致選択 ■ライティング ・英作文(意見陳述) 50~60語 ・Eメール(2024年度第1回試験より導入) ■リスニング ・会話応答文選択 ・会話内容一致選択 ・文内容一致選択 |
音読(50語程度) ・音読したパッセージについての質問 ・イラストについての質問 ・受験者の意見を問う質問 |
一次+二次 |
参照)準2級の試験内容
英検準2級のレベルと合格率!中学生でも合格できる?
英検準2級のレベルは日本英語検定協会によると「高校中級程度」とされていますが、国際標準規格のCEFRではA2に該当します。これは「初級者」のレベルです。
「日常生活に必要な英語を理解し、また使用できる」ことを目指しています。4技能ごとの細かい審査基準は以下の通りです。
英検準2級の審査基準
- 読む
日常生活の話題に関する文章を理解できる - 聞く
日常生活の話題に関する内容を理解できる - 話す
日常生活の話題についてやりとりすることができる - 書く
日常生活の話題について書くことができる
参照)各級の審査基準
英検3級までとの大きな違いは、教育や科学などを題材とした長文穴埋め問題が加わることです。
英検準2級の合格率は、現在公式発表がないため、残念ながら正確なデータはわかりません。
ただ過去には一次試験35%前後、二次試験80%前後で推移しており、その後大きな問題改訂がないことから現在も同程度の合格率と推測されます。
日本英語検定協会によると英検準2級受験者層の主なターゲットは高校生とされていますが、私が実際に受験会場で見かけた限り保護者が同伴しているような小中学生が多かったように感じました。
試験の内容は日常生活に関する範囲までなので、中学生や小学生でもきちんと対策すれば充分合格できるでしょう。
小学生の英検準2級対策は、別記事でより詳しく紹介しているのですが、こちらも非常に参考になる内容ですので、チェックしてみてください!(小学生の英検準2級対策)
英検準2級一次試験の勉強法!1ヶ月で合格を目指す
それでは英検準2級一次試験の具体的な勉強法を見ていきましょう。ここでは学習期間1ヶ月~3ヶ月の短期間で、合格を目指す勉強法を紹介していきます。
過去問を時間通りに解いて今の実力をチェック
英検公式ホームページでは、過去3回分の一次試験の過去問とS-CBT体験版を公開しています。
- 従来型過去問
準2級の過去問・試験内容 - S-CBT体験版
英検S-CBT 体験版|英検S-CBT
まずは本番と同じように時間を計り、すべての問題を解いてみましょう。最後まで解ききれなくても、時間がきたらおしまいにします。
解答を参照して答え合わせをし、結果を確認しましょう。
この時点ですべてのセクションにおいて正答率が半分以下だった場合は、まだ準2級の受験は早いです。
基礎的な学習が足りていません。受験料と受けに行く時間が無駄になるだけです。焦らずに英検3級のテキスト、または学校の教科書などをしっかり復習するなど基本を固めましょう。
英検は配点や合格点は公表していませんが、全体で6~7割正答できれば合格ラインにはのってくると考えられます。
すべてのセクションで7割とる必要はありません。合格のために最重視したいのは大問3と4の長文問題です。ここで最低でも6割、できれば8割とることを目指しましょう。
問題数でいえば各設問で1問までは間違えてOK。2問ミスは少し厳しいです。リーディング、ライティング、リスニングの各パートで極端に失点しているところがあれば、そのパートを重点的に学習して全体の底上げを図っていきましょう。
英検準2級単語・熟語の勉強方法
英検準2級合格に必要な単語数は3000語前後と言われています。3級合格の目安は2000語前後なことからも、準2級合格にはこれまで以上に意識的に語彙力強化に取り組む必要があります。
大問1 短文の語句空所補充(20問)対策
ダイレクトに単語や熟語の知識を問われるのが、大問1の短文語句空所補充問題です。個人的には英検でもっともレベルが高い箇所だと思います。どの級も他のパートと比べてもかなり難しいです。
この箇所を「満点取らなければ」と意気込む必要はありません。本番では20問中15問正解できれば上出来。まずは6割、12問正解を目指しましょう。
問題形式はパターン化しているので、とにかく問題数をこなすことが得点アップの近道です。
過去問を集中的に解いてみましょう。まずは過去3回分を繰り返し解いて、本番までに全問正解できるようになっていれば安心です。
単語・熟語の勉強方法とおすすめの参考書
単語は、実際に使われている例文と一緒に覚えるのがもっとも効率的で汎用的です。
ただ英単語を日本語に置き換えた意味を覚えるのではなく「どのような単語と組み合わせて使うのか」「どのような話題でよく使うのか」を知ることで、長文読解やライティング、スピーキング、リスニングなどすべての分野で「使える」語彙力が身につきます。
おすすめしたいのはこちらの参考書「【音声アプリ対応】英検準2級 文で覚える単熟語 4訂版」です。
「学校・教育」「社会・出来事」など10の英検頻出テーマごとに100字前後の比較的短めな「長文」が掲載されています。
各ページには日本語全訳、文法・語法、発音記号、関連語の解説があり、重要単語の確認まとめテストもついています。音声ダウンロードが無料でできるので、リスニング対策にも重宝しますよ。
勉強法としては以下の順番で取り組むことをおすすめしますが「時間がない」「とにかく重要表現だけ抑えたい」という場合は「4. テーマごとのキーワード・表現チェック」だけでもしておくとよいでしょう。
文単を使った学習の流れ
- 長文を読んで大意をとる
- 日本語訳を読んで内容を把握
- 文中下線部の重要単語の意味チェック
- テーマごとのキーワード・表現チェック
- 確認テスト
1ページ目から取り組むのではなく「今日はこのテーマから」と毎回別のテーマから選ぶようにすると偏りなくさまざまな話題に触れられるのでおすすめです。
幅広いテーマに触れておくこと、そしてテーマごとのキーワードを使いこなせることは、ライティングと長文読解のパートで必ず役に立ちます。
英検準2級文法の勉強方法
かつては5文型を答えさせるなどしていた英検ですが、最近では文法知識そのものを問う問題はあまりありません。
これまでの「文法知識がないと解けない問題」から、「文法知識があれば解きやすい問題」への変化が見られ、主に大問1で2、3出題される程度です。
そのため、英検準2級突破のための特別な文法対策は不要だと私は考えます。
過去問、練習問題を解いて、間違えたところを見直す。わからないところは手持ちの教科書や文法解説書などで確認する。
その程度で充分でしょう。
英検準2級長文読解の勉強方法
英検準2級合格のため最重視したいのが大問3と4の長文読解です。このパートで大きな失点をすると合格は望めません。
大問3 長文語句空所補充(5問)対策
空所がある文と、その前後を含めた3文を特に注意して読みましょう。
特に空所前後の前置詞に注目。お決まり表現の句動詞や熟語を見落とさないことが大切です。
大問4 長文内容一致選択(7問)対策
本番では一番時間をかけて、じっくり取り組みたいパートです。
【A】のメール文は冒頭の「From:差出人」「To:宛先」「Subject:件名」の3つをしっかり抑えること。
「誰が」「誰に」「何を」伝えているメールなのかを頭にいれながら本文を読みましょう。
ひっかけ問題も多いので、よくある読解問題のテクニック、「問題文に先に目を通し、該当箇所だけ英文を読んで回答する」のはおすすめできません。しっかり全体を読んで、正しく内容を把握してから問題に取り組みましょう。
【B】は400字程度の長文ですが、1センテンスは20字程度とシンプルな構造なので慌てずに読みましょう。
まずは「タイトル」を見落とさないこと。内容を理解するための最大のヒントです。
次に問題文を読んで「何を聞かれているのか」を把握し、該当箇所から答えを探します。知らない単語や表現が出てきても焦らないで。前後の文脈から推測しましょう。
リーディング力をつける勉強法
リーディング力を1日で劇的に上げる秘策は、残念ながらありません。日頃からいかにたくさん英文を読んでいるかで、読むスピードも読解力も差がついていきます。
「単語・熟語の勉強方法とおすすめの参考書」でご紹介したこちらの参考書などで、1日1文、毎日まとまった量の英文を読むことを習慣づけましょう。
リーディングの勉強でも、先程紹介した書籍「英検準2級 文で覚える単熟語 4訂版」が非常に役立ちます。
以下の3点を意識しながら読むと力がつくので、試してみてください。
リーディングの勉強で意識したい点
- 英文を読んで大意をつかむ(和訳は参考程度に参照する)
- 本文のなかでもっとも重要と思われる1文に線を引く
- 句動詞(例:get out, stay up)熟語(例:take place, according to)など言葉のまとまりを意識する
英検準2級ライティング(英作文)の勉強法
英検準2級のライティングは合格点を取りやすいパートです。確実に得点していきましょう。
大問5 ライティング(英作文)の対策
英検準2級のライティングの意見陳述問題は3つのポイントさえ抑えれば合格点が狙えます。
ライティングのポイント
- 自分の意見とその理由2つを答える
- 接続詞を正しく使う
- 論理展開を明確にする
文字数は50~60語と短いので以下の6センテンスで完成します。
- In my opinion…/ I think・・・ 自分の意見
- Firstly, 第一の理由
- For example, 具体例
- Secondly, 第二の理由
- In my experience, 具体例
- Therefore, 結論
スペルミスは減点されますが、それだけでは不合格にはなりません。全体的に読みやすく、判別しやすい丁寧な文字を書きましょう。
また英語にはない言葉をそのまま使うのも減点対象となります(例:Kyudo=弓道)。文中で使用する場合は「a traditional type of archery in Japan」といった補足文が必要です。
なお2024年度実施分より「Eメール問題」が追加され、英検準2級のライティング問題はこれまでの1題「意見論述」から2題へと変更されます。
受け取ったメールに対して、40語~50語程度で返事を書くことが求められます。返事に書いてほしいことを指示されるので、問題文はしっかりと読んで下さい。
また、「下線部に対して2つの質問をしてください」といったタスクがあるので、このタスクを必ず返事に入れるようにします。
タスクをこなすこと、質問されたことに答えること、メールと関係のない内容は書かないことなどが得点につながります。
満点は12点で、内容、語彙、文法の観点から採点されます(各0~4点)。送られてきたメールの返信になっていないと判断された場合は0点になる可能性もあるので、注意しましょう。
ライティング力をつける勉強法
ライティングは自己採点が難しいので勉強のしにくいパートでもあります。試験対策であれば、模範解答を真似して書いてみるのもよい訓練になりますよ。
英語ネイティブスピーカーやプロ講師に添削してもらうチャンスがあれば積極的に利用しましょう。
オンライン英会話のなかには英検の添削プログラムを提供しているところもあります。
ベストティーチャーの英検対策コースでは、旺文社の問題集『英検対策シリーズ』の問題をもとにしたレッスンが受けられます。
ライティングやスピーキングは、リーディングやリスニングと比べ「正しくできているのか自分でわかりにくい」ため、独学が難しいエリアですよね。
書いた英作文をきちんとプロ講師にチェックしてもらうことで、自分に足りないところが把握しやすくなります。
もちろんスピーキングレッスンでは面接の本番を想定した面接対策も可能です。
英検準2級リスニングの勉強方法
英検準2級のリスニングは、3級までと違い1度しか英文が読まれません。また理解の助けとなるようなイラストもありません。より集中して「聞く」ことが求められます。
リスニングテストの対策
英検準2級のリスニングテストは3部にわかれています。
英検準2級リスニング問題
問題の種類 | 問題数 | |
---|---|---|
第1部 | 会話応答文選択 | 10問 |
第2部 | 会話内容一致選択 | 10問 |
第3部 | 文内容一致選択 | 10問 |
合格のために抑えたいポイントは以下の4つです。
リスニング受験時のポイント
- 日本語の説明音声が流されている時間でできる限り問題を先読みする
- 「何を」聞かれているのか明確にする(Why, When, Who, What, Where, How)
- キーワードを素早くメモをする
- 万が一聞き逃したら諦める、ひきずらない、パニックにならない
意外と多い失敗が最後の「聞き逃したとき」です。なんとか思いだそう、それらしい答えを選ぼう、と焦るかもしれませんが次の設問の放送が始まったら潔く諦めましょう。
次の問題まで聞き逃し、最悪の場合そのあとが全滅しかねません。
英検準2級のリスニングテストの場合、1つの英文につき1つの設問しか出題されません。
仮に1問聞き逃しても、次の設問はまったく別の内容なので切り替えて次の問題に集中する方が得策です。
1回1回の音声にしっかり集中すること。当たり前のことですが、合格点を取るには絶対に必要な心構えです。過去問を使ってしっかり練習しておきましょう。
リスニング力をつける勉強法
英検準2級合格のためのリスニング力をつけるのに最適なのは、過去問のリスニングテストで用いられた英語スクリプトの音読です。
ただ読むだけでなく、しっかりお手本音声を聞いて以下のポイントを明らかにします。
リスニング力をつける勉強のポイント
- 息継ぎはどこでするのか
- 続けて聞こえる単語(=リエゾン)
- 強調すべき単語
つかえずに音読できるようになったら、お手本音声を流しながら、一緒に音読していく「オーバーラッピング」をしてみましょう。
最後に問題文を解いてみます。驚くほどよく聞こえるはずです。この練習をくり返すと英検本番で初出の音声を聞いても、しっかり内容が聞き取れるようになりますよ。
リスニングの勉強についてより詳しい内容は「英語のリスニング勉強法」の記事で紹介しているので、こちらもぜひ参考にしてください。
英検準2級面接(二次試験スピーキングテスト)の対策
一次試験を突破すると、英検準2級の面接(二次試験スピーキングテスト)があります。
合格率は現在公式発表されていませんが、以前は8割前後と言われていましたので大きな変化はないと思われます。
面接というと「緊張してしまう」「何を話せば良いのかわからなくて不安」と思われるかもしれませんがそれほど身構える必要はありません。
以下のようなNGパターンにさえ陥らなければ合格できるでしょう。
英検面接のNGパターン
- 声が極端に小さい
- 沈黙してしまう
- 聞かれた質問に答えていない
- 単語のみで返答し、フルセンテンスで解答しない
英検準2級の面接ではイラストを見ながらの「状況説明」に加え、「受験者の意見」を問う質問があります。
テーマは日常生活に関することがほとんど。難しく考えすぎず、自分の意見をしっかり答えましょう。“I think…” “I like…” に続けて理由を“Because…” で伝えられれば大丈夫です。
過去問を参照し、これまでに出題された問題に関して自分の意見を「自分の考え」「その理由」の2文でまとめる練習をしてみましょう。
スピーキング力をつける勉強法
スピーキングは独学では磨きにくいスキルのひとつです。まずは「自分の意見を持つ」「自分の意見を伝える」ことを日頃から意識することから始めましょう。
たとえば「晴れの日と雨の日どちらが好き?」と聞かれたときに、すぐに答えられますか?
私はこうした質問をされると「私の意見なんか聞いてどうするの?」「そんなのどちらでもいいじゃないの」と反射的に考えてしまうひねくれた思考の持ち主なので、実は検定試験のスピーキングテスト対策では苦労しました。(笑)
何事にも自分の意見を(たとえ本心とは違うとしても)持つ。そしてそれを第3者に聞かれたときに反射的に言えるようにする。
英検突破だけでなく、コミュニケーションの基本となるスピーキング力をつけていくためにはとても大切なことです。
そして自分の意見を持てるようになったら、やはり話し相手が欲しいですよね。台本のない会話を通して、スピーキング力は向上していくものです。
ネイティブスピーカーと話せる機会はどんどん活用していきましょう。
ネイティブスピーカーと話す機会を作る、もっとも手軽な方法は英会話スクールです。とくにオンライン英会話なら、今日からでも始めることができますよ。
ここでは準2級の英検対策におすすめの英会話を紹介しますので、参考にしてください。
ベルリッツ(英検対策コース)
ベルリッツでは中高生を対象とした英検対策コースがあります。
英検3級〜1級の二次対策に対応しており、模擬面接を通して、アティチュードの指導も受けられるので、万全を期して面接(二次試験)に臨めますね。
部活や学校で多忙な中高生でも受講しやすいように、レッスン日程も柔軟に組めるようになっています。
1日から受講可能な短期集中コースもあるので、一次試験終了後からの対策でも充分間に合いますよ。
またベルリッツでは面接(二次試験)だけでなく、一次試験や苦手分野のみの重点対策、さらには英検以外の試験対策も行っているので気軽に相談してみましょう。小学生の受講も受け付けています。
ベルリッツの基本情報
対象年齢 | 4歳~大人 |
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料金プラン例 | 英検®二次面接 直前対策マンツーマン(平日コース:10レッスン) 授業料:72,840円 受講可能時間帯:平日 8:30~18:10 ※平日+土日祝コース(受講可能時間帯:全時間)もあり ※入学金別途必要、教材費なし ※その他プランもあり(要問合せ) |
1レッスンあたりの受講時間 | 40分 |
レッスン時間帯 | 要問合せ |
レッスンの予約 | 要予約 |
レッスンシステム | Skype不要の独自レッスンシステム ※自動録画機能あり |
英検の対応級 | 5級・4級・3級・準2級・2級・準1級・1級 3級・準2級・2級・準1級・1級の短期二次試験対策もあり |
英検対策の教材 | 要問合せ |
その他教材 | 日常英会話・ビジネス・英語初心者・ネイティブレッスン |
教師 | アメリカ・カナダ・南アフリカなどネイティブ教師が中心 フィリピン人などアジア圏の教師も在籍 ※教師の紹介ページあり |
注意点 | コースによって料金、レッスン回数、レッスン時間、教材費の有無などが異なる |
無料体験レッスン | 無料カウンセリング(30分) レベルチェックと体験レッスン(30~40分) 無料体験後の自動入会なし |
※ 料金はすべて税込みです。
- 最大3レベル分の教材費0円(最大52,800円相当)
- 自己学習+マンツーマンレッスン9,900円割引
- 80レッスンの特別プラン
キャンペーン期間:11月30日(土)まで
kimini英会話(英検®準2級合格コース)
オンライン英会話のkimini英会話では「英検®準2級合格コース」があります。
学研の人気書籍「英検準2級をひとつひとつわかりやすく」をもとにしたコースで、英検準2級合格に必要な語彙や文法の学習に加えて、学んだ内容を実際の会話で使うことで「話す・聞く・書く・読む」の4技能を総合的に身に付けられます。
二次試験対策のための模擬試験8回分を含めた、全73回のオンラインレッスンと各回の予習復習で、英検準2級レベルの英語力と会話力の習得が可能です。
1人でテキストを用いて学習していると、どうしてもモチベーションが落ちたり、わからないところをそのままにしてしまったりしがちですが、このコースでは講師と一緒に勉強を進められるので楽しく英検対策が続けていけます。
見事合格すると、お得な特典もあるのでぜひキャンペーンもチェックしてみてください。
kimini英会話の基本情報
対象年齢 | 3歳~大人 |
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料金プラン |
■Plusプラン スタンダードPlusプラン 月額7,480円(毎日1レッスン+トレーニング+進捗管理) ウィークデイPlusプラン 月額5,940円(平日1レッスン+トレーニング+進捗管理) ■月会費プラン スタンダードプラン 月額6,380円(毎日1レッスン) ウィークデイプラン 月額4,840円(平日1レッスン) ※ウィークデイプランは平日9時〜16時のみ受講可。また受講できるコースが一部制限あり。 ■回数プラン 月2回プラン 月額1,210円(1日最大2レッスン予約可) 月4回プラン 月額2,420円(1日最大4レッスン予約可) 月8回プラン 月額4,840円(1日最大8レッスン予約可) ■幼児プラン(4歳・5歳対象、1回15分レッスン) 月8回レッスン 月額7,260円 ※英検合格コースは、スタンダードプラン、スタンダードPlusプランのみ受講可。 |
1レッスンあたりの受講時間 | 25分 |
レッスン時間帯 | 6:00~24:00 |
レッスンの予約 | 要予約 |
レッスンシステム | Skype不要の独自レッスンシステム |
英検の対応級 | 5級・4級 3級・準2級・2級の一次二次試験対策 準1級の二次試験対策 |
英検対策の教材 | 英検をひとつひとつわかりやすく。(学研) |
その他教材 | 英語初心者・子ども向け(幼児・小学生・中高生)日常英会話・ビジネス・試験対策(GETC) |
講師 | フィリピン人講師約700人 ※講師の紹介ページと動画あり |
その他サービス | ・日本人スタッフのLINE無料サポートあり ・無料の予習復習の教材や動画あり |
注意点 | ・月会費プランは1日にまとめての受講は不可 ・回数プランは1日に複数レッスンをまとめて受講可 ・コースのレッスン教材はとばして受講はできない |
無料体験レッスン | 10日間毎日1レッスン25分 無料体験後の自動入会あり※1 |
※ 料金はすべて税込みです。
※1 無料体験後に有料会員にならない場合は、解約または休会手続きが必要になります。
kimini英会話では、10日間の無料体験つきで初月10円(税込)で利用できます。
適用期間:2024年11月25日(月)まで
※初月10円になるのは、スタンダードPlusプラン、ウィークデイプラン、ウィークデイPlusプランが対象です。
英検準2級の直前対策!試験1週間前から前日にすること
いよいよ試験日が迫ってきた最後の1週間。英検準2級合格のためにしておきたいことをまとめました。
英検準2級の過去問を使って時間配分を確認する
試験直前の対策で絶対にしておきたいのが、時間配分の確認です。初見の過去問、または予想問題を用いて本番通りに時間を計って問題を解いてみましょう。
リーディング29問+ライティング2問の制限時間は80分。時間配分の目安は以下の通りです。
問題 | 問題数 | かける時間 |
---|---|---|
【大問1】短文語句空所補充 | 15問 | 8分 |
【大問2】会話文空所補充 | 5問 | 8分 ※16分以内にここまで終わらせる |
【大問3】長文語句空所補充 | 2問 | 10分 |
【大問4】長文内容一致選択 | 7問 | 20分 |
ライティング(50~60語) | 2問 | 30分 |
制限時間80分のうちライティングに30分を確保することを前提に、それ以外のリーディング問題は約45分で終わらせます。
大問1に時間をかけない
「大問1 短文語句空所補充(15問)」はなるべくトップスピードで解きます。「語句を知っているか否か」が問われているので、知らない語句は考えてもどうしようもありません。
1問につき30秒を目安に、それ以上かかる場合はその時点で最適と思う解を書き、飛ばしましょう。
なお、回答欄を空欄にするのはおすすめできません。あとの解答がずれる危険性があります。
時間が余ったときに見直ししやすいように、問題に印をつけておくことを忘れずに。
ライティング問題に30分は確保する
英検準2級のライティング(意見論述)は50~60語、センテンスにして5~6文で完成できます。また2024年度から導入されるEメールは40~50語と、意見論述とより少し少ないです。
一見楽に思えますが、短い分しっかりと論理構成を考えてから書かないと収拾がつかなくなります。
ですから、いきなり文章を書き始めるのは絶対NGです。
「聞かれていることはなにか」「自分の意見はYesかNoか」「理由2つ」「具体例」を箇条書きでよいので要点を整理してから英文を書き始めましょう。
書き始めれば1問5分で書けるでしょう。英語が思い浮かばなくても諦めないで。小さな子供に説明するようなシンプルな表現でも、構成さえしっかりしていれば合格点はもらえます。
試験時間が残り30分になったら、仮にほかのパートが解ききれていなくてもライティングに着手しましょう。
マークシートはでたらめでも塗りさえすれば、得点できる可能性が4分の1の確率でありますが、ライティングは書かなければ0点です。着実に点を取りに行きましょう。
ちなみにライティング問題の出題順は、Eメール問題が先になります。
時間が余ったら大問3と4の見直しやリスニングの先読みをする
幸いにも時間が余ったら、まず見直しをしましょう。時間をかけたいのは大問3と大問4の長文読解です。落ち着いて読んでみると、間違いに気づけるかもしれません。
ちなみにライティングの見直しは、私はおすすめしません。
論理展開をよりよくするために書き加えるのはまだよいのですが、根本的に書き直したくなってしまうと一度書いた文章を消しゴムできれいに消す手間もあり、時間切れになりかねません。
20分以上余ってしまうなど、よほどの余裕があるとき以外はやめておきましょう。
見直しをしてもそれでも時間が余ってしまったら、リスニングの問題を先読みしておきます。
英検準2級の頻出単語をテーマごとに復習する
「単語・熟語の勉強方法とおすすめの参考書」でご紹介した参考書「英検準2級 文で覚える単熟語」などで、テーマごとの頻出単語や表現を復習しておきましょう。
スペルミスなく自分で書けるまで完璧にする必要はありませんが、できれば音声を聞き、音と単語を一致させておくとリスニングでもリーディングでも生きてくるので一石二鳥です。
英検準2級対応の英語アプリを使ってスキマ時間に勉強する
無料のアプリでも英検準2級対策に使えるものは多くあります。
まとまった勉強時間が取れなくても、通学時間やちょっとした待ち時間にも取り組めますよ。
スタディギア for EIKEN
日本英語検定協会と共同開発された英検専用の学習者用アプリです。
受験予定日を入力しておくと、試験日までの学習スケジュールを作って毎日取り組むべき問題を出してくれます。
※「スタディギア for EIKEN」は2024年3月31日をもってサービスを終了しました。
「スタディギア for EIKEN」の基本情報
販売元 | Eiken Foundation of Japan |
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値段 | 英検受験申し込み者は基本無料 プレミアムプラン:3,980円(税込) |
OS | iOS Android |
「英検公式 – スタディギア for EIKEN」の詳細はこちら
英検®英単語
「英検®英単語」は、人気アプリ「早打ち英文法」を提供している会社と、同じ会社のアプリです。
英検5級~2級の頻出単語全5572問題が収録されており、級ごとに問題を解くことができます。
特にあとひといき語彙力を高めたいときに、こちらのアプリの活用をおすすめします。ゲーム感覚で取り組めるので、満点目指して何度でもチャレンジしてみましょう。
「英検®英単語」の基本情報
販売元 | Gakko Net Inc. |
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値段 | 無料 |
OS | iOS Android |
「英検®英単語」iOS版はこちら
「英検®英単語」Android版はこちら
英語の友 旺文社リスニングアプリ
旺文社の英検テキスト用のリスニングアプリです。かつてはテキストに付属しているCDを再生することでしか、音声を聞くことはできませんでした。
現在はこのアプリ内で、現在使用しているテキスト名を選ぶだけで手軽に音声を聞くことができます。リスニングテスト対策にも最適です。
「英語の友」の基本情報
販売元 | Obunsha Co.,Ltd. |
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値段 | 無料 英語の友プレミアム 月額1,800円※すべての機能が利用可能 |
OS | iOS Android |
英検準2級の勉強方法や試験対策についてよくある質問
- 英検準2級に合格するための勉強時間の目安ってどれくらい?
- 準備期間を1~3ヶ月とするならば最低でも1日30分、できれば1時間は受験対策として時間を取りましょう。細切れでもかまいません。
単語チェック、長文読解、ライティング、それぞれを5~10分。できれば毎日行い、無理なら1日おきでも良いので取り組んでみましょう。
5日に1回、1週間に1回など定期的に過去問や予想問題を本番通りに時間を計って解いてみると、実力がついていっているのがわかって、やる気も維持できますよ。 - 英検準2級の問題集は買った方がいい?おすすめ教材は?
- 英検の問題はある程度パターン化されています。確実に合格を狙うのであれば、問題数を多くこなしておくことが近道になると考えます。
おすすめは旺文社の予想問題集「【CD2枚付・音声アプリ対応】7日間完成 英検準2級 予想問題ドリル 5訂版」です。
私は自分が受験したときも、子供に受験させたときも必ずこの問題集を使ってきました。
本番形式の問題がセットになり、リーディング、ライティング、リスニングの各パートの総復習が7日間で効率よくできるようになっています。
7日目は面接(二次試験)の対策もあるので、S-CBT形式で筆記試験と同日に面接を受ける場合でも安心して臨めます。
ちなみにこれを本当に7日間でやろうと思うとかなりハードなので、3日に1回くらいのペースで取り組むことをおすすめします。やるときはしっかり時間を計って、本番と同じ緊張感で行いましょう。 - 英検準2級合格のために塾に行ったり通信講座を受講する必要はある?
- 効率よく合格へと導いてもらえる塾や通信講座は利用するメリットもあるでしょう。しかし受講さえすれば誰でも合格するわけではありません。
結局は自分自身で、足りていないものを明らかにし、合格ラインに近づける努力が不可欠です。学生であれば、まずは学校の英語の授業内容を確実にしましょう。
教科書の文法事項は理解できているでしょうか。頻出単語などは抑えられているでしょうか。ライティングやスピーキングはネイティブに見てもらえて、英検対策に対応しているオンライン英会話なども利用できますね。 - 英検3級または2級とのダブル受験(同時受験)はしてもいい?
- 英検は隣接する級を同日に受験する「ダブル受験」ができます。ダブル受験のメリットは、効率よく資格取得が可能なことです。
入試などで「いつまでに○級取得したい」という希望がある場合は、合格濃厚な級と、いちかばちかのチャレンジ級の2つを1日で受験できるのは効率的といえます。
デメリットは疲れることです。午前と午後それぞれ別の級を受験しますので、丸一日費やすことになり疲労感からパフォーマンスが落ちることも心配です。
これまでは英検受験の機会が年に3度しかなかったためダブル受験のニーズもあったかもしれません。
ですが、コンピューターベースも組み合わせれば受験機会は増えるので、あえて同日に受験することもないのではないかと私は思います。
【まとめ】英検準2級合格を目指して必要なスキルを磨こう
この記事では英検準2級を目指す方に向けて、確実に合格するための勉強方法と試験における対策をお伝えしてきました。
英検は「何歳で○級を持っているからすごい」「何歳までに○級を取っていないと恥ずかしい」ということはない、と私は考えています。
目指す級の合格のためにしっかり対策を取り、必要とされるスキルを磨いていくことこそに意味があるのではないでしょうか。
ぜひ一発で英検準2級を取得し、その先の2級、そして1級を目指して英語学習を続けていきましょう!